Mother Lake 琵琶湖

今年二回目の琵琶湖清掃に行って来た。

f:id:mr-5160-hate:20181028195329j:plain

松原の水泳場は、あたしが20代の頃より確実に水が綺麗になってる。
f:id:mr-5160-hate:20181028195832j:plain

それもこういう地道な環境保全活動が続いているから。
f:id:mr-5160-hate:20181028195939j:plain

あたしは砂が凄い苦手で、(バスタオルに砂が着いてたりすると、ゾワッとして、ウワーッってなる)砂浜でのゴミ拾いはかなりの苦行なんやけど、ゴミ袋がちょっとずつ重くなっていくと、達成感も増して行く。

今日はでもホンマにいい天気やった。
無茶苦茶気持ち良かった。
琵琶湖に感謝。

でも、天気良過ぎて頭痛くなりそうでヤバかった。

あたしはどん百姓の家に生まれながら何故か紫外線アレルギーで、真夏でも半袖になれない。

子供の頃は全然大丈夫だった。
小4~中3までガチでソフトボールしてたので、誰よりも早く黒くなってたのだ。
ソフトボールで絶えず焼けてたあたしは、自分が色白だという事に気付いたのは高校生になってからだった。
就職してからは、色白=あたし。
これがみんなのあたしの外見の第一印象らしかった。

紫外線アレルギーになったきっかけは、もの凄くハッキリしてる。

22歳の時初めて行った沖縄旅行。
当時流行ってた万座ビーチに、夏のバカンスを満喫しに行ったのだ。
沖縄の日差しは強烈で、ジリジリ音が聞こえるような気がした。

この頃は空前の日焼けブーム。
とにかく小麦色の肌が格好いいとされてる時代で、みんな海に行ってはコパトーンのオイルを塗って焼きまくってた。
だからあたしも時代の流行りに乗り遅れるわけはいかないと、どうしたら小麦色の肌になれるかと、色々やってみた。
やってみて、諦めた。
黒くなる前に皮がめくれて、脱皮したみたいになって、日焼けまで辿り着かないのだ。

沖縄に一緒に行った友達も、外人さんみたいに白い子で、二人して「あたしらオイルなんか塗ったら火傷するで。ここは日焼け止め塗っとかな。」と、周りがみんな甘いコパトーンのオイルの匂いをプンプンさせながら必死で焼いてる中で、日焼け止めを欠かさない変な二人組だった。

沖縄旅行の初日の夜、身体に蚊に刺された後の様な蕁麻疹の様な、湿疹が出た。

最初は海水に負けたのだと思った。
海水浴と言えば琵琶湖(湖水浴?)の滋賀県民なもんで、この時が海デビューだったから。

その日を境に、直射日光を浴びると、湿疹が出るようになって、(首から下だけ。顔だけは何故か出ない。これが救い。)夏場は半袖で運転してても湿疹が出る。
どれだけ暑かろうが、長袖に手袋に日傘が欠かせない。

もう30年近く、半袖で外を出歩いてない事になる。
アニキみたいに、ランニングに半パンなんて自殺行為だ。
ちょっと羨ましい。

そして、世の中が今度は空前の美白ブームになった時は、『やっと時代があたしに追い着いた。』と思ったものだ。

でも悲しいかな、美白ブームがやって来た頃には、あたしは三十路を過ぎていた。

「遅いねんっ!」

月日の流れは残酷だ。
あれだけ「白い、白い。」と言われたあたしでも、今は見る影もない。
きっちりくすんでる。
きっとリリーさんの方が白い。

昔より綺麗になった琵琶湖を眺めながら、あの時泳いだのが沖縄の万座ビーチじゃなくて、琵琶湖だったなら、あたしはもうちょっと太陽と友達になれてたんじゃないかと思った一日だった。

Mother Lake 琵琶湖。
母なる湖 琵琶湖。
また来年も、完全武装で清掃に来ます。