N団地?

🎤 さあがんばろうぜ!
🎤 オマエは今日もどこかで
🎤 不器用にこの日々と
🎤 きっと戦ってることだろう
エレファントカシマシ / 俺たちの明日

昨日の関ジャムで宮本浩次の特集をしてた。

プロの解説を聞くと、改めていいアーティストだなと思う。

そして、昔は頭掻きむしったりする宮本さんが、けったい過ぎても一つ好きになれなかったけど、時を経てエレカシの曲が自分の日常にフィットし出して来て、頭掻きむしろうがコメントが右往左往しようが、もうあんまどうでも良くなった。

この人はこういう人です。

仕事でミスった。

諸々さておいて。

こういう時こそのエレカシだと思う。

こんばんは。
ウル虎マリンです。




久々に仕事でミスった。

先週、うちのお店でR社製のワイヤレスコントローラーを購入されたお客様。

Bluetoothが反応しない。
方向キーの左が反応しない。
アプリと連動しての設定が出来ない。

との事で、返金希望で来店。

R社製の商品は認可を受けた販売店で無いと販売出来ないので、通常はお客様から直接連絡してもらわないといけない。

売店の判断で勝手に返品出来ないのだ。

なもんで、問屋に掛け合ったりして、返金OKに至るまでかなり長く掛かった。

もうこの時点で、かなりカロリー消費したあたし。

そしてこのお客様、クレジットカードで購入されている。

日を跨いでの返金処理なので、購入時使用されたクレジットカードをお持ち頂かないと処理が出来ない。

他店でクレジットカードの返金処理の際、購入時に使用したのと違うカードを提出されて、後々カード会社も巻き込んで無茶苦茶ややこしくなったので、その確認を忘れずに。
と、マネージャーからの指導。

ややこしいのは、このお客様コントローラーの他にもゲームソフトと、レジ袋代も含めて購入されてるのだ。

返品するのはコントローラーだけ。

でも、クレジットカードの返金処理は一会計分の伝票ナンバーで処理するので、一旦ゲームソフトもレジ袋代もまとめて返金処理する事になる。

これになかなか納得して頂けない。

なんとか納得して頂いて、一旦全額返金処理。
改めてソフトとレジ袋代をクレジットカードで購入処理。

まあ、なんとか終わったわ…とお客様が帰られてからホッとするあたし。

返金処理した際の会計報告を書こうとして、あたしは自分が大きなミスをしてる事に気付いてしまう。

「あ!クレジットカードの返金処理にばっかり気が行って、POS(レジ)の返金処理してへんやん!」

危ない、危ない。

在庫は合わない。
違算は出る。

良かった、気が付いて。

本当ならこのPOSの返金処理した際のレシートもお客様にお渡ししないといけないんやけど…。

と、思いながらレシートを眺めて
「へ?」って声が出た。

現金払い     701円
クレジット払い 24000円

げ、げ、現金払い??

何ほれ?

えーーっ!

まさか端数だけ現金払いして、残りをクレジット払いしてはるやなんてっ!

なんでほんな面倒くさい事すんのっ?

マジかっ!
最初にそう言うといてくれよ。

「クレジットカードで払ったんやけど、返金してもらえる?」としか言わへんかったやんか!

ウゲッ。
ほんなら、現金払いの701円をお客様に返し忘れた事になるやん。

ひぃ~~。

お金返し忘れたなんて言ったら、怒らはるやん…。

あ~あ~⤵️⤵️⤵️

でも明らかにあたしの処理ミス。
連絡せねば。

電話して、701円を現金払いされてる事に気付かずご返金出来てない事。

申し訳ないけれども、次回ご来店頂いた時にご返金させて頂く事でご了承頂けませんか?と。

ご了解頂けて、「あ~良かった。」と受話器を置いて約1分後。

電話が鳴る。

やな予感しかしない。

液晶画面に表示される電話番号が、今しがた電話してたお客様の電話番号だ。

そ~っと受話器を上げたところで何も変わらないのに、思わずそ~っと出る。

「よう考えたらそっちのミスなんやから、家までお金持って来て。」

うげっ。

こう言われたら行くしか無い。

「分かりました。」

住所を確認する。

東近江市宮○町

宮○町って何処やったっけ?

東近江市は、旧の八日市市永源寺町愛東町、湖東町、蒲生町能登川町五個荘町の一市六町が合併して東近江市になってるので、町名見ても何処なんだか見当が付かないのだ。

「宮○町と言う事は、旧の何町になりますか?」

「旧の何町かは分からんけど、N団地。」

N団地?
マジで?
遠っ!!

「分かりました。ただ今は職場離れられないので、午後7時頃になりますがよろしいですか?」

「ああ。ほれは別に構へんよ。」

「ありがとうございます。」

ガチャ。

N団地?!
N団地やとっ!
30分掛かるや無いかっ!

くぅ~~~。

あたしがミスしてんからしゃーないけどさ。

今来てくれてんから、また立ち寄ってくれたらええやん…。

ほんでN団地は恐ろしくデカい。

一戸建ての住宅が2200軒くらい立ち並んでるのだ。

道は完璧な碁盤の目。

余計分からんっちゅーねん。

あたしはN団地を通る度に、「よくここに住んでて無事自分の家に辿り着けるな…。」と感心する。

住宅と住宅との間の路地も何本有るのか見当も付かない。

く~~。
よりにも寄ってN団地とは。

パソコンのGoogleマップで調べる。

該当する家の外見がハッキリ映し出される。

なんか、これ、ちと気持ち悪い。

個人情報ダダ漏れ感半端ない。

マネージャーと店長に報告して、6時まで仕事してから向かう事に。

カーナビ付けといて良かったわぁ。
付いて無かったら絶対辿り着けへんわ。

車運転する事約30分。

N団地到着。

カーナビが「目的地周辺に到着しました。案内を終了します。」と言うてくる。

辺りはもう薄暗い。

でもカーナビの言う「目的地周辺」はホンマに周辺なのだ。

Googleマップで見た外見と同じ住宅が見当たらない。

何処や?
近くの住宅の表札を確認しながらウロウロ。

無い。

ほんで表札が何処にあんのか分からん家が何軒かある。

分かるとこに出しとけよ!

そういうおうちにピンポンして「○○さん宅ですか?」と聞く訳にも行かず。

出来たら自分の携帯からお客様の携帯に掛けたくは無い。

非通知にするのも失礼やし。

が、一区画くらいウロウロしたけど見つけられず。

街灯に寄ってくる小っちゃい蛾にたかられたりしながらウロウロしても見つからんもんは見つからん。

ナビっ!
番地まで入れてんにゃから、もうちょっと正確に案内せえよっ!

結局諦めて電話する事に。

「あ~、どの辺に居ます?」

どの辺?
どー説明すりゃあええんじゃ。

周りは全部住宅。
目印になる様なもんは無い。

「ええ~。目の前が○○さんのお宅で、その向かいは空き地です。」

「あ~、そっち。今から行きますわ。」

待ってると1本向こうの筋から人影が。

カーナビ💢
筋違いや無いか💢

街灯の下でお金を確認してもらい返金完了。

真っ暗になってた。

お店出てから1時間経過。

自分のミスなのは分かってるけど、なんだかモヤモヤする。

お客様には絶対言えない。

でも、でも、でもさ。

ちょっとブログで叫ばせておくれ。

「ちょいちょい利用してくれてんねんから、次来店した時に渡すではアカンかったんか?」
「701円やんっ!」
「701円手元に無いから困る様な生活してはらへんやろっ!」
「う~。う~~~。」
「元々は返金対応不可能なのを代行してあげたのにぃ~~~っ!」

えーー。

お客様は悪くありません。

叫んどいてなんやけど。