DVDで振り返るM-1グランプリ2020。

予約して買っておいた『M-1グランプリ2020』のDVDをやっと見る。

本編は録画しておいたので、3回見ている。

それでも購入するのは、特典映像のこれが見たいから。

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勿論、3年前のリベンジを果たし見事優勝したマヂカルラブリーに密着しているんだけど、他の9組の舞台裏の表情も丁寧に追っていて凄く興味深い。

決勝当日の出番順に密着している。

トップバッターは史上初、敗者復活組が選ばれる。

その敗者復活を勝ち上がったのが、インディアンスと分かった瞬間、ファイナリスト9組も異様な興奮状態。

そして、マヂカルラブリー野田君からのこの言葉。

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きっとDVD発売初日に買って繰り返し見たに違いないインディアンスの二人も、これを見たらむっちゃ嬉しいと思ったんじゃなかろうか。

敗者復活戦の会場からスタジオに走りながら向かっているこの時、きむ君は「スタッフさん、僕の鞄ちゃんと持って来てくれるかな…。」と思っていたらしい。
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2019年は序盤でネタを飛ばしてしまったインディアンス。
(あたしは未だにどの部分が飛んだのか分からない。)

ネタが終わり、袖に引っ込んでから、悔しさなのか、漫才が終わった安堵感なのか、田渕君の心情を思ってか、涙を流しながら振り返るきむ君。

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「僕はホンマにたぶっちやんの事面白いと思ってるんで。」
と、一切ネタを飛ばしてしまった田渕君の事を責めないきむ君。

泣ける。

1年前の悔しさをなぞってからのインディアンスの去年の決勝を改めて見ると、「思いっ切り悔いなくやれて良かったねぇ。」とより強く思う。

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同じく、2019年は松っちゃんに「笑いながら楽しんでる感じがそんなに好きじゃ無い。」とツッコミのスタイルを否定されてしまったニューヨーク。
(改めて最下位やったっけ?とびっくり。)
(あたし、あのゆる~く歌うネタ好きやったけどなぁ。)

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それが、去年は当の松っちゃんに「腹立つけど、オモロいなぁ。」と最上級の褒め言葉を貰って、屋敷君のこの表情。

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まさしく1年越しのリベンジ。

「格好いいっ!」

2018年、2019年と同じ劇場でずっと切磋琢磨して来た後輩と先輩の優勝を、一番近い所で見て来た見取り図。

2019年。
ミルクボーイがウケに受けまくって点数が出た後のリリー君のこの表情。

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「うわぁ~、やられたぁ。」なのか
「スゲェな…。」なのか。

モリシ。

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漫才に誰よりも熱くぶつかって来た男のこの表情。

ネタが終わってから、リリー君の肩を叩き
「悔しいな。次あるから。」
「積み重ねて行ってるから、大丈夫、大丈夫。」と励ます和牛の賢志郎君のシーンも秀逸だ。

それを経ての去年の大爆発。

伊達に毎日劇場に立ってない。

ユニットコンビで出場し、見事準優勝に輝いたおいでやすこがさんは、ピン芸人達に勇気を与えていた。

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最年少優勝を果たした霜降り明星を見て、負けてたまるかと先輩達が奮い立ち、全く無名のミルクボーイが優勝した姿が、売れてない芸人達に火を付け、3年前には最下位だったマヂカルラブリーが優勝した事で、決して諦めてはいけないと教えてくれる。

M-1グランプリは、色んな希望を強力な着火剤で芸人達の心に火を付ける。

そして、このアナザーストーリーの主役、マヂカルラブリー

3年前、上沼恵美子さんに酷評され、日本中に〝面白くない漫才師〟のレッテルが貼られ地獄を見る。

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2020年の優勝まで過去を遡って行く。

と、漫才とは全く関係ないが、村上君のこのTシャツ!

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Koenji

高円寺Tシャツ着てる!

ちなみに2017年、決勝進出を決めた準決勝でのカット。

本当に高円寺は村上君にとってパワースポットである事を地味に証明してた。

さて、話を戻そう。

あたしが地味にこのアナザーストーリーの中で一番感動したのがこのシーン。

2007年。
M-1グランプリの予選でのマヂカルラブリー

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普段カメラを向けられる事なんてほとんど無い二人が、M-1の密着カメラを見つけて嬉しそうにポーズを取る。

「何かに使われるのかな。」

13年前、今の筋肉マッチョの姿とは全く違う、細い体躯の野田君と、今とほとんど変わらない村上君。

きっとこの時には、自分達が優勝して、漫才か漫才でないか論争を巻き起こしてるなんて夢にも思っていなかったに違いない。

間に挟まれるマヂカルラブリーのこれまでのネタのシーン。

本当に独特の世界。
唯一無二の我流。

でもその我流は通用せず、酷評された事だけが、世間の印象として残ってしまった2017年。

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決勝には届かずリベンジのチャンスを逃した2018年。

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ネタは確実にウケたはずなのに、またしてもファイナリストになれなかった2019年。

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そして、2020年。

せり上がりの台の上に乗ってから土下座する事を思い付いたと言う野田君。

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せり上がって行って、お客さんが笑っているのを見て、「これでイケる。」と思ったと言うのだから恐れ入る。

直前の直前まで、高級フレンチのネタで行くのか、つり革のネタで行くのか迷いに迷って、1本目に高級フレンチのネタを選んだ。

その高級フレンチのネタは大爆笑をかっさらい、因縁の上沼恵美子さんからも94点を付けてもらいこのポーズ。

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今思えばこの決断が本当に大きかったと思う。

2本目に準決勝でもウケにウケていたつり革のネタを温存しておけると言うのは、精神的にもかなり余裕が持てたのではないか。

唯一無二の我流が今年はイケるぞ、通用するぞと確信してからのつり革のネタは更に爆笑を生む。

後に司会者である事を忘れて爆笑し過ぎたと反省さえ口にした今田さんはこの泣き笑い。

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そして、1本目も2本目も掛け合い漫才が炸裂した見取り図も、ユニットコンビならではのネタで突き抜けたおいでやすこがさんも、接戦の末下して優勝を勝ち取ったマヂカルラブリー

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この紙吹雪が舞うシーンで思いっ切り拍手!

震える。

ただのお笑いファンのあたしが見ててもこんなに熱くなるのに、漫才師の人達はどんな気持ちでこのDVDを見るのだろう。

改めて、マヂカルラブリー優勝おめでとう!!

そして、お笑い芸人の皆さん。

今年も熱い戦いをよろしくっ!