飛び出しポップの悲劇。
あたしはセンスが無い。
お料理の盛り付けだったり、部屋の飾り付けだったり、想像力を働かせて可愛くポップに且つ見やすく盛る!ってなセンスが全く無い。
昔からその事には薄々気付いていて、職場でメーカーから送られて来た宣材商品を使って飾り付けても、翌日出勤したら手直しがしてあって、ほぼ全取っ替えみたいな仕打ち(担当社員がわざわざ休日の夜に出て来て飾り付け直した。)にあったりして、「ああ。あたしってセンス無いのね。」と否が応でも気付かずには居られなかった。
そんな事は承知の上で、今朝久々に無茶苦茶腹立つ事があった。
うちのグループは、この週末3日間チラシセールを打っている。
それに備えて、色々準備がある。
ゲーム売り場とCD、DVD売り場の一応責任者でもあるあたしは、本部から送られて来るポップをプリントアウトして飾ったり、セール用価格になってるかチェックしたり、諸々作業に追われる。
その内の一つで、販売CD、DVDにこのシールが貼ってたら20%OFFですよ、このシールが貼ってたら30%OFFですよって分かりやすくする為の飛び出しポップってのを、売り場の什器に貼る作業があった。
本部から送られて来るのはA4サイズのラミネートされた原板なので、それを全部カットして、飾った時にお客様が手を切ったりしない様に、角をハサミで丸くカットして、折り込みラインに沿ってカッターで薄く線を入れて、什器に合わせて山折りにしたり、谷折りにしたり。
そうやってやっと使える状態にした飛び出しポップを、什器の各段の端っこに、置いてるCDやDVDを一旦取り出してセロテープで飛び出しポップを貼って、埃を払ってまたCD、DVDを戻す。
ってな作業をレジの合間合間にかれこれトータル2時間半くらい掛かってやり終えた。
正味8時間しかシフトインしてないのに、2時間半も一つの作業に取られるのはかなり厳しい。
他にも日常業務でやる事は山の様にあるのだ。
しかも今週はPS5の発売日。
全くの新機種なので、今までの売り場のレイアウトをガラッと変える必要があって、もうあたしのシフト時間では手に負えないので、マネージャーに応援してもらったりして、何とか発売日にこぎ着けた。
そんな中の隙間時間をやり繰りして貼り付けた飛び出しポップが、今朝出勤したら、全ての什器からあたしが貼っておいた位置から剥がされて、等間隔に貼り直してあったのだ。
作業机の上に重ねて置いてあった飛び出しポップを見つけて、「何でこんなとこに置いてんねんろ?全部貼ったはずやのに…。」と思って売り場に行って、飛び出しポップが全て貼り直してあるのを見た瞬間、「なんでっ?」と口に出してしまった。
確かにセンスは無い。
それは認める。
でも作業してる時にレジにお客さんが来ればその度に戻って、ほんでまた作業して…ってのを、半日近くやってたのを見てたやろ?
こんな事するのは、きっと社員のFさんしか居ない。
Fさんはとにかく仕事大好き。
セールや新商品の発売をいつも気に掛けてて、遅れてるセクションがあれば、手伝ってくれたりする社員の鏡。
でもその鏡を、余りにもセクションを超えて振りかざされると、各担当は面白く無い。
それぞれ担当の考えがあって仕事しているのだ。
ちなみにFさんの担当セクションはレンタル部門。
「もう何やの!」
「あたしの貼り方が気にいらんかったんかもしれんけど、それなら一言こうしてもいいですか?ってあってもええんちゃうん?」
「せめて、〝やり直しました〟のメモを置いとくとかよ。」
「あたしのあのトータル2時間半の作業時間は何やったんよっ💢」
基本平和主義者のあたしは、久々に沸き起こった怒りの感情を持て余し、出勤して来たHさんに、「ちょっと聞いて!」と事の顛末を愚痴る。
「ええ~、それは無いですよね~。勝手にそんな事します?」と言ってもらって、溜飲を下げようとしても、まだ自分の中のマグマは収まらず、「久々に無茶苦茶腹立ったわッ!」と更に愚痴を追加。
でも良かれと思ってFさんはやってくれたのよな…。
これを「ありがとう。」と思えないあたしは、ただのプライドの高いお局様では無いのか…。
何とか自分の中のマグマの温度を下げるべく、普段怒らないあたしがブリブリ怒ってるのを見て、ちょっとビビってるHさんに、今ハマってるお菓子の話をしたりして、涙ぐましい努力を続けながら、フロアをモップで掃除していた。
10分くらい経った頃、「あっ!」とHさんの声。
「昨日Mさんが巡回に来てはって、〝割れてるCDがあったから机の上に置いとくね。〟って言ってはったんで、もしかしたらMさんかも。あたしはレンタルの返却に出てたんで見てないですけど…。」
「あ、そうなん?それならFさんの仕業じゃないわ。Mさんがしはったんやわ。」
ちなみにMさんとは、グループのCD、DVDのセル部門のチーフマネージャーのフォローをする、サブマネージャーみたいな社員さん。
時々各店舗を巡回してるのだ。
「そっか…。Mさん巡回に来てはったんか…。」
「頭からFさん疑ってしもたわ…。」
「そんならしゃーないな…。」
えーっと。
サブマネージャーのMさんに飛び出しポップを直される。
それはそれで、恐ろしく凹む案件なんだが。
え…………っと。
さ、叫んでもええかな?
1回だけ叫んでもええかな?
「手直しするんならするで、あたしが作った飛び出しポップ、全部使えよッ💢」
「余らしてんじゃねェーッ!」
「あれ作んのにどんだけ時間掛かった思ってんねんッ!」
「せめて〝手直ししました。〟ってメモくらい貼っとけよッ!」
あたしは、あたしは、あたしはぁ~
「センスが無い~~~~~!」
フンっだ。
悔しいし、今日この後、飛び出しポップの夢見たるっ!
寝るベっ。
俺ら2006年デビュー組。
楽しみにしてたアメトーーク『こう見えて同期芸人・2006年デビュー組。』
このメンツが同期。
誰と誰が同期で、誰が先輩になるのか、しょっちゅう調べてるあたしでも、「全員同期なんか…。」って意外に感じる。
それだけブレイクした時期もブレイクの仕方も違うのね。
このメンツの中では圧倒的に一番後に売れたすゑひろがりず。
こうして〝すゑひろがりず〟と打ってても、変換候補に一発で出て来ないもん。
末広がりず。
すえひろがりズ。
別物。
と言うあたしも、去年のM-1で初めて知ったのだから、偉そうには言えない。
偉そうには言えないけど、諦めずに続けて良かったね。と偉そうに思う。
今はM-1ってコンビ組んで15年目まで門戸を広げてるので、薄まってしまってるけど、元々紳助さんがM-1を立ち上げた目的の一つに、〝売れない才能の無い芸人が諦めを付けるきっかけを与えてやる〟ってのがあった。
字面だけで見ると凄く乱暴に思えるけど、
「コイツらはちょっともう無理やでって芸人おるやん。」
「それでも芸人ってやっぱり楽しいからバイトしてでも続けたいんよ。」
「いつまでも見切り付けられずにダラダラやるより、10年経ってそれでも売れんかったら辞めて、他に仕事ちゃんと就いて自活出来るようにしたらなアカン。」
紳助さんが何故M-1を立ち上げたのか、テレビでこういう風に語ってるのを見て、紳助さんに心酔してたあたしは、「こういう愛情の掛け方もあるのか。」と至極納得した記憶がある。
一方で〝ホンマに面白い奴は時間掛かっても絶対に売れる時が来る〟との説もあって、すゑひろがりずはそれを地で行ったって事なんだろう。
大阪組として出てる稲ちゃん。
アインシュタイン結成間近の売れてない頃を回想して
「僕の見た目が相方の足引っ張ってたって言うか…。」
「信じてもらえないかもしれないんですけど、僕の肌の色が〝ライトグレー〟やったんですよ。」
みんな「信じられない。」と言いながら爆笑。
信じてもらえないなら信じてもらいましょう。
って、白黒やんか!
でもこの写真、祗園花月で買った生写真なんやけど、スマホで撮って明るめに加工しようとして、肌の色合い補正するのに、なんぼやっても稲ちゃんの顔をスマホが顔と認識してくれなくて、時間ばっかり掛かって「もうええわっ!白黒にしたるっ!」でコレになった写真。
稲ちゃんだけでは無い。
みんな売れるまで紆余曲折。
お茶の間認知度抜群のチョコレートプラネット。
コンビ組む前はそれぞれピン芸人の時代があったのだと。
ピン芸人のネタに行き詰まってた〝松尾アンダーグラウンド〟事、現チョコプラ松尾君。
その当時のネタ動画が流れる。
確かに行き詰まっている。
この写真見てるだけでも、お客さんがクスッともしてないのが分かる。
だってさ。
この至近距離で、ハイレグ海パンの御開帳ポーズ見せられても。
これでこの路線には見切りを付けたはずが、チョコレートプラネットの単独ライブでも披露してた。
そのライブに助っ人出演してたシソンヌのじろう君と向井君。
そんな事より右端、何?
一人連獅子が居る。
あ、連獅子に失礼やった。
誰?
今回のこう見えて同期芸人の回。
よしもと芸人に混ざって一組だけワタナベエンターテイメントのハライチが居る事で荒れる荒れる。
ハライチの岩井君のトンガリ方が半端ない。
〝他のメンバーと俺らハライチを一緒にすんなよ〟で突っ切る。
ピカリの定理でずっと共演してた先輩の平成ノブシコブシの徳井さんにもぶっ込む。
ハァーーっ!
「ずーっと思ってたんだけど、俺らが同期と思ってると思ってる?」
「みんながそうやって青春やってる間、俺ら現場立ってるからね。」
ヒィーっ!
「長田さんとか向井君と飲んだりもするんですけど、同期の感じのワチャワチャをやって来るんですよ。それ聞いてるだけでスゲェ胃もたれするんだよな。」
フーっぅ!
「澤部と向井君が争ってるみたいなのがあったけど、澤部は単体でも無茶苦茶笑い取れるからね。」
へーーッッ!
エグい。
(ホーッ!まで無かった。)
隣で聞いてるチョコプラの長田君がガチで怒り出す。
売れた時期別のパネルを使って、更にマウント取ってくる岩井君に煽られる様にヒートアップする長田君。
その煽りを食って、弾き飛ばされるシソンヌのマグネット。
か、悲しい…。
シソンヌの優勝期のコーナーやのに。
そして、皆さんお気付きでしょうか?
こうやって岩井君と長田君がヒートアップして言い合ってるその後ろで、秘かにシソンヌの長谷川君が立ち上がって
「うちらのコーナーだから…。」って言ってるのを。
辛い。
でもこのどんどんヒートアップして、ややもするとバチバチの殺伐とした空気になりかね無い所を、「凄いね、澤部って。」の一言で見事に和ませた澤部君はやっぱり天才やと思う。
いやぁ~、凄いわ。
売れない時代をお互い共にしてるからこその連帯感やプライドが見え隠れして、同期芸人企画は見ていて楽しいだけじゃ無くて、ちょっとしみじみする。
こんな甘ったるい事書いたら、岩井君に「終わってるな。」って一蹴されるかもな。
ところでその岩井君。
この衣装どうしたん?
松尾伴内さんに借りたん?
なあ、テロテロのおばさんみたいなんやけど。
濱家君の祝い方。
ああ気持ちいい天気!
久し振りに母上の畑仕事を手伝う。
こんだけいい天気だと、外で何してても楽しい。
野菜もてんこ盛り収穫。
他にも白菜、水菜、ゴボウに小豆に大豆。
季節野菜はほぼ網羅している。
あ~有り難や、有り難や。
あたしが人一倍健康なのは、この新鮮野菜のお陰であるのは疑いようが無い。
感謝してよばれよう。
先日、濱家君が37歳の誕生日を迎えたらしい。
え?
何日やったっけ?誕生日。
シコシコ。(調べる。)
11月6日か。
濱家君の誕生日を相方山内君もお祝い。
まん丸濱家君。
見事な二重アゴ。
ちなみにこういう写真もある。
濱家君がむっちゃ太ってた。
超ダサかった。
ってのはかまいたちの鉄板ネタで、何度も使用する写真を変えてはちょいちょい出して来る。
この昔の写真を引っ張り出して来てのお祝いコメントに、2.9万いいね♡。
2.9万??
これどういう感情?
この投稿に吉本興業のエンタメニュースを取り上げるラフマガさんも反応する。
大きな反響があった事を伝えると共に、ファンから寄せられたお祝いコメントの紹介が。
「え、だれ?」
「いい表情すぎる。」
「やっぱりこの表情が一番面白いね!」
……………………。
「あれ?」
「おかしいな。」
あたしもちゃんとお祝いコメント送ったのにな。
しかも、「あ、忘れてた💡」
「お祝いコメントならこっちの方がいいよな💡」
と、ぴーーんとヒラメキ追加でこれも送ったのに。
おかしいわ。
ラフマガさん、見逃したのかしら?
文字だけのお祝いより明るくて素敵なお祝いコメントだと思うんだけど。
どうしてかしら?
あ、きっと届いて無かったのね。
もう一度送るわ。
分かりやすく年齢を追加して、全体にパウダー振り掛けてみましたっ!
ラフマガさん!
これでどう?
#ありがとう藤川球児
とうとうこの日が来ましたか。
あたしが2時間粘って、かすりもしなかったチケットを手にして、球児の最後の姿を目に焼き付けようとする20000人を超える阪神ファン。
くう~~、羨ましいぜ。
今日はご主人を亡くされて一人になられた知人の奥さんのおうちにお悔やみに。
先方との都合で今日になったのだけど、「あ~あ~、球児の引退試合が見たい~~。」と心の中で思ってしまってる自分を反省。
ごめんなさい。
次からは阪神タイガースの試合日程も頭に入れて、予定を組みます。
お茶を勧めてくれるのをお断りし、失礼してカーラジオを点ける。
うん?
なんか、解説者と実況アナのトーンが暗いぞ。
路肩に車を停めて試合経過をチェック。
7回表。巨人の攻撃。
3番手守屋が投げている。
それまでの阪神タイガースの攻撃。
は?
3ー0。
ノーヒットノーラン喰らってるやないかッ!
え?
巨人今日誰が投げてんのやったっけ?
先発ー畠。
2番手ー戸郷。
何してんねんっ!
継投でノーヒットノーランって何よ?
今日が球児の引退試合ってもしかしてみんな気ぃ付いてへんのちゃうか??
ほんな訳無いか…。
と、思ってまた車を走らせたら、守屋が3人連続で四球。
押し出しで1点献上!
「アホかっ💢」
「オラ💢守屋ッッ!」
ヒィ~~。
7回裏まで終わってもたがな。
継投ノーヒットノーランまだ続いてるやん。
何や?
せっかくやし引退試合を記念試合にしようと思てんのか?
「打、て、よっっ!!」
と、思ってたらばやっと中谷がヒットを打って、ノーヒットノーランは阻止。
ハァ~~。
脱力したぁ。
引退試合でこんなヘンな脱力させんといて欲しい。
結局4ー0のまま、宿敵巨人相手に最後の意地も見せられず、9回を迎える。
もう何でもええわ。
球児が見られたらほんでええわ。
さあ、球児登場!!
「球~児~~。」
こういう時、球児は努めて明るく振る舞う。
でもやせ我慢してるのではなく、本当に心の中からスッキリと晴れ晴れとこの瞬間を迎えてるんやろな。
巨人は代打に坂本。
軸足綺麗やなぁ…。
あたしはこの瞬間のフォームが凄い好き。
坂本も打つ気満々。
これが良いよね。
引退試合やから敬意を表して、いかにもボール球を無理くり振って空振り三振ってのもあるけど、敬意の表し方がちゃうやろ。と思う。
まあそれでヒット打ったりしたら、「空気読めよッ!」と腹立ったりするんだが。
テレビ画面にも「ブンッッ!」って音が聞こえて来そうなフルスイングで坂本は空振り三振。
あ。
巨人坂本勇人選手。
2000本安打おめでとうございます。
まだ31歳。
「すごっ。」
球児も力が入っている。
次打者は中島宏之。
高卒でプロ野球入りし、名を馳せメジャー挑戦。
球児に通じる部分もあるナカジ。
これまたフルスイングで空振り三振!
9回2アウト。
次打者、重信。
ここで解説者の掛布さんが言う。
「僕は三者三振もいいんですけど、ファーボールを出して、巨人の4番と勝負して終わると言う…。秘かにそうならないかなと…。」
これぞまさしく「空気読めよ。」
でも、重信は打つんだわ。
中途半端なセカンドフライを。
ゲームセットっ!
勝ったかの様な感じがするけど、4ー0の完敗。
球児の引退試合、最後の対戦相手は重信で試合終了。
重信。
掛布さんに「重信君は若いですよね。」言われてたで。
一応報告しておく。
そこから引退セレモニーに移る訳やけど、こんなに時間を掛け、演出を施した引退セレモニーがかつてあったやろか。
これも藤川球児が球児なるからこそ。
泣かないように、明るく感謝を伝えようとしてる球児に倣って、あたしも楽しく見てたのだけれど、ジェフがビジョンに映し出された所から涙腺崩壊。
またジェフが相変わらず格好いいんだわ。
縁のある球友達のビデオメッセージに続いて、花束贈呈に現れたのは、JFKの生みの親、岡田彰布元監督。
ええ笑顔。
こんな100%の笑顔の岡田元監督の顔ってなかなか見られへんで。
なんだかおつむも涼しげになられて。
ライトが頭頂部に当たって頭のてっぺんから発光してるみたい。
〝好々爺岡田彰布〟って感じ。
ちょっと意外だったのは、最後のメッセージを伝える時に、球児が原稿を読んだ事。
喋るのも達者で、ウィットにも富んでて、いつも飾らない自分の言葉で本音を話す球児なら、原稿を見ずに話すと思ってた。
それだけ今までお世話になった方に漏れなくキチンと感謝を伝えたいって事だったんやろう。
でも肝心の所で噛んだりして、球児も人の子。
この〝飾らない自分の言葉で本音を話す〟ってのは、入団当初から。
朝のすまたんで、入団直後の球児にインタビューする川藤さんの映像を流してた。
週刊トラトラタイガースでのインタビュー。
あたし、これリアルタイムで見てた。
当時は「川藤さん、また無茶な事言うてるわ。」と思って見てたけど、今見るとエグい。
川藤さん「お前は高知出身やから、ずっと酒飲んで来とるやろ?」
球児「え?いえ飲んでません。」
飲む訳無いやんっ!
それこそ、高校球児やのに!
川藤さん「プロ入ったら酒飲まされるぞ。ほやけど、嫌やったら断ったらええねんぞ。」
球児「あ、はい。分かりました。」
川藤さん!
だから高校球児なんですって!
プロ野球界は未成年に無理矢理お酒飲ませるところって、暗に言ってるのとおんなじ。
よう放送乗ったな、これ。
進んだわ。
コンプライアンス。
ってか、他にアドバイスする事無かったんすか?
でも球児だって負けてはいない。
2005年辺りだったと思うけど、関西テレビでスーパーニュースKANSAIでサブキャスターをしていた村西利恵アナにインタビュー受けた時。
村西アナの顔を見て
「あ、なんか見たことあるわ。」と言いながらインタビュー場所に来た球児。
村西アナが「同級生なんです。」と言うと「老けてるな、自分。」と言ったのだ。
「ウッ。」と言って一瞬怯む村西アナ。
球児、それはアカン。
関西テレビが誇る夕方のニュース番組の顔として頑張る、局イチ押しの看板女子アナに対し、「自分、老けてるな。」は無い。
本音言うにも程がある。
まあそんな球児も大人になって、今日のこの日を迎えた訳であります。
引退セレモニーの間、泣いて、懐かしい気持ちになって、ほっこりして、オオーっとテンション上がって、しみじみして…。
色んな感情が入り混じる濃密な30分。
ありがとう、阪神タイガース。
ありがとう、読売ジャイアンツ。
ありがとう。
藤川球児投手。
ありがとう。
ベタやけど、必ず縦縞のユニフォーム着て戻って来てね!
元スナックのメンバーと瀬下マン。
なんばグランド花月でのM-1準々決勝、プレミアム会員先行予約むっちゃ見事に外れる。
朝10時からの一般販売にチャレンジするも、全く繋がらず。
やっと繋がった30分後には完売。
え?
準々決勝ってこんなに倍率高かったっけ?
年々M-1グランプリ熱が上がって行ってる気がする。
代わりにでは無いけど、祗園花月のクリスマスイブでこの公演のチケットゲット。
クリスマスイブってかなり売り場は忙しいけど、んなもん休んだもん勝ちである。
新喜劇にはこれまた心酔している辻本茂雄さん!
夢のようなラインナップ。
祗園花月さん、ありがとう。
しかも、かなりの良席。
(*^_^*)
アインシュタインが出る公演だと、あたしが前の席だと「うわっ、来てるやん⤵️」ってやりにくいんちゃうかと、余計な事を考えてしまって、何と言うか身の置き所が無い。
ま、自意識過剰以外の何物でも無いねんけど。
その分他の演者さんだと、良席は素直に嬉しい。
別に気にする必要なんて全く無いと思いつつ、段々とアインシュタイン狙いのチケット購入頻度が下がってるのもこれまた事実。
何の為にあたしはこのブログをやってるんだろ??
こういうのを自業自得って言うんやろな。
とりあえず祗園花月楽しみにしとこ。
ところで、11月に入って曲の思い出を書くつかみ(?)を止めてしまった事にお気付きでしょうか?
「今日はアインシュタインさんの結成記念日です」と、アインシュタインinfoさんのtweetを見て、「あ、結成記念日!キリが良いやん。止めよ。」と思った訳です。
く、苦しい…。
止める理由をずっと探してたもんで。
まあ誰が興味あんねんっ!ってこってすが。
今朝の母上との会話。
母上は自分が見たニュースやテレビ番組の話をちょくちょくあたしにして来る。
そのほとんどがあたしも知ってる話なんやけど、一応初めて聞く様なフリして聞いている。
母上「中居が居やったグループなんやったかいね?」
あたし「中居?ああSMAP。」
母上「ほうよ。ほのスナックよ。」
あたし「スナックちゃう。スマップ。」
母上「スナックか。ほのスナックを辞めやった子が居てやんのよ。」
あたし「うん。(スナックちゃうねんて。もうええか。)」
母上「何ちゅう子やったかいな…。」
あたし「森君な。」
母上「ほうよ、ほの森言う子がよ、優勝しやったのよ。」
あたし「(何をや?)うん。」
母上「ほれ。あの~動力自転車の大会でよ。」
あたし「動力自転車??オートバイな。」
母上「オートバイ?自転車ちゃうのけ、あれ?」
あたし「バイク。」
母上「バイク?ほうけ。」
「………………。」
「結局、言いたかった事は何なんや?」
毎日がこんな感じ。
疲れる。
でもこんな事で疲れては居られない。
と、『かまいたちの机上の空論城』の瀬下君を見て思う。
またしてもバンジーが怖い瀬下君は無茶振りバンジーをやらされる。
嘘のロケでさつまいも農家さんの収穫のお手伝いロケを5時間もやらされる瀬下君。
5時間も要る?
でもしっかりさつまいも農家さんのお役に立った後、ロケバスの中で爆睡してる間に本当のロケ現場に運ばれる瀬下君。
連れて行かれた現場がこれ。
竜神大吊橋。
竜神ダムに掛かる橋から飛び込むバンジージャンプ。
その高さ100メートル!
高過ぎて橋から下のダム湖が映ってない。
ヒィ~~。
テレビ画面通じて見てるだけで脚がすくむ。
これを楽しみの一つとして飛ぼうとする人が居るなんて信じられん。
みんな脳ミソに虫沸いてるんちゃうか?
爆睡から目覚めた瀬下君はダム湖に掛かる大吊橋を目の前にしてへたり込む。
「そりゃそうよな、瀬下君バンジージャンプホンマは苦手やもんな。」
ちょっとだけ、気分は身内。
その3倍!
しかも、今回はガチで事前に知らされずに現場に運ばれるのだ。
「これ…飛べるか…?」
でも瀬下君、いや瀬下マンは行くのだ。
綺麗な奥さんと可愛い子供達からのビデオレターに涙ちょちょ切らせて覚悟を決める。
発動するのよ、パパパワー!
大吊橋のバンジージャンプ場所に辿り着く直前にアイマスクをして、スタッフに誘導されて移動する瀬下君。
「無理!こんなん絶対無理やって!何も見えへん状態で連れて行かれて足首にハーネス付けられて、はいどうぞ。で飛べる??」
スタジオで見ているかまいたちも無責任に「これは無理やろ。」とか平気で言う。
行くの?
行けるの?
飛べるのか?瀬下君。
いや、瀬下マン。
ええー、行く?
どうすんの?
スタッフさんが「準備OKです。」言うたで。
行けんの?
無理ちゃう?
なあ無理ちゃう??
無理ちゃうの、瀬下くぅーーん。
うわぁーーーーーーッ!
「飛んだァァァァァ!!」
「バーンジーーーー!」
ヒィ~~。
ホンマに飛んだァァっ!
アイマスク、ガッと外して一気に飛んだっ!
す、す、凄いっ!
格好いいッッッッッ!!
見てるだけやのに、鳩尾辺りがキューってなる。
「かまいたちのバカヤロー💢」
「でも、ありがとぉぉぉー!」
100メートルの大吊橋から飛び込んだ巨体をビヨンビヨーンと揺らしながら絶叫する瀬下君。
これが瀬下マンなのだっ!
感謝を忘れない瀬下マン。
恐れ入る。
マジで恐れ入る。
母上にSMAPをスナックと言われ、オートレースを動力自転車と言われたくらいで脱力してる場合じゃない。
瀬下マン。
あたし、気持ち入れ替えるわ。
母上にSMAPをスナックと言われようと、あたしが気合入れて作ったリゾットをおじやと言われようと、「お前幾つになったやいね?」と聞かれて「53」と答えたら、「歳やわえ。」と言われようと、強い気持ちで生きて行くわ。
瀬下君。
怪我にはくれぐれも気を付けて。
憧れの白オーバーオール。
昨日の仕事中、ふと「あれ?♬バナナが食べたい~♬って夢屋まさる言うてへんな…。」と気付く。
もしやホンマに誰ぞかにコード引き千切られたんか?と思いつつ、バナナーズの前へ。
そしたら、ボリューム最小に絞られてた!
これ以上小さく出来んとこまで絞られてた!
このお店にあたし以外に
「バナナくらいなんぼでも買うたるッ!ちったぁ黙ってぃッ💢」と思った人間が確実に居る。
誰やろ?
なんか可笑しくて笑ってしまった。
でもあんだけずーっと「バナナが食べたい!バナナーズ可愛い~💕」ってのを鬼リピートで聞かされると、聞こえないなら聞こえないで、「え?なんで…?」と思ってしまってる自分が居る。
「なんか…ちょっとずつ夢屋まさるの沼にハマって行ってんちゃうやろな。」と不安がよぎる。
そして仕事終えて帰って来ると、キッチンのテーブルに母上が買ったらしい🍌が。
見た瞬間。
「バナナぁ、可愛~い~💕」
秒で言うてもたっ!
口にこそ出さへんかったけど、ハッキリしっかり「バナナ、可愛~い~💕」って頭ん中で言うてもたっ!
うげっ。
53歳の「バナナ、可愛~い~💕」は、鬼キツい。
こらっ!夢屋まさるっ!
もしかしてもしかして、「♬バナナが食べたい。バナナーズ可愛い~💕」の鬼リピートのホンマの狙いはこれちゃうんか?
バナナーズの小っちゃいモニターの前にやって来たちびっ子にバナナーズをPRするってのは表向きで、鬼リピートする事で玩具売り場の店員にサブリミナル効果の様に夢屋まさるを売り込む。
う~~ん。
夢屋まさる………侮れん。
『アキナ牛シュタイン』の配信を見る。
何と約1週間配信期間があるらしい。
神か。
ライブ配信を13000人が視聴してたんだと。
もはや立派なアイドル。
インスタで東京ドームシティホールでの終演後のお客さんとのショットがアップされてた。
凄いな、この会場。
むっちゃ綺麗やん。
4階席まであるぞ。
ほんでほぼ満席ってか、目視では満席に見える。
え?
これで客席数減らしてるの?
あ~あ。
いいなぁ。
羨ましい~~~。
何が羨ましいって、アキナ牛シュタイン6人の白オーバーオール姿が生で観れる事。
これ、無茶苦茶可愛いない?
40前後のおっさんの集まりとは思えん。
あ、40前後って40後は居てへんのか。
訂正。
40前のおっさんの集まり。
(約1名ジャスト40。)
アキナ牛シュタイン6人が漫才劇場でやってたバラエティ番組のバツウケティナ-。
ここではいっつも青、緑、赤のTシャツ姿。
何度か漫才劇場まで公開収録を観に行ったけど、このTシャツ。
番組の低予算がそのまんま表れた様なペラペラのTシャツなのだ。
12/2にバツウケティナ-のDVDが発売される事が発表された。
でも別にTシャツは要らんのよな…。
しかしDVDのみってのが無い。
こういうTシャツって、その時は気分が上がって「みんなが着てるのと一緒のが欲しいっ!」と思って勢いで買いがち。
でもじゃあどういう時に着るのかってなると、着ていく所が無い。
10代20代の女の子が着てるのはなんだか可愛いけど、53歳が着て街を歩いてる姿を想像してみる。
「…………むごい。」
オマケにこういうTシャツってほとんどがフリーサイズのメンズ仕様。
今回の特典TシャツもLサイズのみ。
コロナ太りからまだ一向に体重が元に戻らないまん丸いあたしには、ダボッとしてるのはいいねんけど、裾がなんせ長いのよ。
ボトムにinして着るにはもたつく。
外に出して着るにはバランス最悪。
結局パジャマ代わりに成り下がる。
青、緑、赤の3枚のTシャツ入りDVD10枚組のスペシャル盤は税込33000円。
33000円。
33000円。
33000円。
き、キビしい…。
そんならTシャツは1枚入りDVD3枚のなら税込11000円。
こっちにしとくか…。と思って収録内容見ると、赤のアインシュタインTシャツの収録内容は、毎週テレビで見てたので全部知ってる。
どうせなら見てなかった番組前半のにしたいけど、これに付いてくるTシャツは青。
青はアキナ色。
アキナは大好きやけど、アキナに罪は無いけど、青って着ない。
なんか青系の服着ると、くすんでる肌色がよりくすみ、目の下の隈が更に濃く見える。
要はより不細工になる。
う~~ん。
どうしようかな……。
と、悩んでる内によしもとのサイトやYahoo!サイトでは33000円スペシャル盤完売。
スゲェ~~。
発表されてものの数時間で完売したぞ。
ちなみにいつもお店の社員割引で購入しているあたし。
でも今回のバツウケティナ-のDVDは早くに「入荷しません。各店舗配分0ですので予約は受けないで下さい。」とリリースが。
今までの販売実績から「これは売れん。」とメディアマネージャーが判断したのかどうか分からないけど、とにかく入らない。
くぅ~~。
2割引きが無いって大きいわ。
あ。
貧乏人の愚痴になってしまった。
………と。
どうするベかなと色々見てたら、Tシャツ無しのDVD3枚組だけってのも出るんや。
なんか、リリースの仕方がややこしいねん。
なんや。
悩んで損した。
この通常盤ならうちのグループでも入荷するかも。
明日調べよ。
さてさて、肝心のアキナ牛シュタインのライブ。
とにかくお客さんの笑い声が大きい。
アキナ牛シュタイン6人の人気があるからってだけでは無い。
やっぱりこれだけお客さんが居ると笑い声に厚みがある。
観客数約5割の時に劇場に行ったけど、隣に人が居ないのはゆったり座れるけど、自分の笑い声が響いてギョッとする。
よくソーシャルディスタンス重視で客数まばらのお客さんに向かって、「一人が○人分責任持って笑って下さい。」的な事を演者さんが言う。
気持ちは分かる。
その通り頑張って笑おうとも思う。
でも演者さんが思う程簡単では無い。
満席の劇場の時には、始まる前に隣の友達なんかと、前に行ったお笑いライブの話をしたり、この前のあの番組見た?みたいな話をしてたり、スマホの画像を見せ合ったり。
そういう事をしている内に気持ちも盛り上がって行くものなのだ。
でも隣は空いてる。
オマケに友達とも席が離れてる。
するとなんだか心細いし、そもそもお喋りはなるべく控えてって状況なので、ホントに開演前はシーンとしている。
それは即ち、車で言うなら冬場にアイドリングせずにいきなり暖房入れて、冷風が出て来てるのに「暖かい風すぐ出せや!」と言う様なものだ。
隣に人が居る。
そして客席が埋まってる。
それは演者さんだけでなく、観客にとってもものすごく幸せな事。
それを改めてこの配信で思う。
お客さんも嬉しそうやけど、それ以上に6人が本当に楽しそう。
なんかキャッキャしている。
こういう時小学生みたいにはしゃぐのが、水田君とアニキ。
二人がテンション上がりまくってるのはいつもの事やけど、賢志郎君が何とも楽しそう。
テレビ番組などでMCをする事が多い賢志郎君は、本人も楽しんでるけど出演者に目配り気配りして、誰かが言ったコメントをフォローしたり、水田君にパス出したり、ずっと脳がフル回転してる感じ。
でもこの6人の中に居ると、稲ちゃんに次いで2番目に若い(と言っても36。)賢志郎君は、みんながワチャワチャしてるのをニコニコしながら見つつ、「キャッキャキャッキャー⤴️」とあの独特の笑い声を響かせる。
悪い言い方すれば楽してる。
でもそういう賢志郎君を見るのはなんだか幸せだ。
各コンビによるネタが1本ずつ。
それとトークコーナーの様なゲームコーナー。
まあお笑いライブではよくあるパターンなんやけど、「俺が一番笑いかっさらってやるッ!」みたいなギラギラ感は皆無のほのぼの楽しい1時間半はアキナ牛シュタインならでは。
細かい部分は省く。
1週間近くも配信あるなら、観に行った人も見れるよね。
こんな贅沢ないな。
配信終了まで何回も見よ。
次も東京なんやろなぁ。
アキナ牛シュタインなら東京行くかも。
アカン。
絶対会場に辿り着けへん。
来てます!瀬下マンっ!
『やすとものいたって真剣です』の芸人ディレクターのコーナーに天竺鼠の瀬下君登場。
アメトーークで認知度0だと思い知らされた瀬下君。
「瀬下は根性系の仕事、絶対行けるんです!」
とかまいたち始め同期芸人の猛プッシュを受け、早速『かまいたちの机上の空論城』で、鷲羽山のバンジージャンプにチャレンジした瀬下君。
この時の事は10/18のブログ『パパパワー!瀬下君祭り。』に書いた。
どうやらこの時の空論城でのど根性ロケがかなり好評だったらしい。
ホンマに凄かったもん。
超絶根性系ロケに挑む瀬下君は、きっちりビビる。
一瞬怯んで躊躇して逡巡する。
でもせり上がってくる恐怖や、嫌だな…って気持ちをパパパワーで押しやって、結果泣きながらやり遂げる。
これがいいのだ。
キツいロケに挑む芸人さんのリアクションにも色々あって、スタッフさんにブチ切れたり、延々と駄々をこねたり。
本当にキツくてしんどくて、「何でこんな事やらされなアカンねん。」と思ってしまって当然なので、責める気持ちにはならないけれど、そういう負の部分を見せずに、仕事のオファーが来るきっかけになった同期芸人や、家族の為にやってみせると自分を奮い立たせる瀬下君の姿は、全然スマートじゃないだけにかえってリアルに響いて来る。
「瀬下君よう頑張ったね…。」と近所のオカンみたいな気持ちで見入ってしまうのだ。
何と言うか真っ直ぐなアホの瀬下君は、感謝を忘れない。
その姿はきっと同行したスタッフさんや、番組プロデューサーさんとかにも好感触を与えてるはず。
真っ直ぐなアホの瀬下マン。
今回も身体張りまくり。
瀬下君が若い頃恐ろしいくらいのイケメンだったのは有名な話。
イケメンだった…。
過去形になっている。
これだもの。
この時、ワイプの中でともこさんは「あんなに格好良かったのに。」と言っている。
今回のロケは秘境の洞窟に潜って幻の地底湖を見に行こう!って企画。
同行してくれるのが、洞窟探検家の山口先生。
女性。
しかも、小っちゃい!
138センチなんだと。
177センチでお腹周りが90センチ位ありそうな瀬下君の横に立つと余計小っちゃく見える。
でもこの山口先生がべらぼうに明るい。
とにかくケラケラ笑いながら、暗闇だろうが極狭空間だろうが、笑顔で無茶苦茶素早く突破して行く。
138センチを最大有効活用。
一方の瀬下君。
山口先生がスペッと通り抜ける穴を潜るのに一苦労。
最初の難関、幅35センチ高さ7メートルの岩の割れ目みたい所を、ほぼ垂直に滑り落ちる。
怖っ。
テレビ画面で見てても暗くて狭くて圧迫感が凄いのに。
でも行くのだ、瀬下マン!
ゴツいお腹を折り畳み、恐怖に打ち勝ち突き進むのだっ!
山口先生はシューって簡単に滑り落ちてった隙間を、つっかえつっかえ必死に脱出を試みる瀬下君。
「めっちゃオモロい!」
もう身体のどっかの栓か心のリミッターなんか、多分なんかが外れたらしい。
『真っ直ぐなアホの瀬下君バカになる。』
怖いもん無しである。
続いての難所は、高さ20センチ位しかない穴。
山口先生でも地べたに這いつくばって潜り抜ける。
「これを瀬下君抜けられるか?」
「なんぼ何でも無理やろ?」
「目視では100%無理やと思うねんけど。」
案の定途中でハマる。
「クソーっ!俺の背筋で岩持ち上がれぇー。」ってな事を叫ぶ瀬下君。
「持ち上がらんから。」
「背筋ごときで50万年かけて出来た洞窟の穴は広がらんから。」
「力づくで抜け出すしかないのよ。」
ちなみにワイプの中のともこさんは、見てるだけでも怖いのか、頭を押さえてます。
こういう時に発揮されるのが、〝パパパワー〟
数値的理論的に無理な事が、そんなもんで解決出来たら世話ないわ。と思うのに、ホンマにこれで抜け出すのだ瀬下マン。
貸して欲しいわ、その力。
最後の難所は水風呂よりはるかに冷たい水温10℃の泥水の中をほふく前進で3メートルも進まないといけない。
ホンマにガチの泥水。
あんな泥水の中に顔浸けるだけで嫌やわ。
オマケに入っただけで脚がガクガク震える程の冷たさ。
でもそれでも行くのだ!瀬下マンっ!
この難所を超えない事には、絶景の幻の地底湖は見られないのよ。
ヒィ~~。
ホンマの泥水や。
ワイプの中のともこさん?やすよさん?
もうどっちか分からん!
とにかく信じられないって頭を押さえてます。
「死ぬ~~。」
死なんで良かった!
この最大難所を超えた先にやっと拝む事が出来たのは、信じられないくらいの透明度の地底湖。
ホンマにエメラルドブルー!
真っ暗闇の洞窟のはずやのに、どうしてこんなに輝いてるんやろ?
え?
写真?
それはTVerの無料配信でぜひどうぞ。
テレビ画面通してこの透明度と美しさやったら、実際に見てみたら鳥肌もんやろな。
絶対よう行かんけど。
あんな狭くて暗くて恐ろしい所を泥だらけになりながら行く根性は、あたしの身体の隅々の何処を探しても見つからない。
瀬下マンのお陰で良いものを見せてもらいましたわ。
なんか、口調がしっかりおばさんやな。
いやぁ~、ホンマに来てるんちゃう?
瀬下マン。
続けてかまいたちの机上の空論城も見ようとして、ありゃ?
今日の深夜やなくて、明日の深夜やった。
でも確実に来てます!瀬下マン!
多分。
きっと。
来てて欲しいっ!