「ちゃんとせいや。」

やたら霜降り明星をテレビで見る。
これが東京進出するって事か。
ま、M-1もR-1 も制したコンビ。
当たり前と言えば当たり前なのかも。

せいや君が昔からアグネス・チャンさんが好きで、やっと会えたみたいな話をしてる。
前にテレビで、「憧れのアグネス・チャンさんと僕で〝チャンとせいや〟って番組をやりたい。」と言ってて、ただ単にダジャレ狙いなのかと思ってたら、どうやら本気でアグネスが好きらしい。

なんで?
世代、三世代くらい違うやろ。

確かにアグネス・チャンさん可愛いけどさ。
相席食堂に出てた時の、何とも言えないふわふわ感。
アイドルのようなキャピキャピ感。
思わず「アグネス・チャンって幾つよ?」ってググったもんな。
アグネス・チャンさん、今年64歳。
あんな花柄のふわふわのワンピース似合う64歳どこ探しても居てへんで。

頭むっちゃ賢いはずやのに、未だに日本語たどたどしいというあざとさ。
あ、失礼。可愛いさ。

いや、可愛いよ。可愛いけどさ、せいや君幾つよ?

アグネス・チャンさんって、あたしが6~7歳の時のアイドルやで。
センター分けのロングヘアで、白いハイソックス履いて、最初から最後まで裏声で両手でマイク握り締めて歌うアイドル。
誰もが一度は「♪おっかのうえ~ひなげしぃの花でぇ~♪」って裏声で真似した事がある、スーパーアイドル。
1972年日本デビュー。
せいや君、お母さんのお腹の中で、いずれせいや君になる精子卵子としてもまだ存在してへんやろ?
何きっかけでファンになるわけ?

時々、凄い年上好きの男の人って居るけど、あたしはあれがよく分からない。
あたしが男なら絶対若い子がいい。

肌の瑞々しさが違う。弾力が違う。
髪の毛の艶が違う。
胸もお尻も重力に抗ってちゃんと上を向いてる。
アホで浅はかで楽ばかりして、周りに気を遣ったり出来ひんけど、自分の限界をまだ知らない。
「何やねんコイツ。」と思っても押し隠す気持ちも技も持ってないけど、素直に口に出せる。
自分を可愛く見せるのに夢中で、古いものダサいものに辛辣やけど、何を取り入れればいいか、かぎわける嗅覚は鋭い。

あたしが男なら、〝一を聞いて十を知る〟安心感より、一から一緒に覚えていく楽しさを選ぶけどな。

ま、何が言いたいかと言うとですな。
新しい事に億劫がらずに手を出したり、屈託なく自分の思った事を口に出したり、〝あたしは十を知る大人なのよ〟って偉そぶらずに居られるというのが如何に難しいかということ。

花柄のワンピースの裾をヒラヒラさせて、屈託なく地元の人に話し掛け、目を大きく開いて驚いてみせるアグネス・チャン永遠の少女でアイドル。

『ちゃんとせいや

なんか、せいや君の願望(妄想?)が叶う日が本当に来るような気がして来た。

でも、チャンとしたMCは立てた方がいい。
番組として成立せんで。