おいでやす小田さんとはんなりな仲間たち
昨日の祇園花月の公演。
辿り着くまでの自分のポンコツ加減に疲れ果て、公演の内容まで書く気力が起こらず。
と言うか、何も書かないのも、そっちの方が面白いかと思って放っておいた。
でも、やっぱり書こう。
おいでやす小田さんのMCでスタート。
あたしの隣の40手前位の女性が明らかに小田さんのファンだった。
幕が開いて小田さんが出て来た途端、「小田さんやっ!」とキャッキャして強めの拍手。
祇園花月で珍しい無いか?とちょっとびっくりして顔を見たら、かなり綺麗な人で二度びっくりした。
小田さんの面白さを文章で表せるだけの技量があたしに無い。
なんて書けばいいのだろう。
本人は至って真面目に笑いを取りに行こうとしてるのに、その話す内容よりも、小田さんの発する熱量が見ているこっちにちゃんと届いてなくて、その伝わり辛さに心の中で身悶えしてる小田さんを俯瞰で見ている時が一番面白い。
分かる?
分からんよな。
パッと見て分かり易い面白さでは無いのよ。
「キャハハッ」とか「ガッハッハー」とかじゃなく、「クスクス」とか「ニタリ」みたいな感じ?
多分小田さんは本気で「キャハハッ」や「ガッハッハー」を狙いに行ってはると思うけど。
おいでやす小田さん、守谷日和君、アキナの二人。
単体でも面白いけど、四人寄れば化学反応起きて絶対面白い事間違いなしのメンツ。
それぞれのネタは言わずもがなの面白さ。
でも、ゲームコーナーがポンコツ過ぎた。
小田さん案によるゲーム。
小田さんによる説明をアキナ、守谷日和君が聞く。
お客さんも一緒に聞く。
全員の頭に「???」が並ぶ。
「へ?も一つ分からん。」
「なんか、漫才劇場とかで観てきたゲームに比べてショボない?」
「何がどうなったら正解で、何が罰になんの?」
『小学生の鍵っ子が親が帰って来るまでの時間を持て余し、自分の頭の中で作り上げた一人遊びをみんなに説明してやってもらおうとする。』
これが一番状況が分かってもらえる説明やと思う。
小田さんがゲームの内容を説明し終えた時、あたしの右側の女性が隣の友達に
「え?どういう事?」って小さく聞いてた。
アキナと守谷日和君もも一つピンと来て無くて、更に質問を重ねて輪郭をハッキリさせようとする。
小田さんが更に説明する。
多分あたしの列の一番端っこのお客さんやと思うけど、ボソリとこう言った。
「意味分からんし。」
あたし、爆笑。
終始こんな感じでゲームコーナーは進む。
この四人の中では断トツで守谷日和君がポンコツやと思ってたけど、違った。
おいでやす小田さん。
ポンコツグランプリ決定。
首に青筋立てて叫ぶ小田さんを観に、またモウカリマッカ学園の収録行こうかな。
あたし達お客さんも全員、はんなりな仲間たちに仲間入りさせてもらった様な、ほっこりした笑いに包まれて、祇園花月を後にした。
そして、彷徨い続けた道をもう一度戻って東山駅に向かった。
あの交差点に差し掛かり、自信満々で左折れしたら、東山駅は無かった。
あれ?
何処行ったん?
右折れせなアカンかった。