京都 桜紀行

行って来ました!
祇園花月 京都、滋賀割 本公演

おっそろしくガラガラ。😓

なんか、嫌な予感してたんよ。

チケット発売になってから、10日くらい経ってから購入したのに最前列やってんもん。
しかもど真ん中。
首ダルいって。
みんな、京都はお花見シーズン真っ盛りやで。
お花見する前に、ひと笑いしてから出掛けようっちゅー気はないか?

去年、平日の西梅田で前3列くらいしか埋まってなかった時以来のガラガラ度。
西梅田より建物が古くて暗い京都花月は余計寂しく感じる。
40~50人?
ガラガラやと笑うのに勇気を必要とする不思議。
お客でさえこんなんやから、演者はどんな気持ちなんやろ?

トップバッターはマルセイユ
別府君の顔がデカい。
去年の浴衣で漫才の時、チケットを譲った女の子から、マルセイユ津田君愛をたっぷり聞いてから、なんとなく気になる津田君。
淀みなくテンポのいいツッコミやのに、変に力が入ってない。
〝心地よいツッコミ〟と、あたしは心の中で呼んでいる。
今日も安定の心地良さ。
でも近過ぎるのよ。
首ダルいのよ。
目線合うのは嫌なのよ。
その舞台の上から最前列見下ろしたら、どんな角度で目に入るわけ?
雑念一杯で集中出来ない。
初めからガラガラの後ろの席に移れば良かった。
笑いが弾けなかったのはマルセイユのせいじゃない。
祇園花月に住む魔物のせい。きっとそう。

そんな魔物も蹴散らすやかましさでスマイル登場。
あたし、なんやかんやでスマイルの漫才観るの初めてちゃうやろか?
コーナーとかでは観た事あるけど。
テレビのロケや雛壇で見るよしたかさんが、ちゃんと漫才してる事にカンドー。
当たり前か?
だってテレビではいつもグダグダやねんもん。
瀬戸さんが珍獣使いみたいによしたかさんをコントロールしながら進める漫才。
さすが結成16年目。
「魔物って何?祇園花月ってオバケ居てんの?」
と、真顔で聞いて来そうなよしたかさんの、あの声の大きさ、全力具合は祇園花月の重い空気を突き破ると言うか、どこ吹く風。
重力がちょっと変わった気がした。

スライドショーの形態のキム兄登場。
「こんな細かいとこよー気が付くな。」と感心するやら笑えるやら。
あたしは凄く面白くて、ケラケラ笑ってたんやけど、ふと隣を見ると乳がん仲間のMさんが爆睡中。
オイオイ、最前列でそれはない。
祇園花月を見終わってから感想を喋ってると
「あたしあの人嫌いなんよ。辺見えみりと結婚してた時は前の奥さんとの間に子供が居てるから言うて子供作らへんかったくせに、今の若い奥さんとは子供作ってんで。」
もう一人のNさんも
「そうそう。あたしもあの人嫌い。」

主婦はこれがあるのだ。
浮気や奥さんを泣かすような芸能人にはとにかく厳しい。
私生活のゴタゴタと、目の前で繰り広げられる芸とは何の関係もないと思うねんけど、そんな理屈は通らない。

今日の本公演、新喜劇は諸見里大介リーダー週。
諸見里リーダーって27期なんや。
アニキの一年後輩で、稲ちゃんの一年先輩。
それで新喜劇のリーダーって凄いなぁ。
来年やったっけ?新座長になんの?
あの「しゃしぃゅしゅしぇしょ」が無茶苦茶デカい身体から放たれる可笑しさ。
あの背負ってるランドセル、わざと小さく作ってる訳ちゃうやんな?
キャラ濃すぎ。

そして、なんと最後にお客さん3名に、今日の台本の表紙のコピーに諸見里リーダーのサインをしてプレゼント!っちゅーのにくじ引きで一番最初に当たる。
お客さんガラガラの利点があった!
当選確率むちゃ高いもん。
あたし、ついてる?

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祇園花月を出て、お花見開始。

まずは八坂神社。

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青空に朱色が映えて美しい。

そして円山公園

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あの有名な枝垂れ桜は、少し散り始めてる。
ちょっと老木になって昔程の花数がない。
それでもやっぱり美しい。

桜を堪能したらお腹が空いてきた。
露店を色々チェックする。
「こんなんあるんや。」と目新しい露店に目を奪われつつも、結局たこ焼き食べる粉もん好きのあたし。

平安神宮に行ってみたいというあたしのリクエストに応えて、三人で歩き出す。
2回「何処行くの?」と突っ込まれ、あたしが誘ったはずのお花見会やのに、案内役を交代する事に。
「これ何処向いて歩いてるの?」と聞くあたしに「そこ曲がったら知恩院さんやん。」
「へぇ~。あたし位置関係全く分かってないわ。」
と、知恩院さん

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更に歩く。
「歩いて平安神宮行けるの?」
「このまま真っ直ぐ行ったら平安神宮やん。」
「へぇ~。そうなんや。」
案内役、交代して大正解。
見えて来ました朱色の大鳥居。

長いこと京都の隣で生きて来たのに、平安神宮の大鳥居をくぐって中に入るのは初めてのあたし。
大きいっ!
そして中も広いっ!
お目当ての神苑の入り口に一歩足を踏み入れると、満開の枝垂れ桜がお出迎え。
綺麗!
ひたすら綺麗!
ソメイヨシノよりもずっとずっと好きな枝垂れ桜が満喫出来て大満足!

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鴨さんも居るよ。
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いやぁ~、ホンマ晴れてて良かったわぁ。
実はこのお花見会、今日と明日とどっちにするか迷って、最終あたしが決めた。
もし明日を選んでたら、後から決まった名古屋シュタインと重なってしまうとこだった。
しかも明日はジャジャ降り予報。
MさんとNさんにもひたすら感謝された。

でも明日の名古屋シュタイン。
お天気最悪予報。
真冬に逆戻りだという。
も~、何着て行ったらいいの?
あったかセーターもヘビロテしてたコートも、もうクリーニング出したっちゅうねん。
ひぇ~ッ!
滋賀県の明日朝6時、⛄マークやで。
また山名君に報告せなアカンやん。
忙しいがな、あたし。

満足満足でおうちに帰って来たら、お母さんがご飯作ってくれてた。
いつもありがとうございます。
って、台所入ったら、夕ご飯お好み焼き。
まさかの粉もんかぶり。
「冷蔵庫にキャベツが入りきらへんさかい、お好み焼きにした。」
こういう理由でお好み焼きになるのだ、うちは。 
いえいえ勿論、作って頂いて文句なんてあろうはずがありません。

「枝垂れ桜、むっちゃ綺麗やったぁ。」と言うあたしに
「夜桜見て来たんけ?」とお母さん。

なんでやっ!
夜7時に帰って来た娘に、なんでそのセリフが出る?

今日一日のオチ全てを持って行かれた感じ。

来年は一緒に行きましょう、母上。