おカネの切れ目が恋のはじまり。

🎤　I'd rather be a sparrow
🎤　Yes I would, if I could,
🎤　I surely would
サイモン＆ガーファンクル /
　　コンドルは飛んで行く

1970年発売の曲。

BGMとしても使い倒されてる誰もが知る名曲。

どんな思い入れがあるって？

思い入れは大して無い。

この方が生まれた年に発売された曲ってだけで引っ張って来ました。

相席食堂見てから頭離れへん。

誰かあたしの頭の中から消して欲しい…。

こんばんは。
ウル虎マリンです。

やっとカネ恋、『おカネの切れ目が恋のはじまり』を見た。

こんなん書くと、毎日毎日家で録画しといたテレビ見てるだけの恐ろしく暇な人。と思われてるかもしれないが、お米農家のあたしは今一年で一番忙しいのだ。

世の中的にはシルバーウィークって４連休やのに、ひたすらコンバインの掃除してた。

ホンマに丸一日かかった。

コンバインって色んなハッチみたいなんがあって、今年今まで開けた事無かったハッチを発見した！

未だにコンバイン攻略出来て無い。

あれ？
何の話やったっけ？

そや、カネ恋や。

見た。
やっと見ましたとも。

ずっと忙しくて、バタバタしてる中で見るのはちょっと処理しきれんな…と取っといたのだ。

「え～～と……。」
「う～～んと……。」

「アニキのあの役、要る？？」

鶴屋春人って、名前からして軽いお調子もんやけど、別に役名付けるほどの事も無いくらいの出番やってんけど。

ほんでさ、アニキは結局関西人の設定なん？

ベタの関西弁でも無いし、標準語では断じて無いし。

検証しようと思ったら出番終わってたわ。

も一つ結局。
出番はこれで終わりなん？

稲ちゃんの役は、主演の松岡茉優ちゃんと同じ部署の猪ノ口保役やから、また映る事もあるのかも…？

稲ちゃんの役も、どーせ稲ちゃん使うコメディドラマなら、もうちょっとイジった扱いでも全然いいのになと思ったけど、スタッフさんが処理しきれんかってんろな。

昔のドラマで教頭先生や用務員さんが着けてた黒い腕抜きしてて、「え？猪ノ口さんって嘱託で来てもらってるおじさんじゃないんですか？」みたいな。

60歳くらいと思ってたら、まだ30代なんや…この人。みたいな。

ファーストサマーウィカさんの向かいに座ってたり、松岡茉優ちゃんと同じ画角に映ってたりすんのが、馴染まなさ過ぎて、ドラマの筋より稲ちゃんの姿追い掛けてしまう。

もしかしたら二人共、毎週ちょろちょろと出番はあったのかもしれへんけど、三浦春馬君の急逝によって、変わってしまった部分なのかも。

カネ恋見て、改めてなんで春馬君亡くなってしまったんやろ…と思ってしまった。

あんなにキラキラしてたのに。
あんなに溌剌としてたのに。

三浦春馬君で一番印象深いのは、ドラマ『14歳の母』で初めて見た時。

中学生の女の子が思わぬ妊娠をしたけど、出産を決意して色々な苦難を乗り越える事で成長して行く高視聴率ドラマで、主演の志田未来ちゃんの彼氏役だった。

学生帽を被った色白の男の子が、志田未来ちゃんを妊娠させた相手役と分かった時にはちょっと違和感があった。

妊娠に怖じ気付いて逃げ腰になる少年のどこに惚れたのかと、理解出来なかったのだ。

でもそれは、志田未来ちゃんの熱演に、完璧に未来ちゃんの味方としてドラマに入り込んでしまってるからこそ。

ドラマが進むにつれ、春馬君の色白で清潔で清廉な見た目と、危うく揺れ動く頼りなさを丁寧に演じてくれた事で、中学生がいきなり抱えてしまった妊娠という自分達では処理仕切れない問題を、色んな困難にぶつかる度に少しずつ逞しくなりながら、出産を決意するに至る説得力を持たせたと思う。

ドラマの最初の頃はこんな頼りない男の子と関係を持ってしまって、それで出産してしまうの？と思ってたのが、未来ちゃんの強さ純粋さに影響されて、逃げないでおこうと段々成長して行くのを見ているうちに、
大人なんかに負けないで！
もっと周りに頼っていいんだよ。
って、どんどん二人を応援する気持ちにさせてくれたからこそ、名ドラマとなり、高視聴率を叩き上げたと思うのだ。

それからずっと何年も後に、春馬君が舞台の公開ゲネプロで、歌って踊ってる姿をエンタメニュースで見て
「こんなに踊れるんやっ！」
「こんなに歌上手いんや！」
って無茶苦茶びっくりしたのを覚えてる。

本当に才能があって、真面目過ぎるくらい真面目に仕事に向き合って来た春馬君が、何故…？

ドラマの収録途中に主演が亡くなる。

本当ならお蔵入りになってもおかしく無いところを、脚本を書き直して放送にこぎつけてもらえて良かった。

アインシュタインが出てる出てないでは無く、純粋に脚本も主演二人の演技も、周りを固める役者さんも素晴らしかったし、何より面白かった。

フルで見てみたかったなぁ…。

そして。
フルで見てもらいたかったなぁ…。

春馬君がもしかしたら、あの世で一番そう思ってるのかもしれない。

でも、そんな事は忘れてただただ純粋に楽しもうと思う。

連続ドラマをリアルタイムで追い掛けるのって、半沢直樹以外では無茶苦茶久しぶりだわ。

番組スタッフさん。
出演者の皆さん。

楽しみを一個増やしてもらってありがとう！！