俺ら2006年デビュー組。

楽しみにしてたアメトーーク『こう見えて同期芸人・2006年デビュー組。』

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このメンツが同期。

誰と誰が同期で、誰が先輩になるのか、しょっちゅう調べてるあたしでも、「全員同期なんか…。」って意外に感じる。

それだけブレイクした時期もブレイクの仕方も違うのね。

このメンツの中では圧倒的に一番後に売れたすゑひろがりず

こうして〝すゑひろがりず〟と打ってても、変換候補に一発で出て来ないもん。

末広がりず。
すえひろがりズ。

別物。

と言うあたしも、去年のM-1で初めて知ったのだから、偉そうには言えない。

偉そうには言えないけど、諦めずに続けて良かったね。と偉そうに思う。

今はM-1ってコンビ組んで15年目まで門戸を広げてるので、薄まってしまってるけど、元々紳助さんがM-1を立ち上げた目的の一つに、〝売れない才能の無い芸人が諦めを付けるきっかけを与えてやる〟ってのがあった。

字面だけで見ると凄く乱暴に思えるけど、
「コイツらはちょっともう無理やでって芸人おるやん。」
「それでも芸人ってやっぱり楽しいからバイトしてでも続けたいんよ。」
「いつまでも見切り付けられずにダラダラやるより、10年経ってそれでも売れんかったら辞めて、他に仕事ちゃんと就いて自活出来るようにしたらなアカン。」

紳助さんが何故M-1を立ち上げたのか、テレビでこういう風に語ってるのを見て、紳助さんに心酔してたあたしは、「こういう愛情の掛け方もあるのか。」と至極納得した記憶がある。

一方で〝ホンマに面白い奴は時間掛かっても絶対に売れる時が来る〟との説もあって、すゑひろがりずはそれを地で行ったって事なんだろう。

大阪組として出てる稲ちゃん。

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アインシュタイン結成間近の売れてない頃を回想して
「僕の見た目が相方の足引っ張ってたって言うか…。」
「信じてもらえないかもしれないんですけど、僕の肌の色が〝ライトグレー〟やったんですよ。」

みんな「信じられない。」と言いながら爆笑。

信じてもらえないなら信じてもらいましょう。

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って、白黒やんか!

でもこの写真、祗園花月で買った生写真なんやけど、スマホで撮って明るめに加工しようとして、肌の色合い補正するのに、なんぼやっても稲ちゃんの顔をスマホが顔と認識してくれなくて、時間ばっかり掛かって「もうええわっ!白黒にしたるっ!」でコレになった写真。

稲ちゃんだけでは無い。

みんな売れるまで紆余曲折。

お茶の間認知度抜群のチョコレートプラネット。

コンビ組む前はそれぞれピン芸人の時代があったのだと。

ピン芸人のネタに行き詰まってた〝松尾アンダーグラウンド〟事、現チョコプラ松尾君。

その当時のネタ動画が流れる。

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確かに行き詰まっている。

この写真見てるだけでも、お客さんがクスッともしてないのが分かる。

だってさ。
この至近距離で、ハイレグ海パンの御開帳ポーズ見せられても。

これでこの路線には見切りを付けたはずが、チョコレートプラネットの単独ライブでも披露してた。

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そのライブに助っ人出演してたシソンヌのじろう君と向井君。

そんな事より右端、何?

一人連獅子が居る。

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あ、連獅子に失礼やった。
誰?

今回のこう見えて同期芸人の回。
よしもと芸人に混ざって一組だけワタナベエンターテイメントのハライチが居る事で荒れる荒れる。

ハライチの岩井君のトンガリ方が半端ない。

〝他のメンバーと俺らハライチを一緒にすんなよ〟で突っ切る。

ピカリの定理でずっと共演してた先輩の平成ノブシコブシの徳井さんにもぶっ込む。

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ハァーーっ!

「ずーっと思ってたんだけど、俺らが同期と思ってると思ってる?」
「みんながそうやって青春やってる間、俺ら現場立ってるからね。」

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ヒィーっ!

「長田さんとか向井君と飲んだりもするんですけど、同期の感じのワチャワチャをやって来るんですよ。それ聞いてるだけでスゲェ胃もたれするんだよな。」

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フーっぅ!

「澤部と向井君が争ってるみたいなのがあったけど、澤部は単体でも無茶苦茶笑い取れるからね。」

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へーーッッ!

エグい。
(ホーッ!まで無かった。)

隣で聞いてるチョコプラの長田君がガチで怒り出す。

売れた時期別のパネルを使って、更にマウント取ってくる岩井君に煽られる様にヒートアップする長田君。

その煽りを食って、弾き飛ばされるシソンヌのマグネット。

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か、悲しい…。

シソンヌの優勝期のコーナーやのに。

そして、皆さんお気付きでしょうか?

こうやって岩井君と長田君がヒートアップして言い合ってるその後ろで、秘かにシソンヌの長谷川君が立ち上がって
「うちらのコーナーだから…。」って言ってるのを。

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辛い。

でもこのどんどんヒートアップして、ややもするとバチバチの殺伐とした空気になりかね無い所を、「凄いね、澤部って。」の一言で見事に和ませた澤部君はやっぱり天才やと思う。


いやぁ~、凄いわ。

売れない時代をお互い共にしてるからこその連帯感やプライドが見え隠れして、同期芸人企画は見ていて楽しいだけじゃ無くて、ちょっとしみじみする。

こんな甘ったるい事書いたら、岩井君に「終わってるな。」って一蹴されるかもな。

ところでその岩井君。

この衣装どうしたん?

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松尾伴内さんに借りたん?

なあ、テロテロのおばさんみたいなんやけど。