「あいつ今何してる?」

🎤 また会えるかな 
🎤 また会えるかな
🎤 ほら僕は君が気になりだした
🎤 また会えるよね 
🎤 また会えるよね
🎤 社交辞令であっても
🎤 真に受けたいな
 Mr.Children / また会えるかな

テレビ朝日『あいつ今何してる?』
テーマソング。

1996年発売の大ヒットソング
名もなき詩カップリング曲。

そうやったんや。
知らなんだ。

『あいつ今何してる?』は2015年に始まってるので、新しくテーマソングを誰かアーティストに依頼するのでは無く、この番組にぴったりとスタッフさん達が思って起用した事になる。

改めて歌詞を検索してみる。

ホンマに番組の為に書き下ろしされたかの様な歌詞だった。

何気にいい曲。

こんばんは。
ウル虎マリンです。




「あいつ今何してる?」8/12放送回を見る。

ミルクボーイとかまいたちの気になるあいつのその後を探す回。

これ、神回なんじゃなかろうか。

この番組って、ゲストの芸能人の同級生や恩師なんかが今どうしてるかを調べる番組。

でも、それって調べる事は出来ても、その対象となった相手の人が、今どうしてるかで感動や共感の度合いが大きく変わって来る。

ほとんどの人が一般人で、社会人になってから紆余曲折あったけど、家庭を持って子供が居て今は幸せに暮らしてます。って、パターンが多い。

これはこれで勿論悪く無い。

ゲストの芸能人にとっては、懐かしいし、当時自分が記憶していた事と、気になってた対象の人の記憶が結構違ってたりして、「え~、そうだったんだ!」って、ゲストが驚いてる姿は微笑ましい。

まだ芸能人でも有名人でも無い、まさしく金の卵状態のゲストが若かりし頃どんな人だったのか、当時を知る人達の飾りの無い率直な言葉で聞くと、グッとゲストが身近に思える。

人は誰しも小さな後悔や、あの時なんでもっとああしなかったんだろ…と心に引っ掛かってる事を抱えているもんだ。

それは大抵、友達に対してだったり、彼女や彼氏だったり。

自分は本当はあの時こう思ってたんだよ…って答合わせを番組を通して出来るのは、関係の無い視聴者の立場で見ていても、すっきりしたり小さな感動を共有する事が出来る。

でも、今何してるのか気になるあの人が、仕事で成功していたり、ゲストに負けないくらいある世界で名を馳せてたりすると、「ええっ!あの時のあの人がこんな凄い人になってるの?」って衝撃がプラスされた感動に昇華して、より一層満足度が上がる。

そういう意味において、ミルクボーイとかまいたち両コンビの何してるか気になるあの人は4人共凄い人達で、衝撃度も満足度も無茶苦茶高かった。

まずはミルクボーイの大阪芸術大学落研時代の先輩で落研会長、浪遊亭我呂さん。

って、本名は河野さん。

最初に調べて欲しい気になる人の思い出をミルクボーイが話すシーンでは、ずっと「我呂が、我呂が。」って呼び捨てにする二人。

うん?
先輩ちゃうの?

よく職場や部活で、その人の前では「○○先輩」とか「○○さん」と呼んでても、同期の間では「○○」って呼び捨てにする、その流れなんかと思ったら、河野さんによると内海君には普段からずっと呼び捨てにされてたらしい。
(河野さん、ちょっと根に持ってる風)

当時からネタを見てもらって、我呂さんの意見を聞いてネタの手直しをしていたと言うミルクボーイ。

ミルクボーイの原型を一番良く知る大学時代の師匠みたいなもんである。

なのに、「我呂。」と呼び捨て。

その我呂さんが、その我呂さんが、あの、あの、作家の河野裕さんだった!

「ええーーっ!!」

むっちゃびっくり!
そんな事ある??

って、こんな書き方をすると、河野作品のファンの様だが一冊も読んだ事は無い。

でも、本屋で働いてるので、KADOKAWA文庫のコーナーに何冊も並んでいるし、高校生なんかが新刊発売日に買っていくのをいつもレジ対応しているのだ、あたし。

そう。
河野裕さんって、超人気作家さんなのだ。

山内君が「ミルクより売れてるやん。」と言ってたけど、確実に売れている。

そんなもん、間違いなく売れている。

その超人気作家さんをずっと呼び捨て。

ええ根性してるやないか、ミルクボーイ。

あたしが見て来た「あいつ今何してる?」史上、一番ビッグネームかもしれない。

しかし、凄いなぁ…。

ミルクボーイの二人が、「大学時代いつも小説なんかを書いていた我呂さんが、小説家なんかにもしなってたら嬉しいなぁ~。」と言ってたら、その想像の数倍上を行く現状。

なんか、見ながら「はぁ~。」って何回も言うたわ。


お次がかまいたち山内君が気になるあの人。

中学校時代の担任の先生だった古田先生。

教師になって初めての担任が山内君のクラスだったと言う古田先生に、ずっと「ヤマジは面白いから凄い人になる。」ってな事をずっと言ってもらってたんだと。

中学生くらいの時にこういう風に、褒めてくれたり認めてくれる人が居るのは無茶苦茶大きい。

自分が何者かもまだ分からない。

でも、何かになりたい。

その何かになれる可能性がどんなものかも分からない。

級友達に打ち明けても馬鹿にされるかもしれない。

それを新米先生と言えども、中学生からしたら大人の教師に認められたり、頼りにされる感覚って、山内君に取ったら凄く大きかったと思うのだ。

もし古田先生に出会ってなかったら、本当にかまいたち山内君は生まれてなかったかもしれないな。

今や49歳にして教頭先生に出世した古田先生の現在の姿も素敵だった。

パッと見ただけで、「この人絶対いい人。」と分かる爽やかな笑顔。

今の赴任地の中学校の生徒にもとても慕われてた古田先生。

いいなぁ、山内君。

あたしも古田先生に担任してもらいたかったわ。


一方の濱家君の気になるあの人は、小学校の同級生、加藤君。

とても秀才だったと言う加藤君。

そんな加藤君は、大手広告代理店で働いていた。

博報堂かな?

この加藤君がむっちゃ格好良かった!

なんか、お洒落で仕事も出来る大人の色気有りまくりの素敵な人だった。

その加藤君がわざわざ取材の場に持って来てくれてた当時の卒業文集。

濱家君がずっとNGにしてた卒業文集をちゃんと持参するなんて、グッショブ!(o^-')b

でも、これが凄かった。

濱家君の将来の夢には、ちゃんと『漫才師』と書かれていたのだ!
吉本興業に入って…とも書いてあった!

「おお~~っ!」

夢を実現させている濱家君!

「格好いい⤴️⤴️」

………と、思ったのはここまで。

その卒業文集に書かれいる内容が…

「普通の時は漫才師」(???)
「何たらをこーした時にはスーパーサイヤ人の様になって、余計に面白い。」(???)

アカン。

思い出して書こうとしたけど、何が言いたいのか、ヘナヘナした文章で意味伝わって来んかったので、再現出来ず。

ディレクターさんの代わりに取材に行った山内君が「なんじゃこりゃ。」と言ってたけど、まさしく「なんじゃほら??」ってな文面やった。

小学校時代の濱家君の印象を聞かれた加藤君が、「成績はクラスで下から数えて1、2番。」と答える。

いやぁ~、加藤君格好いいだけじゃ無く、お笑いのセンスまであるやん。
ちゃんと落として。
凄ーい!!

と、思ったけど、ただの事実やった。

いわゆる〝アホの子〟の書く文章やった。

や、ええのよ。別に。
子供の頃の話やし。

子供なんて、元気でちょっとアホなくらいが一番可愛いもん。

嬉しがりの目立ちたがりで元気でアホ。

濱家君。

「らしいっ!」

最後「去年のM-1かまいたちは準優勝でしたけど、どうでした?」と山内君に聞かれた加藤君。

「正直、ミルクボーイで涙出るくらい腹抱えて笑った。」

爆笑!

いいっ!いいよ、加藤君。
なんか、大好きだ!


そして、ラストは内海君が中学校時代に顔も知らない会った事も無い、メールのやり取りをしてた、熊本県のななちゃん。

熊本県の何処の高校に進学するかが分かってる。
同い年。
ニックネームがななちゃん。

手がかりはたったこれだけ。

そんでも凄いのが、この番組のスタッフさん。

な、な、なんと。

熊本県のななちゃんをちゃんと探し出して来た!

そのななちゃん。

むっちゃ可愛いかった。
ホンマに可愛いかった。

なんと言おうか、男の人が一番好きな丁度いい可愛さ。

芸能人やモデルみたいに、目鼻立ちハッキリクッキリの整った顔と言うタイプでは無く、ほんわか優しい感じの可愛いさ。

渋谷を歩いててもスカウトの声は掛からへんかも知れないけど、クラスに居たらチラチラ見てしまう様な。

これは内海君嬉しかったはず。

自分の初恋の人や、好きだった同級生が大人になってからどんな風になってるか見る時のドキドキ。

どうか綺麗でいてくれ!って願う様な気持ちだったはず。

もうななちゃんパーフェクトでした。

話し方もちょっとおっとり目で、優しいいい人なんやろな~と、何の疑いも持たずに思えた。

いやぁ~、ホンマ可愛かったわ、ななちゃん。


と、めちゃくちゃ堪能しました、あたくし。

「あいつ今何してる?」

やっぱ大好きです。この番組。