朝ドラ俳優。
な、なんと。
NHKの連続テレビ小説『おちょやん』に、令和喜多みな実の野村君が今週から出演すると言う。
相方の河野君のnoteを読んで野村君の出演を知り、「これはリアルタイムで見なければ!」と、必死こいて約3週間分溜まってた録画をイッキ見。
リアルタイム視聴準備完了!
〝今週のおちょやん〟という形で新聞のテレビ番組欄やネットの情報欄に、今週のあらすじや出演者が載ってるんだけど、それを読んだ限りでは野村君の名前は一切出て来ない。
「チョイ役なんかなぁ…。」と思いつつ見てみる。
いきなり居た。
「おお~~!」
一人、大盛り上がり。
先週、夫の一平と離婚した主役のおちょやんこと千代は、道頓堀から姿を消してしまう。
その千代に、ドランクドラゴンの塚地さん演ずる漫才師から、新しく始まるラジオドラマの相手役として、行方不明の千代を探し出して欲しいと頼まれ、千代を探し出す演出助手・桜庭三郎が野村君の役どころ。
今週の流れからすると、結構大事な役回り。
チョイ役なんてもんじゃ無い。
ワンショットも結構あります。
15分のドラマの中で、俳優野村君をたっぷり堪能。
力のある相手に対して調子の良い上司に不満を抱きつつも、自分の仕事は自分でちゃんとやる桜庭三郎。
心ん中に不満や疑問を抱いてるちょっと屈折した感じが、野村君自身ともオーバーラップする所があって、ニヤニヤしてしまった。
画的にも、スーツ着て立ってるだけで昭和20年代の感じが漂う。
個人的には、今日火曜日のオープニングで千代の自宅を尋ね当てて、自宅の様子を伺ってる時に、向かいのお宅から出て来た子供と奥さんに怪訝な顔をされた後の小芝居がツボだった。
(時間にして0.5秒ほど)
昨日も今日も野村君一杯出てますっ!
ところで、ふと、「あれ?オープニングで野村君の名前、テロップに出てたっけ?」と思う。
あれ、気付かへんかったな。
出てない訳無いのに。
録画もしてるので、仕事行く前に巻き戻して確認。
しっかり出てました。
そっか。
勝手に
【野村尚平(令和喜多みな実)】とか、
【令和喜多みな実・野村尚平】
って形で出るもんやとばっかし思い込んでたから、見落としてしまったんやな。
一俳優、野村尚平として出演してまっせ。って事やな。
今となっては芸人さんがドラマに出るのは珍しい事でも何でも無い。
でも何度もドラマや映画に出演した事のある俳優としても認知されてる芸人さんを見るのと、漫才劇場所属の野村君が出演するのを見るのでは、あたしの興奮度が違う。
しかも、NHKの朝ドラだぜっ!
おちょやんは、視聴率20%超えが当たり前の歴代の朝ドラに比べると、ちょっと苦戦している。
⚪︎おちょやんのモデル、浪速の名女優、浪花千栄子をほとんどの人が知らない。(あたしも知らない。)
⚪︎昭和の庶民的な暮らしぶりがベースなので、画的にうっすら汚くて暗い。
⚪︎朝ドラ名物イケメン俳優があまり出て来ない。
色々指摘されてるけど、あたしは凄く楽しみに見てる。
何と言っても主役の杉咲花ちゃんが無茶苦茶無茶苦茶芝居が上手い。
演じてるって感じが無い。
ホンマにそこに千代が居て、泣いて笑って怒っていると思える、なり切り形女優。
関西人では無いのに、イントネーションも完璧。
そして、朝ドラでは大抵一週目は主役の子供時代を子役が演じる。
数々の子役が名演技を見せて来たけれど、おちょやんで千代の子供時代を演じる子役の毎田暖乃ちゃんが舌を巻くほど上手い!
演技の上手な子役は一杯居るけど、テクニックとしての上手さみたいなのが前面に出てしまって、「どう?私上手いでしょ?」と身体から漏れてしまってる子役が多い。
それに比べてこの暖乃ちゃんは、その時代の子供としてちゃんと生きてて、台詞も覚えてるから言うのでは無くて、その時の感情を乗せて自然と口から出ている様な、自然で且つ存在感たっぷりな演技を見せてくれる。
千代の姪っ子として再登場してくれて、「待ってましたっ!」って感じ。
野村君も一杯出てる。
暖乃ちゃんが再登場してくれた。
千代はきっとラジオドラマの出演オファーを受けて、また楽しい展開を見せてくれるはず。
俄然、楽しみが増した『おちょやん』。
何故か東京制作に比べると視聴率が振るわない大阪制作の朝ドラ。
あたしは楽しみに見てるぜ。
「負けんな、頑張れp(^-^)q」
有言実行の人。
録画しといたのを今頃見るシリーズ。
4/1放送、ダウンタウンDX。
20組のゲストの自宅の間取りを風水師の李家幽竹先生にランキングしてもらう企画。
アインシュタインはコンビで出演。
稲ちゃんの縁起物を飾りとして置いてるお部屋は特に可も無く不可も無く。
55点で20人中11位。
『可も無く不可も無く。』
って言うか、間取りを見せる番組やのに、完璧にネタ見せに行ってる稲ちゃん。
何回見たか分からない元カノ、ハイヒールリンゴさん仕込み。
個人的にはモモコさんまで引っ張り出して来てボケる稲ちゃんに、「同期でイジんな。」とボソッと浜ちゃんが言ってたのが一番ウケた。
そして、もう一つのお馴染み、洗面所のハナノア。
実際に鼻うがいしてみせる。
怖いねんて。
画的に怖いねんて。
見てよ。
右上のワイプの中の女の人、全く笑って無いねんから。
それにしてもこのハナノアの常備具合。
完璧。
いつ見ても10個近く常備してある。
こんなにいつもハナノア使ってますよ、お世話になってますよってしょっちゅうネタよろしくやってるのに、CM話はやっても来ない。
厳しいか。
今田さんがやってても、ちょっとギョッとしたもんな。
小林製薬さん。
どんなもんでしょう?
ハナノアのCMにアインシュタインの稲ちゃんの起用。
好評価はもらえないかも知れませんが、話題になる事間違い無しです。
一度ぜひ勇気を持ってご検討を。
さて。
一方のアニキ。
お洒落にこだわり抜いた中目黒の新築マンションの自宅公開に自信満々のアニキ。
初めてマンションの廊下が映った。
長っ!
廊下長っ!
思ったよりデカいなこのマンション。
塵一つ落ちて無い、美しい暮らし振りは何回見ても素直に「スゴいな。」と感嘆する。
稲ちゃんも凄く綺麗にしてた。
アインシュタインはコンビで綺麗好き。
コンビ揃って綺麗好きって案外居ない。
綺麗に片付いたお部屋の中で、ご自慢のソファーでくつろぎながら語るアニキ。
そうか。
元が雑居ビル屋上プレハブ掃除小屋生活やったもんな。
成功したら綺麗な部屋に暮らしたいと思うのは当然よな。
でも、台風が来たら屋根ごと飛んで行く様な開放感も、お風呂の窓開けといたら先にカラスが入ってて行水してるような、野生動物との共存共栄も、この大都会東京のお洒落ライフでは味わう事は出来ひん。
ええんか、アニキ、それで?
なんか大切なもんを失ってへんか?
どーでもええけど、〝雑居〟と打ったらその後勝手に〝ビル屋上プレハブ掃除小屋〟と変換候補が出て来る様になった。
賢いぞ、あたしのスマホ。
さすがの学習能力。
どうよ、お洒落でしょうって自信満々のアニキに対して幽竹先生の診断は、
35点。20人中15位。
ほらな、前から風水的にはドライフラワー飾るのは最悪やとこのブログに何回か書いて来た通り、幽竹先生曰く
「ドライフラワーは花の死体、ミイラですからね。」
アニキ。
花の死体と暮らしてる!
捨てりって。
こういうの結構気にする癖に。
ま、あたしは風水なんぞ全く気にしない。
ほんなもん気にしてたら暮らしにくい。
それを言ったら元も幸もないけど。
そして、幽竹先生のアニキのお部屋診断の締めくくりがこの言葉。
捨てりって!
どうでのうても放っといても40過ぎてんねんから、枯れてく一方やのに。
花のミイラに人間の養分吸い取られてんで。
ところで、この番組見る前に水曜日のダウンタウンの録画を見てたら、そこでもアニキの部屋が映ってた。
一人暮らしでもトイレに入ってる時ノックされたら「入ってます。」と答えるかの検証企画。
怖がりのアニキはド真剣に怯えてて、面白い返しとか一切無く、「やってええ事と悪い事の判断せなアカンでしょッ💢」とキレていた。
それはいい。
何が凄いって、お洒落な部屋に住んでるのを武器に、それで何回もテレビ出演に繋げてる事。
前にアニキの東京での新居探しに密着してる番組で、どんな部屋に住みたいか聞かれて「売れる部屋。」と即答してたアニキ。
どんな形でもいいから仕事に繋がる様なお洒落な部屋に住みたいと話してた。
今、まさにその通りになってる!
この花の死体ミイラと暮らすお洒落ライフで、幾つもテレビ出演してるもん。
凄い。
たくましい。
有言実行の人。
だてに雑居ビル屋上プレハブ掃除小屋で生き抜いて来て無い。
見かけによらず、結構根性叩き上げの人なんです、アニキって。
「お達者でぇ~。」
明日は2ヶ月振りのなんばグランド花月でのアインシュタインを観るはずだった。
本当に2ヶ月空いた。
ホンマなら、4/1の単独ライブに当選してるはずだったのに、だだ外れ。
かすりもしなかった。
アインシュタイン枯れとも言うべき、禁断症状に襲われ取ったチケット。
でも、減反政策の麦地の草抜き作業と丸被りしてしまった。
営農組合員が麦の植わっている田んぼに入り、雑草を抜きに回ると言う恐ろしくアナログな人海戦術で、より良い麦の収穫を目指す作業。
この前から仕事と営農組合の作業が重なってばかりで、欠席続きで肩身が狭かった。
さすがに今回は出役しないとマズいか…。
NGKに行くのを諦めるか…。
でも、雨で作業が出来なかったら行けるし!
でも、ど~考えても晴れそうやしな…。
あ~どうしよう…。
嘘つくのも辛いし…。
と、昨日まで散々悩んでたら、大阪府に発令された緊急事態宣言の煽りで、大阪のよしもとの劇場の公演は全て中止もしくは延期になってしまった。
「あら。」
「ええ~、そうなの?」
「やっぱし駄目?」
「アカン?」
「無理?」
「無理かぁ…。」
「う~~ん。しゃーないかぁ…。」
夜中にぐるぐる思う。
これだけ感染者が増えてしまうと、致し方ない。
飛沫感染防止から人流を止める作戦に移行している中、生活に絶対不可欠では無い、あれば楽しい、あればなお良しの生活に潤いを与える役割の劇場公演はターゲットになってしまう。
残念⤵️。
でも、お客としての立場から言うと、どうなるのかハッキリ分からなくて行動の計画が立てにくいよりは、ハッキリ中止ないし延期としてくれた方がスッキリ諦められる。
早々の発表、ありがとうございます。
でも、芸人さん達はガッカリやろな。
テレビ出演より、劇場での寄席中心の芸人さんにとっては、生活に直結する緊急事態。
何とか踏ん張って終息に向けて、我慢するしか無いのよな…。
こうなって来ると、オンライン配信が整備されてて本当に良かったと思う。
目の前にお客さんが居ないのに、笑いを生み出すのはテンションも上がらないし、無茶苦茶難しいとは思うけど、頑張って下さいまし、皆さん!
そうそう。
昨日これが届いた。
アニキデザイン。
『雑居ビル屋上プレハブ掃除小屋Tシャツ』
想像してたより、生地しっかりしてます。
今度アインシュタインに会えるのはいつなんやろか。
これを着て、胸にプレハブ掃除小屋、心に笑いを抱いて寝るぜ。
アニキ。
アニキぃ~~。
「お達者でぇ~~~。」
(ToT)/~~~
ラブとら。
行って来ましたっ!
(この始め方久し振り。)
『ラブとら ~開幕からどんだけ勝つねん!優勝や!~』
無茶苦茶久し振りの漫才劇場。
なんだか懐かしい。
ラブとらのチケットが発売された時、「サブタイトルからイジりに行ってるやん。」と思ってたのに、ホンマに優勝してまうかもしれん、阪神タイガース。
一昨日まで破竹の8連勝やったのに、ラブとら前日にきっちり負ける阪神タイガース。
球団にツキが無いのか、ラブとらメンバーにツキが無いのか。
ま、明らかに後者ですな。
今回は伊丹君が育成選手としてオリックスにトレードに出された為、欠席。
代わりに隣人が出てた。
芸人さんの中にもなんぼでも居る阪神ファン。
1年近く久し振りのシカゴ実業の山本プロ野球君の髪型が変わってて、一瞬誰か分からず。
なんか前の輩(やから)感満載の見た目から毒っ気が抜けて、思い切り自宅でくつろぐ美容師みたいになってた。
ところで、あたしの前の席の女の子が、始まる前に買って来た芸人さんステッカーの封を開けてた。
誰の買ったんやろ?と思ったらネイビーズアフロだった。
ラブとらメンバー関係無いやん。
今年触れずにはいられないルーキー佐藤輝明選手のホームラン。
今シーズン全てのホームランを連続で見ると、インパクトの瞬間の音がえげつない。
ホンマにどえらい新人が入って来たもんだ。
良かった、阪神タイガースで。
甲子園では不利な左打者。
でも今んとこそんな心配は全く必要ない活躍ぶり。
久し振りの新人賞なるか。
獲ってくれっ!
名シーンを振り返った後はお決まりの迷シーン。
藤浪晋太郎投手がホームラン打ってホームベースを踏んだ瞬間の実況アナの「制球乱してゴメンね。」のイジり。
見てたはずなのに、ホームラン打ってくれた事が嬉しくて全く記憶に無かった。
改めて阪神ファンと一緒に見ると爆笑もんやった。
このコーナーでは見落としてたシーンを色々振り返れて無茶苦茶楽しい。
クイズコーナーでは新しい問題のファーストネーム当てっこ。
名字の下の名前を当てましょうクイズ。
西純矢投手しか分からず。
意外と名字でしか呼んで無いもんね。
私服姿のショットの顔部分だけを隠して、どの選手か当てる新クイズで大盛り上がり。
名前は分からんかったのに、木浪選手と梅野選手と西投手が分かって嬉しい。
案外選手ってシンプルな私服なのよ。
身体が資本で自信があるからこその私服って感じ。
何のことは無いのに、俄然盛り上がる。
どのクイズにも強さを発揮したシカゴ実業の中川ひちゃゆき君が優勝。
ホンマに詳しい。
劇場から出る時、40歳代の女性二人が感想言いながら歩いてて、シカゴ実業二人のnoteがスゴい面白いと話してた。
「あ~ホンマにラブとらファンなんや。」と妙に嬉しくなる。
盛り上がった私服クイズを提案してくれたのが、なにわスワンキーズのこじまラテ君なんだと。
提案だけして出演は無し。
ラテ君も大の阪神ファンなんやから、次回から出演してくれたらええのに。
もう一人の前田君は大の巨人ファン。
あ。
一度阪神ファン対巨人ファンで相まみえるラブとら回があっても面白いかも。
それなら、只今推し中のなにわスワンキーズ勢揃い出来るやん。
楽しい時間はあっという間。
1時間なんてすぐ経つ。
次のラブとら回の時には、『ホンマに優勝してもうたで。ありがとう阪神タイガース!』ってサブタイトルの元集まれたら最高やのにな。
と言いつつ、今日は巨人に3点リードされてる阪神タイガース。
踏ん張れっ!
阪神タイガース!
隣人のその先。その⑰【脳内アニキvol.32】
お釣り手渡し事件から五日振りに楓はアルバイトに出掛けた。
別にあの事件で嫌になって行くのを渋ってた訳では無い。
元々のシフトがたまたまそれだけ空いていたのだ。
でも出勤すると、他のバイトのみんなから、「嫌になって辞めたのかと思った。」と言われた。
どうやら楓はもの凄く意志の弱いええ加減な子と映っているらしい。
桜井さんも辞めていなかった。
むしろ、前よりもより爽やかにパワーアップして、「おはよう!元気にしてた?」と眩しいくらいの笑顔で声を掛けてくれた。
ゆずるがやたら桜井さんの事気にするから、焼き餅焼いて辞めてくれたらいいのにと一瞬思ってしまった自分が、もの凄いクズな様に思えてしまう、そんな笑顔だった。
あの怒鳴り散らしたトンデモ老人は、あの日以来姿を見せていないらしい。
それまではほぼ毎日来ていたのに。
恥をかかされたと思ったのか、とにかく一切来なくなった。
コンビニに平和が戻っていた。
主婦パートの藤本さんは、「民意の勝利よ!」と言っていた。
「民意の勝利」
イマイチ意味は分からないけれど、なんだか格好いい。
楓が出勤して無かった5日間の間に大きな変化があった。
あの実質的にお釣り手渡し事件を収めてくれた関西弁の男性が、どうやら桜井さんといい感じらしいのだ。
その日のバイト終わり、桜井さんと藤本さんと楓は上がりの時間が一緒で、深夜バイトのスタッフと交代した。
いつもは少しお喋りしたりして、まったりしてからコンビニを出るのに、この日の桜井さんはダッシュで制服の上着を脱ぐと「お先でぇーす。」と出て行った。
何か予定があるのかな?と思いながら楓がその後出て行くと、二つ先の信号の角の本屋で桜井さんを見かけたのだ。
桜井さんは一人では無かった。
あの関西弁の男性と話していたのだ。
「おはよう!元気にしてた?」と楓に声を掛けてくれた時の3倍くらいの笑顔で。
遠目に見ても桜井さんの笑顔が光ってる様に見えた。
そしてその隣の関西弁の男性は、もうこれ以上ないくらいデレデレしてるのが離れている楓の所まで伝わって来た。
「ええっ!そんな事なってんの?」
思わず声に出すと、「やっぱり!」とすぐ隣で声がした。
ギョッとして見ると、反対方向に帰って行ったはずの藤本さんが隣に立っていた。
楓「藤本さん!」
藤本さん「やっぱり。私の読みは正しかったわ。」
楓「いつからですか?」
藤本さん「あの事件の次の日からも毎日、桜井さん目掛けて来てたのよ、あのお兄さん。あれからいつもより長い事話してるなぁと思ってて、桜井さんもちょっと感じが違うなと思ってさ。なんか今日バタバタして帰って行ったから、ピンと来たのよねぇ。」
楓「ええ。なんか、スゴ。」
藤本さん「でもあのお兄さんの粘り勝ちね。ホントに毎日毎日桜井さん目当てで来てたもの。」
楓「へぇ~、そうやったんですね。」
藤本さんの勘の鋭さと行動力に少しビビりながら、それでもあのお兄さんの想いが桜井さんに通じて良かったと思う楓だった。
そして、これでゆずるは桜井さんにちょっかいなんて出せへんなと思うと、ずっとモヤモヤしてたジェラシーなんだか、怒りなんだか良く分からない感情が、スーッと消えて楽になった様な気がした。
「お兄さん、グッジョブ!」
笑いながら足を揃えて歩き出した桜井さんと男性を見ながら、楓は心の中で声を掛けた。
つづく。
翻弄される6.5世代。
『ホンマでっかTV』が激烈面白かった!
お笑い第七世代の台頭により、割を喰う事が多い6.5世代芸人。
その中からこの4組が人生相談に訪れた回。
この4組で面白く無い訳が無い。
でも最初のVTRで6.5世代の紹介をされてる所で、島崎和歌子さんに思いっ切り大きい声で「そんなのあるの?」と言われてた。
認知されてないなぁ~。
みんな若手振ってるけど、実は結構年齢が行ってると言うトピックスで。
さらば青春の光の森田君にイジられるアニキ。
「ゆずるさんて20代のフリしてる。」
「けど、お前四十かいってなる。」
そーなんです。
この8人の中でも断トツで歳いってるアニキ。
でも頑張ってんのよ。
若作りしてんのよ。
見てよ、この顔。
お風呂上がりに化粧水、乳液、美容液塗りたくって必死こいて若さを保ってのんよ。
あ。
6:4分けやめて、元の髪型に戻したのね。
絶対こっちの方がいい。
不評やったやろ?
あの6:4分け。
なんか、説得力まるで無い住宅展示場の営業マンみたいやったもん。
そしてどーでもいいけど、この左下の小さい宣材写真。
これ、ピーターさんに見えるのはあたしだけ?
こういう時いつもアニキが言い訳する〝稲田と組んでから、せめて自分だけは綺麗にしとかないと、コントラストとしてって事です〟理論。
これに稲ちゃんが猛烈にツッコむ。
「お前がカッコつける為に俺ブスなんちゃうぞっ!」
これ何回聞いても爆笑してしまう。
そしてここから、評論家先生達の6.5世代が売れて行く為にはどうしたらええのか、アドバイスが始まるんやけど、この評論家先生達がエグい。
一切忖度と言うものが無い。
まずは印象評論家の重太先生。
モリシをバッサリ。
「眉尻も下がって、目も下がって、ほっぺも下がって、口も口角が下がって、全部下がって落ち込んでる。」
確かに!
いやぁ~、今までモリシの顔に別段注意を払って見た事無かったけど、おっしゃる通り。
全てが下がってる!
更に追い打ちを掛ける重太先生。
「歳を取ってからのロン毛はイケメンしかやっちゃいけない!」
爆笑~~~。
ひぃ~、笑えるぅ。
そんなモリシは残念ながらお亡くなりになったチャーリー浜さんに、楽屋で一緒になって10秒目が合っただけで、「お前刑務所上がりかッ!」とキレられたらしい。
今となっては貴重な思い出。
でもその重太先生、稲ちゃんの事はベタ褒め。
8人の中でも断トツで首の姿勢が良いと言う。
首の姿勢がいいから顎のラインが際立って、自分の個性を上手く表現出来てるプロフェッショナル。
先生、ちょっとちゃうと思います。
ただ単に、顎の重さのバランス取る為に首が若干反り気味になってるだけやと思います。
心理評論家の植木先生は8人まとめてバッサリ。
「6.5世帯とか第7世代とかせせこましいですよね。」
先生、それ言っちゃおしまいよ。
でもモリシが言った
「第七世代は私立高校感がある。」
「6.5世代は工業高校感。」
に、妙に納得。
言い得て妙。
最後にはEXITのよしもと独立計画の真実が明らかに。
1分に1回爆笑シーンが訪れる神回!
ところで、今再生し終わって気が付いた。
うん。
全く喋って無い。
『げいにんたちのいるところ』in NGK
なんばグランド花月が先日から新しい試みをしている。
NGKの楽屋での芸人さん達の雑談してる様子を配信してるのだ。
今回が#11。
初めて見た。
何となく気にはなってたけど、見る事は無く…。
でも、令和喜多みな実の河野君のnoteで触れられてたのを読んで、興味そそられて初めて見る。
(河野君の思うツボ。)
舞台の上とは違う、芸人さん達のホントの素の姿に興味津々。
で、こちらが楽屋の様子。
ティーアップのお二人。
ティーアップさんはお二人共ホントにいつもお洒落だ。
岡村さんの番組で『長谷兄NGKコレクション』として私服での楽屋入りの様子が特集されるほど、長谷川さんがお洒落なのは有名なので、その影に隠れてしまってるけど、前田さんもかなりお洒落だと思う。
ところで、楽屋でのソーシャルディスタンス対策のアクリルパネルならぬ、この透明のビニールシート。
恐ろしくちゃっちい。
大丈夫か?これで?
「多分、無いよりマシ。」
うちのお店よりちゃっちいだが。
なんかえらくお手製っぽくて、ちょっとホッコリ。
この配信、365度カメラが回る。
と言うか、自分のスマホをぐるーっとすると、楽屋の角度も動くのだ。
指でスワイプしてもOK。
上下左右自由自在。
でもこれが、信じられないくらい三半規管が弱いあたしは、酔う。
ほどほどにしとかないと。
楽屋での会話から、この配信に支払われるギャラが1ステージの半分だと判明。
元々は30分の配信番組。
「1ステージは10分。その3倍喋ってるのに、ギャラは3倍やなくて、半分か。」と前田さん。
でも一般小市民のあたしからすると、楽屋で楽しく世間話してるだけでお金が貰えるなんて、なんちゅーかズルい。
ほんな美味しい楽な仕事ないやんか。と思う。
あたしのこの愚痴もなんかのお金に化けへんやろか。
ティーアップのお二人に河野君、兵動さんが話してる所に新喜劇の鮫島幸恵ちゃんと井上安世ちゃんが合流。
そこで語られる安世ちゃんと吉田たちゆうへい君の赤裸々な夫婦生活。
夫婦の数だけ夫婦の形があるんだろうけど、なかなかレアケースだと思う。
う~~ん。
ちょっとゆうへい君に同情するかな。
でも、「だから風俗はOKなんです。」の安世ちゃんの言葉に「なるほど。」と思ってもみたり。
詳しくは是非アーカイブが残ってるのでご覧あれ。
今のコンプライアンスに照らし合わせると、セクハラ三昧な芸人さん達の会話。
なんだか、20年くらい前にタイムスリップした様な、昭和の会社の休憩時間を覗いてる様な気持ちになる。
これを「キモっ💢」と思うのか、「芸人さんの世界やわぁ…。」と面白がるのか、もしかしたら世代によってかなり違って来るものなのかも知れない。
でも、色々と手を変え品を変えチャチャを入れてくる先輩を上手にいなしたり、一緒に笑い合ったりしてた昔は、決して不健全なものでは無くて、コミュニケーションの取り方を身に付ける場でもあって、あたしはあの頃が懐かしい。
テレビの地上波に乗せるにはコンプライアンスと言う壁に跳ね返されそうなこの配信。
こういうのがあってもいい。
芸人さんの世界ですもん。