『しくじり先生』ミルクボーイ編。

録画しといてずーっと放っといたのを、今頃見るシリーズ。

しくじり先生 俺みたいになるな!!』ミルクボーイ編を見た。
(関東では5月頃に放送されてたらしい。)

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まずはサラッと経歴紹介。

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大学の落研で出会った二人がミルクボーイを結成し、大学漫才界ではブイブイ言わせてたってのを、何度かテレビのVTRで見た事がある。

今の行ったり来たり漫才の原形がちゃんと出来てて、「へぇ~、この頃からもう出来上がってるやん。」と思ってた。

漫才師としてのスタートは華々しいものの、経歴の2007年から2019年まで、すっぽり空白になってる期間の事を主に振り返って授業を進めて行く。

2019年。
全くの無名から史上最高得点でM-1チャンピオンに登り詰めたミルクボーイには、低迷し腐ってた期間が長かったってのは有名な話だし、だいたい知ってる話やろな…と思ってたので、すぐに見る気が起こらず放っといたのだ。

でも、今日初めて知る事実があった。

しくじり数字として出された「5年間」と言うキーワード。

生徒の伊集院君。
「その角刈りは、5年間罰としてやってる?」

それに対する内海君の答え。

「罰じゃないです。別に罰として角刈りやってる訳じゃないです。ファッションです。」

「ファッションなんっ??」

「え?あの角刈りはファッションとしてやってたん?」
過去形ちゃうわ。
「ファッションとしてやってるん??」

知らなんだ。

先に漫才ありきで、昭和の漫才師らしさに寄せて行く為に刈ってんのやと思ってた。

あたしの驚きをよそに、低迷期を掘り下げて行く二人。

あの白シャツに赤のチェックのスカート履いて、後輩の漫才の前に盛り上げ役として大縄飛びを飛んでた話が紹介される。

それを生徒の吉村君はNGKで見てたらしい。

思わずこう口走る。

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それを言っちゃあお終いよ。

あたしも実際一回生で観たけど、「何じゃこれ??」と思ったけども。

劇場のオーディションに合格して、プロの漫才師としてスタートを切ったミルクボーイは、最初の数年は賞レースでも結果を残して、さあこれからという時にM-1グランプリが終了して、目標を見失い、長い迷走期に突入してしまう。

そこで楽屋で耳にした「これからはネタやない!芸人も資格を取る時代やで!」を真に受け、資格取得に励む。

そして、取った資格がこちら。

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掃除能力検定って何?
ほんなんあんの?

ってか、ポールダンスって何?

特技を身に付けようとして、なんでポールダンスに行きつく訳?

ってか、駒ちやん。

「顔、怖すぎるやろっ!」

不法滞在でやって来て、生活苦しくなって犯罪に手を染めてしまった東南アジアの若者の指名手配写真の顔してる。

そして、資格取得の次に楽屋で耳にしたこの噂。

「一番大事なのは先輩付き合いや!社長との人脈やで!」

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どうでもいいが、このイラストの指を立てて喋ってる中心人物、カラテカの入江さんに寄せてると思うのはあたしだけ?

その噂を聞いた駒ちゃんは、真面目に愚直に実践する。

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どんだけ素直やねん。

ほんでこの身体。

売れてなくても、ちゃんと身体は鍛えてたんや。
(もしかして、これを鍛えてると言うと駒ちゃんに怒られるかもしれんが。)

この頃の駒ちゃんは、週6で淡路島、夜は先輩と飲みに行って、ネタ合わせに呼ばれればちゃんと行ってたらしい。

全てに全力(?)

全力を傾ける方向がちと違うと思うのだが。

でも、この先輩付き合いがいずれ世に出た時には漫才につながる。
本当に売れる為の道だと思ってたのだと。

う~~~ん。

ピュアなんか?
アホなんか?
どっちか分からん…。

一方の内海君もギャンブル三昧の日々。

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そう思うと、よくここから持ち直したなぁ…。

勿論、こんな二人は更に迷走し、明らかにウケなくなって行き、ついに2014年。
THE MANZAI一回戦敗退。

え?
それは知らなんだ。

これをドン底と言わず何と言おう。

ほとんど居なかったファンも本当に居なくなり、たった一人の熱心なファンに内海君が手を出して実質0人に。

ちなみにこれを〝ファンの一本釣り〟と呼ぶ。

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爆笑~~。
上手いこと言うなぁ。

ちなみに内海君の名誉の為に補足しとくと、一本釣りされたファンの方が現奥さんです。

この当時はほとんど会話も無く、意思疎通が全く無かったと言う。

今のミルクボーイは、とにかくずっと一緒に居てるイメージ。

新幹線移動等も席はバラバラのコンビが当たり前の中、隣に座って、時にはそこでネタ合わせまでする。

なもんで、ほとんど会話が無かったってのがちょっとびっくり。

そして、このタイミングでM-1グランプリが復活!

ようやく漫才に真面目に向き合うようになったミルクボーイ。

ここからどうやって今の完成型の漫才になって行ったのかの話に。

その流れで生徒の莉子ちゃんに無茶振りされて、滋賀県のネタを披露する事に。

生徒役のみんなに無茶苦茶ウケてる。

嬉しい。
滋賀県民としては堪らなく嬉しい。
やっぱり良く出来たネタだ。

でも、もっと全国に通用するテーマを探す為に全国ツアーを開催。

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濃い。
改めて見ると濃いなぁ~、この4組。

そのツアーの道頓堀ZAZA POCKETSであのコーンフレークネタが出来たんだと。

「おお~~。」
「ZAZA POCKETSで生まれたんや。」
「なんか、感動~。」

その初おろしのZAZA POCKETSでのコーンフレークネタは、かつてないくらいウケにウケたんだと。

やっぱりM-1優勝出来るネタは、出来た時からある意味別格なんやな。

しかも、コーンフレークネタが出来たきっかけはあのNGK48!

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「最近僕ダイエットしてるんです。」
「何でダイエットしてんの?」
「コーンフレークダイエットです。」
の会話から広がって出来たネタ。

む、無駄や無かったんや!

白シャツに赤のチェックのスカートに黒の網タイツで、大縄飛び飛んでたあの時間は無駄や無かったんや!

なんちゅードラマ!

人生無駄な事なんて、一つも無いって事やんな。

ミルクボーイ先生っ!

「大変為になりましたっ!」


明日のアインシュタイン単独ライブ、岡山公演に備えて寝ますっ!