覚醒 きよし

氷川きよし君がハジケてる。

2000年。
演歌界にきら星の如く現れた貴公子、氷川きよし君。

爽やかなイケメンで好青年キャラのきよし君が、股旅姿で箱根八里の半次郎をこぶしを効かせながら力強く歌い上げるギャップ。

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奥様方のハートを瞬く間に鷲づかみ。

初めてきよし君が歌っているのを見た時は、その見目麗しい外見よりも、「無茶苦茶歌上手いやんっ!」ってびっくりして聴き入った。

専門的な事は分からない。
でも声量の凄さ、声の伸びの良さ、音がくぐもらずにストレートにバーンと伝わる気持ち良さ。
歌が上手いのが当たり前の演歌歌手の中でも、歌唱力で一つ頭が抜けていると思う。

演歌を歌うようになった、このエピソードがまたいい。

本当はJ-POP でデビューしたかったきよし君。
芸能コースがある高校に進学。
歌を教えてくれるおじいちゃん先生が演歌しか教えられず、入学した9割程の生徒が辞めてしまう。
自分も辞めようかと思ってた時、おじいちゃん先生に「演歌歌ってくれんかね。」と泣きながら言われて、可哀想と思って演歌を歌うようになったんだと。

優しいではないか。
人当たりの良さ、ファンに対する神対応もきよし君の魅力の一つ。

実はあたし、タマホームのCMを見た時、ずっと亀梨和也君が歌ってると思ってた。
だって、だって、ビジュアルが今までのきよし君とは全く違っててんもん。

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しばらくしてCMを見ていて
「あれ?亀梨君、こんな歌上手いはずないな。」と突然気付き、「ほな誰?」と、検索したくらい。

氷川きよし君だと知って更にびっくり!

「格好いいっ!」
「思い切りビジュアル系やんっ!」
「こっちの方が似合ってるんちゃうん?」

そこからやたらビジュアル系に走ったと言うべきか、女性化したと言うべきか、迷う所やけれども…。

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とにかくなんか、弾けまくって楽しそうなんである。

歌もアニソンからバリバリのロックまで、演歌の枠を大きく飛び越えての活躍ぶり。

アニソンって声優さんが歌手として歌っている事も多い。
勿論声のプロなので、本当に歌の上手い声優さんも多いけれど、それでもやっぱり氷川きよし君が歌うと、桁違いに上手い!

「限界突破❌サバイバー~」の格好良さ⤴️

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何年前くらいだろう?
きよし君って〝男の人が好きなん違うの?〟疑惑が囁かれ出したのは。

一般ピーポーの間でも割と知られる様になったという事は、芸能界では周知の事実なんだろうか。

今月号のミュージックスター。

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表紙&巻頭特集号なんやけど、表紙のこの髪型が、ちびまる子ちゃんの花輪君に見えて、思わず笑ってしまってついでに手に取ってみた。

一番最初のカット。
小首をかしげて目線をこっちに向けるその角度が、なんか本物のそれなんである。

ページをめくると、ウェディングドレス姿のコンサートでのショットまで載っていた。

もし、きよし君が本当に男の人が好きだとしたら、ファンの奥様方はやっぱりショックなんだろうか。

あたしがきよし君ファンなら、却ってその方が安心する。

だって大好きな大好きな若様(きよし君)を、その辺のあざとい計算高い女に持って行かれるよりは、遥かにいいと思うのだ。 

若様の隣に居るのは、あたしじゃなきゃ嫌なのよ。
それが無理なら、せめて他の女は近付けないで!

あたしならそう思うけどな。

ちなみにこの前TVを見ていたら、コンサート終わりのビジュアル系メイクを施したきよし君が、インタビューを受けていたら、自分の事を「あたし。」と言っていた。

むっちゃ自然やった。

ま、別にどっちでもいい。

例え、掘ろうが掘られる方であろうが、あんなに歌が上手くて、愛すべきキャラの人ってそう居ない。

本人が解き放たれた様に楽しそうなんだから、それが一番である。

新生? 覚醒?
氷川きよし君。
あ~、生で〝限界突破❌サバイバー~〟聴いてみたいっ!