『行けぇぇぇーーっ!』

顔が熱い。

稲刈りの後、ずっと放っておいた田んぼを三ヶ月振り位に、トラクターで鋤いた。

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稲刈りした後、また生えて来て籾が入ったやつをひこばえって言う。
三ヶ月も放っておいたら、ひこばえも伸び放題。

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平鋤きした後。
もうとっくに鋤いておかないといけなかったのに、休み取ったら雨。
別の日に鋤こうと思ったらまた雨。

結局こんな年末に鋤く羽目に。

今日は気持ちいいくらいの晴天で、9時から11時半までの2時間半しかトラクター乗ってないのに、顔が真っ赤になってしまった。

直射日光恐るべし。


さ、田んぼも鋤いたし。

「行って来ました!」
「超よしもと漫才ライブ」

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M-1 前日。
珠玉の演者。

漫才劇場の雰囲気も無茶苦茶熱い。

そして、立ち見も一杯の満席なのに、何故かあたしの両隣が来てない。

や…、目立つやんか。
来てよ。
チケット取ったんやろ。

と、思ってたら左側の人だけかなり後半になってから来てくれた。
良かった。
離れ小島みたいで寂しかってん。

今日の楽しみの一つ。
ラフ次元。

ずっと観たいと思ってたネタをしてくれた。
嬉しいっ!
やったぁー!
面白かったぁ~。

そして漫才を通して透けて見える空君の抜け作振り。
絶対普段抜け抜けやと思う。
それがまた梅村君との絶妙なバランスで、コンビとしてみると魅力的。
(裏地ほんまにチェルシーやった!)

そしてこれまた今日の楽しみの一つ、やすともさん。

あ~、笑ったぁ。
もう最強なんですけど。

ともこさん
「みんな大きい大会の前やからピリピリしてる。」
「けど、今日のお客さん明るいし、みんなで笑って送り出したげよって感じでねぇ。」

そうやった。

M-1 の前にチケット取るか、後にチケット取るか迷って、
「やっぱり前日に行って思い切り笑って応援しよ!」
と思って前日のチケット取ったんやった。

でも、なんかそんな事思うのおこがましいくらい、どのコンビも最高に面白くて。

あ~。こんなレベルの高い漫才を次から次から観れて、あたし幸せ。となんかほわ~んとして、ただただニコニコと観てた。

後ろの席の男の人が
「凄いな、むっちゃオモロイやん。っちゅーか、これもう決勝やん。」
って言ってた。
心の中で「うんうん。」と大きく相槌打った。

いやぁ、贅沢な時間でした。

去年の霜降り明星に続いて、漫才劇場からまたM-1 チャンピオンが生まれるんやろか。


今年。
2019年の始まりは最悪だった。

年末にアインシュタイン宛にお米を贈り、それに対するリアクションが何も無くて、自分でもどうしようも無い程落ち込んだ。

悲しい、辛い、どういう事なん?
迷惑やったの?
どう考えたらいいの?

あたしはアインシュタイン相手に、〝見返りを求めない潔さ〟って何なのか学んだ。

自分の中の〝承認欲求〟の余りの強さに辟易し、「こんな事は当たり前。何万人と居るファン一人一人に対応するはず無いやん。」と自分に言い聞かせた。
「でも、〝差し入れありがとうございました。〟ってアップしたりしてるやん。」
という事はやっぱり迷惑やったのと違うの?
グルグルグルグル、脳ミソが目を回しそうやった。

あの一ヶ月程泣きに泣いた時間を消してしまいたい。

なんちゅう嫌なファンなんだ。
ファンって言えるのか。
どうしてこうも粘着質なんだ、あたし。
(この時の事を振り返ると未だに涙がぽろぽろぽろぽろ溢れて参る。)

一人勝手に傷付いて、『年賀状一枚』という4部作の恨み節ブログを書き上げた。

なんかこのままニコニコと一ファンとして、アインシュタインの事追い掛けるのは悔しくて、ブログで脅しっぽい事まで書いた。

実際何もプランは無くて、ただこのブログを読んだ二人が、ちょっとでもビビってくれたらそんでいいわ。って思ってた。

怖い?
おかしくなる一歩手前だった。

そんな中、イエスシアターで観た新ネタ3本。

笑いに行くのでは無く、アラを探しに座ってた。

そしてまたしても、ブログで強烈なダメ出し。

ド素人が漫才のネタに口出して来る事を、二人がどんなに嫌ってるか分かってて、敢えて書いた。

スッキリなんてしなかった。

もうブロックされて当然。
ポツンポツンとtwitterにコメントしては、ブロックされてないか確かめる日々。

そんななら、あんなブログ書かなきゃいいのに。

ようやくアインシュタインへの恨みも薄れつつある中、2月に初めて道頓堀ZAZA でのアインシュタイントークのチケットが取れた。

漫才劇場なんかより、ずっとずっと近くて、漫才とはまた違う二人のトークだけを聴く空間。
小憎たらしい感想を書きつつ、やっぱり幸せで、どうしたらいいんだと感情の起伏に疲れ果て、帰りの電車で寝過ごして能登川まで行ってしまった。

川西で行われたお笑いライブには、車で行った。

ずっと運転中ポッドキャストTENGA 茶屋を遡って聴いた。
あたしの知らないまだまだ仕事の無いアインシュタインの事を、一つまた一つと知る楽しさ。

舞台の上から二人がその楽しさに上書きしてくれる。
ちっぽけな事に囚われて憎たらしいなんて思うのは馬鹿臭い。

やっぱり漫才観てお腹の底から大笑いするって、心を健全にしてくれる。
そう思いながら帰り道、ハンドルを握ってた。

そして、3月。

アインシュタインの単独ライブ、『なんばグランドシュタイン』のチケットに当選した!

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チケよしのマイページに祈る様な気持ちでログインして、『当選』の文字を見た時は、「キャーッ」って叫んでた。

エピローグのVTR 。
『このツアーの為に漫才スーツを新調しました。』のテロップ。
二人が登場して来るのを待つほんの数秒。
あんなドキドキしたのは初めて。

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格好良過ぎて、思わず客席からガッツポーズした。

ネタもコーナーもひたすら楽しくて、この時間が終わらないで欲しいって思った。。

NGK だけのつもりしてたのに、思わず名古屋の単独にも申し込んで、当選!

「神様ありがとうっ!」

NGK よりも練られたネタにコント。
NGK ではひたすら感動した。
名古屋では純粋に笑い転げた。
もっともっと大きい会場で、沢山の人に観て欲しい。
心底思った。

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6月。
COOL JAPAN PARK OSAKAで観るアインシュタイン
大きな会場でも堂々と漫才を披露する二人が頼もしい。

8月。
久し振りのバツウケティナ-。

漫才劇場の新顔、キャツミにひっくり返る。
見守るアキナ牛シュタインの面々の顔が優しい。
アニキがお客さんにキャツミの事を一生懸命PR してあげる。
後輩が来ると、思い切りフォローに回ってしまう優しいアニキ。

9月。
上本町でのお笑いライブ。

稲ちゃんへの歓声の凄さに、アインシュタイン人気の爆発を実感する。

とにかくテレビに舞台に引っ張りだこ。
テレビのバラエティ番組で見て、二人の事が気になって、舞台に足を運んだという人がきっと一杯居るに違いない。

「どう?アインシュタインの漫才面白いでしょ?」
聞いてみたい衝動に駆られる。

10月。
クックパッドライブ配信が始まった。

その名も『Barアインシュタイン

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Barで働いた事があって、料理も出来るアニキが居てこその企画。

こういうのってクックパッド側が今人気のアインシュタインに登場願って、ライブ配信するならこんな企画でどうでしょう?って持って来てると思うのだ。

リアル視聴者数が20000人超え。
凄い!

そして、アニキの手捌きが見事。
なんか、イラッとする程見事。

全くと言っていい程料理が出来ない稲ちゃんは、コスプレし込んで笑いを取りに立ち回る。

回を重ねる毎に、手際も段取りも良くなって、立派な料理番組だ。
ちゃんと料理が見られて、コントの要素もある。
やっぱり二人のバランスは最強だ。
そして、あたしの料理のレパートリーも着々と増える。

一方本職の漫才。
やすともさん、中川家プロデュースのTOP OF MANZAI。

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クルーザーデートのネタがもの凄い仕上がってて、「これで今年のM-1 決勝行けへんかったら嘘やろっ!」と、心の中でガッツポーズ。

11/28
アニキの39歳の誕生日。

トークシュタイン、4回目のド落選⤵️
「チケよしぃーッ!💢」
「何遍も言うてるやろっ。力の入れ具合間違ってるねんッ💢」

と、アニキの誕生日なんてすっかり忘れてお盆の頃にチケットゲットしておいた千鳥さんの単独ライブに行く。

豪華で素晴らしかった。

でも、見終わった瞬間最初に浮かんだのは、ブログでは失礼になると思って書かなかったこの言葉。

アインシュタインの漫才は千鳥さんに負けてないっ!』

そして、4年振りにこれが復活した。

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『よしもと男前ブサイクランキング2019』で、稲ちゃんぶっちぎりのブサイクランキング1位👑

あたしも毎日投票した。
別にあたしが投票しなくても稲ちゃんの1位は絶対だと思いながら投票した。

投票理由は「唯一無二。」

稲ちゃんは本当にあたしにとって唯一無二の存在だから。

アニキはイケメンランキング3位。

1位のEXIT の兼近君は28歳。
一方アニキ39歳。
初老大健闘。v(^Q^)v

二人の得票数を合わせたら20万票を超える。

アインシュタインは本当に本当にでっかくなった。

いよいよM-1 の足音が近付いて来た12月。

準決勝ライブビューイング参戦。

どの組も面白い。
やはり準決勝はレベルが違う。
あ、次アインシュタイン
登場して来た時、いつもの拍手では無くて、手を合わせて拝んでる自分が居た。

「あ~、どうやろ?どうかな~。」
「これギリギリのラインちゃうかな
。」

悪い方に予想は当たって、アインシュタイン決勝進出ならず。

和牛もミキも敗者復活に回る波乱の大会となった。
強敵だらけ。

毎日毎日劇場に立ち続ける二人。

今日今年最後の劇場通いから帰って来た。
撮り溜めしておいたアインシュタインのテレビ番組を見る。
10/27放送のネタパレ。
クルーザーデートのネタで97点を叩き出した。

その点数よりも、今日観て来たクルーザーデートのネタの方が数倍良かった。
確実にブラッシュアップしてるっ!
練られてる上に、リズムが抜群に良くなった。

もう手応えしか無いんですけどっ!

振り返って今日の漫才劇場。
locofrank のSTARTが掛かった瞬間、劇場のボルテージが一気に上がった。

眼鏡を頭にズリ上げて、テッカテカの銀鼠色のオデコが剥き出しになった稲ちゃんが眩しい。
稲ちゃんのオデコから発せられるライトがアニキに当たって、誰よりも華を放ち続ける。

二人が捌けた後、「ウワァ~」って沸き上がる様な余韻の声、声、声。

よしもとは今年闇営業を発端に揺れに揺れた。

考えさせられる事もあった。
何でこんなタイミングでこんな事になるの…。
もどかしくて仕方無い時もあった。
よしもとが一括りで語られるのに、腹を立てたりもした。
でも結果的にあたしはあたしがどんなにお笑いが好きなのか、よしもとが好きなのか、思い知る。

「心の底から笑える幸せ。」

こんなにも平和でこんなにも楽しい幸せが他にある?

1年間、思いっ切り楽しませてくれてありがとう。

決戦は明日!!


アインシュタイン

『行けぇぇぇーーっ!』