規律パトロール隊長

ZAZA でのアインシュタイントーク

落ちた。
お、落ちた。。。

オチタ…。

おちた。




TENGA 茶屋 、ヒガシ逢ウサカによるアインシュタイン兄さんの実態暴露トークへのツッコミ第三弾。

Webで後輩を守る稲ちゃんに対して、後輩のバイト先にまで押し掛けて説教垂れるアニキの話。

居酒屋でバイトしてるヒガシ逢ウサカ、今井君が語る。

ゆずる先輩が呑みに来てくれた。
(こういうとこあんねん。)
(呑みに行くんなら、おんなじ飯食いに行くんなら、後輩が世話になってるバイト先でお金落としたろっちゅー世話焼きの仲人みたいなとこ。暑苦しい、いや、熱い奴やねん、河井ゆずる。)

今井君だけじゃなく、芸人ばっかがお世話になってる居酒屋の大将は、むっちゃ優しく、出してくれる賄いも超豪華。
(この話しょっちゅう出て来るけど、何処なんやろか?)

バイト終わりにまだ呑んでるゆずる先輩の席に賄い持ってお邪魔した今井君。
(ゆずる先輩で行こうとしたけど、なんかムズムズして面倒くさい。もうやっぱりアニキでええわ。)

ここからひとしきりアニキ節炸裂。

「お前豪華な賄いやなぁ。」
「豪華過ぎるやろ。」
「マスター!こんな奴にこんな豪華な賄い勿体ないですよぉ。」
(なんであんたがバイトの賄いにまで口出すんやな。)
「いや、バイト終わったんですから食べさせて下さいよぉ~。」と今井君。
(面倒くさい先輩に捕まると、賄いも自分のタイミングで食べられない。)

そしてスイッチ入ってどんどんエスカレートして行くアニキ。

「お前、こんな豪華な賄い食べられるだけの仕事今日したんか?」
「いや、接客もしましたし、ドリンクも作りましたし……。」
「お前、それに見合ってんのか、この量。」
(今井君が注文して出て来た訳でも無い賄いの量に文句付けられても。)
「アカン。腹立って来たわッ」
(なんか、アニキはスイッチ入ると、必ず「アカン。」から説教が始まる。)

そこから15分20分、賄いが豪華過ぎる事に、勝手に熱くなったアニキに説教垂れられまくる、今井君。
(不憫やわぁ。)

でも、滋賀県民の今井君はここから謙虚に謙虚に語るのよ。

「そこから20分30分賄いが豪華過ぎる事に対して活を入れて頂きまして。」
「ゆずるさんの活をずっと入れて頂く時間が始まりまして。」
「賄いの有り難みをより感じて食べられるようになりました。」
(謙虚!これぞ滋賀県民!面倒くさい先輩に負けんな!)

そして、こういうやり取りに目がないケンコバさんのジャブが入る。

「格好ええわぁ~。松田優作やん。」
(オーッと。ここに来て初めてケンコバさんとあたしの意見が合致しない!)
(あたしのここまでのやり取りを聴いて思わず出たツッコミはコレ。)

『ウッサいなぁ。小籔千豊かよッ!』

新喜劇の座長として、規律パトロールに余念が無い小籔千豊さん。

むっちゃウルサいけど、言うても座長。
今までの実績。
新喜劇の未来を思う熱い気持ち。
ウルサくなってしまうのも分からないでも無い。
(それでもやっぱりウルサいが。)

そして、ここまでのやり取りを聞いていた滋賀県民ではない高見君が言う。

「僕びっくりしてるんですけど、全くおんなじ事された事あります。」

ケンコバさんとあたしの声がシンクロする!

「ええっ?!」
「ただの嫌な奴やん!」

高見君からの暴露トークが始まる。

「僕のお店にもゆずるさん来て頂いて。僕は賄い食べる時に、全く別のテーブルで。わざわざ離れてるのに僕のテーブルまで来て〝賄いむっちゃ豪華やん〟から始まって。」
(何や?もしかして後輩の賄い取り締まりをルーティンにしてんのか?)

「その日、僕の為に鍋をしてくれはって。」
(つくづくなんちゅーええバイト先なんだ。)

「コンロに火点けた位のタイミングで来はって。」
「お前、これに見合った仕事今日したんか?」
(え?デジャヴ?なあ?デジャヴ?)
「そっから20分から30分位活入れて頂いて、振り返ったら出汁無くなる位チュンチュンになってて。」
(食べさせたれよっ!)
(一日の仕事終わってからの大きな楽しみ、賄い。自由に食べさせたれよっ!)

でもそんなあたしの浅い考えをあざ笑うかの様にケンコバさんが諭す。

アニキが後輩芸人を公に叱る事で、大将は心に思ってても言えなかった事を、言わずに済む。
言わば後輩が大将から怒られ無くても済む様に、未然に防ぐ為にわざと河井は叱ってやってるんやと。

「お前ら感謝やぞ。」

ええ~。
そうだったのか?
そんな深い深い考えがあっての
「アカン。」やったんか。

ケンコバさん。
あたし、アニキのファンを自負してましたが、まだまだでした。
出直して来ます。

『お前は漫劇の小籔千豊かッ!』
と、罵声を浴びせた自分を恥じます。

『いよっ!漫劇の規律パトロール隊長、アニキ!』

面倒くせぇ。