真摯な山内君。デカい濱家君。

かまいたちチャンネルでM-1グランプリの解説やってるのを見た。

スゴい。

「はぁ～、なるほど～。」
「あ～、確かに。そうかも。」
「へぇ～、そうなんやぁ。」
の、連続。

とにかくスゴい説得力。

「さすがプロは違う。」

しこたま感心しまくる。

そして、何がスゴいって、普段人の事心ん中で見下しまくってる山内君が、無茶苦茶真摯に語ってる事。

全くボケない。

とにかく低姿勢に、出演者に敬意を表して、懇切丁寧に解説してみせる。

そして、「こういう風にしてみたらもっと良くなる気がする。」とアドバイスもしてみせる。

これがまた「ほほ～、なるほど。」と実に分かり易く、感心しまくるのだ。

あんまり素晴らしい解説振りで、ブログで偉そうに感想綴ってる自分が恥ずかしくなる。

毎年、プロの漫才師の人達が、M-1について語ってるのを見聞きすると、「偉そうに書いてるけど、あたしの感想なんて、なんちゅー浅いんだ。」と削除したくなってしまう。

でも、あたしはお笑い評論家になりたい訳では無い。

毎年毎年M-1グランプリ見終わる度に感動しまくって、とにかくこの感動を、感謝の気持ちを伝えたい！って気持ちに駆られるのだ。

あたしは漫才師さんでは無いので、自分達の漫才について一般素人にあれこれ言われる事に対して、漫才師さんがどういう感情を持つものなのか分からない。

あたしが想像してる以上に
「ド素人が何分かった様な事偉そうに言うてんねん。」って腹立たしいものなのかも。

だとしたら、あたしのこのブログは最低最悪なものだと言う事になる。

でも、
「凄く面白かったです！」
「無茶苦茶笑いました。」
「感動しました。」だけでは無い、
「あたしはこんなにも夢中になって見させてもらいましたっ！」
って熱意を伝えたいのよ。

もしかしたら、もしかしたら…。

これを読んでくれた漫才師さんが、「おお。こんな風に見てくれたんや。」って思ってくれたり、M-1グランプリに携わったスタッフさんが、「こんなに熱い気持ちで見てくれるファンが居てくれるんなら、頑張って良かった。」って一人でも思ってくれたとしたなら。

そうなら、本当に無茶苦茶嬉しいのだけど。

と、あたしの事なんてどうでもいい。

かまいたちである。

１時間ちょいの時間を使って語る解説が、あまりにも凄くてあたしは余計な心配をしている。

「これを見たかまいたちより売れてない先輩芸人さんは、かまいたちと同じ劇場に立ったり、一緒に仕事すんの嫌やろな…。」と思えて来るのだ。

あたしがかまいたちより、人気も実力も無い先輩芸人なら、
「こんなん俺らの漫才なんて、かまいたちから見たら穴だらけに見えたるやろな。」
「ほんな下手くそでよう漫才やってんな。って思っとるんちゃうか。」

って思えて、出来るだけ一緒に仕事したく無い。

かまいたちはYouTubeの一番最後に、
「偉そうに語ってすいません。」的なフォローをちゃんと入れているけども。

先輩芸人さん達も、そんな捻くれた取り方をする人達なんてこれっぽっちも居ないのかも…。

かも…。
かも…。

いんや、絶対に居る。

漫才師でも無い、女のあたしでさえ、「これ、あたしが漫才師ならキツいな…。」と想像してしまうのだ。

男の人の嫉妬って凄いって言うではないか。

こうなったら、かまいたちが一気に60歳くらいまで歳とって、『かまいたち師匠』と呼ばれるくらいにまでなるしか無いと思う。

「かまいたち師匠があんな風に言うてるんなら仕方ないか…。」と、年齢と経験で雑音なんて捻じ伏せてみせる。

うん。
歳取りゃええのだ！

かまいたちより売れてない先輩芸人の皆さん。

かまいたちに先輩芸人さんを馬鹿にする気持ちなんて、多分これっぽっちも無いはずです。

まあ、全ての漫才師が素晴らしいとまでは思ってへんかも知れませんが。

でもでもどーか、どーか許したって下さい。

特に１時間超の９割山内君が喋ってて、隣で「うんうん。」と、ほぼ頷いてるだけの濱家君なんか見てたら
「何やねんっ！デカい図体しやがって！」
「お前なんか、デカいだけのデカ包茎のクセにッ！」
と思えて来るかも知れませんが。

でも、でもね。

濱家君だって好きでデカ包茎に育った訳では無いんです。

え～、そうですとも。

濱家君だって、心に漫才に対する熱い気持ちを、身体にデカい包茎を持ちながら、日々頑張ってるんです。

身体を張って！

こんな風に。

こんな風にっ！

そう。

デカ包茎だって必死に歯食い縛って頑張ってるんですっ！

だから責めないでやって下さい。
お願いしますっ！

デカ包茎にだって、デカ包茎にだって、人権があるはずですっ！　
（うん？人権はなんぼ何でもおかしいな…。）

あっ💡

「デカ包茎にだって、デカ包茎にだって、ヂン権があるはずですっ！」

えーっと。

デカ包茎一言も喋ってへんのに。
えらいとばっちり。

すまねえ。デカ包茎。

なんか、恐ろしく眠たくて、何書いてるか途中で分からん様になってもーてん。

明日は祇園花月やし、寝るわ。

デカ包茎。

「いい夢見ろよ！」