ファイナリスト勢揃い。名古屋の巻。
行って来ましたっ!
いやぁ~、贅沢なラインナップでしたな。
各コンビの出囃子が鳴る度にワクワクする。
(やっぱり出囃子って大事。)
(この前の森ノ宮よしもと漫才劇場でのライブは、出囃子では無くずっと同じ音源が流れてた。)
(森ノ宮ではいっつもそうなんやろか?)
(あれ、止めて欲しい。)
(気分が盛り上がらない。)
M-1ファイナリストで出演してないのは、錦鯉さんだけ。
逆にこうなってくると、何で錦鯉さんは出てへんのやろ?と思えてくる。
歯抜けたんか?
(それはいつもの事か?)
名古屋までは息切れして移動無理なんか?
(見た目年齢しっかり50代。)
M-1以降、一気に忙しくなって他の仕事と被ったかなんかやろうけど、どうせならファイナリストフルラインナップで観たかった。
でも、このツアー。
スペシャルと名打ってるだけの事はある。
ファイナリストだけでなく、M-1予選でも結果を残した注目の若手がズラリ。
みんな面白かったし、レベル無茶苦茶高かったけど、その中でもタイムキーパーが激烈面白かった。
何期やったっけ?と調べたら、NSC41期。
若っ!
全っ然そんな風に見えへん。
あのお腹の出具合、全っ然そんな若手に見えへん。
〝3歩歩いたら記憶を忘れてしまう鶏〟のネタ。
完成度がエグい。
凄いな、このネタ。
敗者復活、このネタじゃ無かったよね?
これで行ってたら、どうなったか分からんかったんちゃうん?と思うくらい面白かった。
2年目でこれか。
信じられん。
こんなん見せられたら、ファイナリストもうかうか出来ひんよね。
なんか、他のコンビについても感想書こうと思ったけど、タイムキーパーが全部持ってった。
会場のフォレストホールから駅に向かう地下通路でも、「タイムキーパー面白かったぁ。」と名前が出てた。
なんちゅーか、びっくりした。
そして、ファイナリストの面々。
ちゃんと決勝の順位順に出て来る。
(あ、下から順番にね。)
最下位の東京ホテイソン。
(改めて最下位と書くと、心にぐさる。)
初生東京ホテイソン。
でも、M-1以降テレビなんかでも見て来たので、初めて観る気がしない。
ショーゴ君がムッキムキ。
たける君の神楽風ツッコミは聞いてて気持ちいいし、スカッとする。
M-1でも見せたこのフォーマット。
どう落とすか分かってるのに笑ってしまう。
ショーゴ君が素で笑ってしまったりするのも可愛い。
何で最下位やってんろ?と不思議。
愛され要素一杯持ってるコンビやと思う。
9位だったウエストランド。
井口君が早口過ぎて噛んだりする。
その横でなんとなーく笑みを浮かべて立ってる河本君。
テレビで観てた時は、こちらも審査員の様な気持ちで観てしまってるので、二人のバランスが気になったりしたけど、実際に舞台で観ると、これはこのコンビの味でも特徴でもあるしなと、気にならなかった。
井口君がガンガン言いたい事言うスタイルは、今の人を傷付けない漫才ブームの逆を行ってて、痛快。
アキナは貫禄。
よくよく考えたら、アキナって噛んだり、ネタ中に隙が出てアドリブに走ったりって事がほとんど無い。
かなりの回数の舞台観てるのに。
練られた完成品の漫才って感じ。
その完成品がハマらない事もあるってのがM-1の怖さ。
しんどかったやろうけど、インパクト有り有りで逆に記憶に残ってある意味美味しかったんちゃうかと思う今日この頃。
あと3、4年したら、爆笑鉄板エピソードに出来るはず。
負けんな、アキナ。
(どう書いても恐ろしく繊細な山名君を癒やせてる気がしない。)
(エグってる?なあ、あたし、エグってる??)
元気一杯登場、インディアンス。
え~と…。
どんなんやったか書こうとして浮かんで来ない。
田渕君の胸のひまわりが割と小振りなんや…と思ったところまでは覚えてる。
あたし、睡魔に襲われてたらしい。
どんなネタやったのか思い出せない。
あ💡
つかみの田渕君の手羽先ポーズ!
あれ、面白かった!
以上、インディアンスでした。
インディアンスのお次がオズワルド。
転がり込む様な勢いで出て来るインディアンスの後だと、オズワルドののそのそした登場の仕方が一際異彩を放つ。
つかみで妹、伊藤沙莉ちゃんがブルーリボン助演女優賞を受賞した事を盛り込む。
(沙莉ちゃん、おめでとう🎉🎉)
沙莉ちゃんの受賞を知らせるネットニュースを見ると、どの記事も兄の伊藤君の事に触れている。
着実に知名度も高くなって行ってるオズワルド。
なんだか読んでて嬉しかった。
M-1で巨人師匠と松本さんに正反対の評価を受けた、もっと強く声を張ってツッコむのか、淡々とボソッとツッコむのか問題。
ネタに合わせて変えられたら最強ではないか。
ネタは本人達のモノ。
全力で好きにやるべき。
そして、ニューヨーク。
今日の二人、むっちゃ格好良かった。
ニューヨークってもっとちゃんとした漫才スーツ着たら格好良くなるのに…といつも思ってたので、今日は大満足。
ただ嶋佐君の何処かが破綻してそうな胡散臭さが薄らぐ。
あの胡散臭さが良いのに。
この写真のネタ元、2016年のNGKでの単独ライブを前に語ってた、映画に出たいと言う嶋佐君の夢。
もう叶いそう。
(もしかしたらもう叶ってるのか?)
(ニューヨーク情報、全てはチェック出来てないので分からない。)
サテンの龍の刺繍入りのジャンパー着た、一番下っ端のチンピラ役なら素で行ける。
改めてWikipediaの芸風の書き込み
〝皮肉や偏見に満ちた底意地の悪さを湛えたネタが持ち味〟に爆笑する。
〝ディスり芸〟とも。
なんかサラッとシレッと「それ言うてまうんや。」みたいな事言うんで、ニヤニヤしてしまう。
多分あたしが知らないだけやろうけど、屋敷君のAD時代がネタ元のコントや漫才を観てみたい。
きっと爆笑出来る。
次いで見取り図。
モリシの特徴ある見た目が浅野忠信と思いきや、麻原彰晃やとイジられるお馴染みのくだり。
見飽きるくらい観て来たので、馴染みの美容師さんに髪の毛切ってもらってる様な安心感でまどろむ。
そっから先覚えて無い。
そして、初生おいでやすこがさん。
M-1準優勝しても、〝どうやぁ。俺らが準優勝したユニットコンビ、おいでやすこがやでぇ〟的なイケイケ感が無いのがいい。
ずっと今の状況に戸惑ってる感じ。
すぐ舞い上がって天狗になってしまえる若さが無いおじさんユニットコンビだからこその妙味。
特にこがけんさんのちょっと悲しげな目線(真っ直ぐでは無く、少し上の方を見る目線)や佇まいが、危うげな感じがして見てしまう。
今日のフォレストホール。
素晴らしく大きな会場なのだ。
こがけんさんの歌声が響く響く。
リサイタルみたいやった。(笑)
歌ってるこがけんさんも気持ち良さそう。
小田さんのキレツッコミも響き渡る。
こがけんさんが歌い出す時に、こがけんさんの方を見ずにずっと正面を向いてる小田さんが面白くて好き。
正面向いて耳傾けてからの、ちょっとの間を置いての爆音ツッコミ。
あの落差がむっちゃ気持ちいい。
漫才なのに二人がほとんど向き合わない。
それぞれのピン芸が活かされてるスタイル。
果たして、ユニットから漫才コンビへの昇格(?)はあるのか。
M-1準優勝とM-1チャンピオンに挟まれる出番で登場のダイタク。
M-1チャンピオン出て来ると見せ掛けておいての焦らし狙いの香盤?
と思わせておいて、ダイタクむっちゃ面白かった。
かなりやりづらい出番順やったと思うけど、なるほどここにダイタクを持って来た理由が分かるっちゅーもんである。
ちょっとジャルジャルさんを彷彿とさせるネタ。
ジャルジャルさんは、あれだけの事を一切間違えずにリズミカルに完璧にやってしまう事への感嘆する気持ちがこっちに生まれる。
でもダイタクにそれは一切無い。(笑)
そのグダグダ感が可笑しい。
下手ウマ一卵性双生児ゲームリアル実況プレイみたい。
そして大トリはもちろんマヂカルラブリー。
昨日ミルクボーイの上方漫才協会大賞受賞記念冠特番
『ミルクボーイの実録!東西芸人』を見た後だったので、村上君が出て来ただけで笑える。
このナリで〝村上ガールズ〟引き連れて夜な夜な遊んでる(コロナ前)って、一体世の中どーなってんだ。
コロナが収束したら、それこそ実録で密着して欲しい。
見たい。
怖いもの見たさで見たい。
M-1で見せた〝センターマイクの前にほぼ居ない野田クリスタル〟再び。
あの決勝ネタよりはマイクまで戻って来るけど。
でもこれはやっぱり立派な漫才やと、今日改めて思う。
だって、無茶苦茶面白いもん。
もうほんでええでは無いか。
そして、マヂカルラブリーがあのスタイルで優勝した事で、「あ、このスタイルでも行けるんや。」とセンターマイクの呪縛から解放された多くの若手漫才師が居る。
なんかマヂカルスタイルのネタが増えた気がする。
M-1グランプリって、漫才師さんにとってはそれはそれはキツくて厳しい大会やと思うけど、お笑い界とお笑いファンに与える影響力は果てしない。
きっと中川家さんやブラマヨさんなんかのM-1の戦い振りを見て、「漫才師って格好いいっ!」とお笑いを目指した若者が居る様に、「マヂカルラブリー面白いっ!こうなりたい。」とお笑いの道に進む事を決めた若者だって居るはず。
そしてそんな影響力を持つのに、当の本人達がやたらクセがあったり、ポンコツだったりするのがまたいいではないか。
「お笑いってやっぱええよな。」
「やっぱ格好いいよな。」
再認識出来た一日。
みんなに感謝。
(^_^)ノ。。。