川原克己の世界へようこそ。

行って来ましたっ!
(この書き出し、久し振り。)
天竺鼠川原克己のなんばでごわす』

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全くのノープラン、台本無し、ゲームコーナーと言えど説明無し。
壮大なNGK の無駄使い!

しかしこれが出来るのが、天竺鼠川原克己君なのだ。
多分。

他の芸人さんが同じ事しようと思っても絶対出来ない。

あんなラフにグダグダにNGK の 真ん中に立てない。

伊達になすび🍆被って無い。

そして、このどうリポートしたらええのか分からん川原君の川原君による川原流遊びが爆笑につぐ爆笑を呼ぶ。

凄かった。
本気で涙流して笑い転げてる人一杯居た。
NGK がドカンドカン揺れてる感じ。

こういうゲームコーナーって、参加してる芸人さんが一人でもシラーッとしてたら、そこから温かい空気が抜けて冷める。

でもみんな本気なんだ。
ムキになるなる。

そしてこういう時一番ムキになるのがアニキ。
ホンマに負けず嫌いの子供。
でもこういう人絶対必要。

川原君よりもずっと先輩の津田さんの、どうノっていったらいいのかちょっと戸惑ってる感じが可愛くて可笑しい。

「こういう時瀬下はどう突っ込んでんの?」には爆笑した。

確かに。
川原君の相方を務めるのは、猛獣使いと等しい。
ふふふ。

あたしの今日のお席は1階最後列。

それは全然構わないんだけど、前の女性が背が高くて、丁度舞台で真ん中が女性の頭と重なって見えない。

こういうの、あたしダメなんだわ。
凄いストレス。

かと言って女性が悪い訳では絶対無く、お笑いだけでなく、お芝居や音楽のライブでもしょっちゅうあり得る事で。

でも、なんとか一生懸命観ようと首を伸ばしたり、頭と頭の隙間から観ようと動いたり…。
こういうエネルギーが人として欠けてるあたし。

ちょっと集中力切れた状態で、ゆったりした気分で観てたら、ほんの一瞬エアポケットに落ちたみたいに寝た。

そしたら凄い歓声で3秒後に目覚める。

どうやら王様ゲームの中で、彼女とキスした場所と女の子の名前を言う??
のに答えるのがアニキに当たった模様。

マジで頭を抱えて早足でグルグルし出すアニキ。
こういう時、素で嫌がる、恥ずかしがる。
そしてその姿に萌える女子多数。

でもこの王様ゲーム
川原君にその質問をしてもいいか、お伺いを立てなければならない。

王様の稲ちゃんが川原君にお伺いを立てる。

間を置いて、質問する事を許さなかった川原君。

「甘いっ!」
思わず心の中であたしは突っ込んだ。

でも、公演が終わってNGK を出て行く時に、前を歩いてた女の子二人組が
「川原さんOKせんかったねぇ。」
「名前はマズいやろ。」
「ねえ、川原さんのゆずるさんに対する優しさ。」
「ホント、川原さん優しい。」

そうなんか?
あれは川原君のおやじジャニーズを自称するアイドル人気抜群のアニキに対する優しさなんか?

いやぁ~、気付かんかったわぁ。

なんか、二人の会話聞きながら、自分のやさぐれ具合の輪郭がハッキリしてちょっと焦った。

それにしても今日のラニーノーズは格好良かった!

見る度に格好良くなって行く。

きっと、今まで劇場出番中心だったのが、テレビの出演がグンと増えて、どういう風にファンの目に映ってるのか、確認出来る機会が増えたからだろう。

舞台でお客さんを前に漫才するのは、漫才の技術を磨くには一番だと思うけど、自分の事を俯瞰で観るのは案外難しいと思う。

テレビ画面を通して自分を見てみたら、「え?俺ってこんなに姿勢悪いの?」とか、「俺の声、こんな声なんや。」とか、「うわ、焦ってるのモロバレや。」とか、気付く事が山の様に出て来る。

それが本人を猛スピードで磨きあげるはず。

新しいスーツもスタイル抜群の二人が着れば、モデル並み。

ゴキブリの羽根を集めて作った様な生地のスーツを、あんなにスタイリッシュに着こなせる芸人さんは、漫才劇場で他に居ない。

似合ってる。😁

でも今日の一番のツボは、最後写真撮影OKと川原君が言った途端に、ササッと手櫛でヘアスタイルを直しに掛かったアニキと同じタイミングで、髪の毛を直してた邊兄。

邊さん、その髪型何が正解なんすか?

は~、面白かったのに、上手く伝え切れない自分がもどかしい。

この前の週刊はてなブログの記事にピックアップしてもらった時。

他のブロガーさんのブログも勿論読んだ。
読ませて頂きました。

恥ずかしかったわ。

みんな、凄いのなんの。
もうプロのお笑いライターさんやん。

ネタの分析、拾い方、観て来たネタの量。
お笑い業界で使われてるであろう専門用語(?)も頻出する文章。

なんか、あたし一人だけ素人やった。
あの中に入れてもらうの恥ずかしかった。

ああいうブロガーさんって、きっと
M-1 も勿論録画して、何回も見直して書いてはるんやろなぁ。

あたしにはそのマメさが無い。

隣のお客さんがどうやったとか、劇場出る時にこんな事喋ってたとかそんなんばっか。

でも思い切り言い訳になるけど、これは敢えて拾っている。

芸人さんは、お客さんの反応は舞台の上から良く見えてるはず。

でもどういう感想を持ったかってのは、案外直に耳に入らないんじゃないかと思う。

このコンビに付いてお客さんはこんな事言ってたよ。
そういうのがちょっとばかし伝わればいいかなと思ったりするのです。

他のブロガーさんの様に、どうせならもっとちゃんとした分析や批評の様な事を書ければいいのだろうけど。

ただ、あたしの中の線引きで、ネタについては踏み込み過ぎないというルールを自分の中に設けている。

あたしが観て感じた事なんて、あたしのする指摘なんて、芸人さんはとっくの昔に感じて気付いてるはずだから。

素人のあたし達が漫才やコントに付いて考える十倍、いや、百倍毎日毎日本気で考えている。

それがお笑い芸人さんというものだろうから。

他のブロガーさんのブログと比較して、あまりに素人なあたしのブログ。

でも多分このスタイルは変わらない。

人って褒められたい生き物だと思う。

正確な的を得た批評も素晴らしい。
でも甘いかもしれないけど、もしこのブログを芸人さんが目にする事があったとして、「よっしゃ。」と思ってもらえればいい。

まあ、アニキや稲ちゃんに対して、胸元をエグるシュートどころか、頭のけ反るビーンボールばりの球ばっかし投げてるのに、説得力全く無いが。

今日は川原君の川原君による川原君の世界を満喫しました!

「壮大なNGK の 無駄使い」
これ褒めてます。