30年振りの安土城跡。
寒い。
朝、5時に目覚めて外に出たら丁度雪が降り始めた。
こんな寒い日に、なんで安土城跡に行かなアカンのだ!
寒い!
寒いっ!
寒い~っ!
もう30年来の付き合いになる、現役アマチュアベーシストのYちゃんに誘われて安土に向かう。
もう気を遣う相手では無いので、言いたい放題。
「う~~、寒いがなっ!」
安土城跡には、高校生の時、卒業してすぐ、20代半ばくらいと3回登った事がある。
低くなだらかな山の中に、石垣だけが残っていて、半分木の根道の様な石段を上って行く。
てっぺんに有るのも、朽ちた石垣だけ。
正直、歴史に全く興味が無いあたしからすると、何処に魅力が有るのか分からん城跡。
信長がここに城建てたと言われてもな…。
ってな、気持ちだった。
でも、駐車場には県外ナンバーの車も結構有って、なかなかの人。
安土城跡の前の道はちょこちょこ走ってるので、駐車場や休憩所が整備されてるなぁ…と思いつつ見てはいたけど、実際に足を踏み入れるのは、約30年振り。
全く変わってた!
むっちゃ整備されてた!
そして、今まで色んな神社やお寺に行った中で、安土城跡の石段が一番キツかった。
54歳と59歳。
杖をつきながら、ひたすら無言で登る。
もうしんどくて喋る余裕が無いのだ。
登る前は「杖なんかつく様になったらもうお終いやな。」とかなんとか言ってたけど、杖使って正解。
っちゅーか、杖無しでは登れん。
ただでさえしんどいのに、マスクしてるから余計しんどい。
でもゼーハーゼーハー言いながら辿り着いた天主跡は見応えがあった。
そして、お城を訪れる度に不思議で仕方ない、「どうやって重機も無い時代にこれだけ大きな石を山の上に積み上げる事が出来たんやろ?」と沸き上がって来る疑問。
天主完成からわずか3年後に焼失してしまった安土城。
その城趾や石垣に発掘の手が入ったのは、昭和15年。
なんと、358年もの間手つかずだった事実にびっくり。
地道にコツコツ発掘、調査、整備に携わってくれた方々に心底敬意を払いながら、天守閣跡に立つ。
ちょっと曇天で見づらいけど、琵琶湖まで見渡せる景色に感動。
安土城の天守閣は3階建てだったから、信長は琵琶湖のもっと遠くまで見下ろしてたのか…。
うん。
行って良かった。
(;^_^A
ところで、気になるYちゃんの車のダッシュボードに乗っかってるこれ。
あたし「どしたん?この横山やすし。」
Yちゃん「ああ。ほれホンマはやっさんの人形が隣に立っとってん。『どないやしかし』って書いたあるやつ。」
あたし「ほの人形はどこ行ったん?」
Yちゃん「気ぃ付いたらおらん様になっとってん。」
ほんな事あるか?
ほんで、横山やすしの看板(?)しか残って無いのに、まだ飾っとくんや。
助手席に座りながら、チラチラ視界に入って来るやっさんの亡骸(?)に落ち着かない道中やった。
「やっさん、何処行った?」
さて激烈にしんどかった、石段の上り下りから3時間経った。
腰回りと膝下がジンジンする。
今日、なにわスワンキーズの単独ライブのオンラインチケット買ったけど……。
寝るな、間違いなく。
気にすんな、なにわスワンキーズ。
頑張れ、なにわスワンキーズ。
ラテ君と仲西君と、も一人誰か名前知らんけど、3人揃ってなにわスワンキーズ。
単独ライブが無観客やけど、なにわスワンキーズ。
配信はするのよ、なにわスワンキーズ。
天竺鼠は無観客無配信やったのよ、スワンキーズ。
意味分からんやろ、天竺鼠。
ラテ君と仲西君ともう一人。
どんなんするか知らんけど、多分アーカイブが終了するまでには、観れると思う。
健闘を祈る。
アーメン。