頑張れるのか?左手。
腱を切って手術後初めて出勤。
利き手じゃない左手なので、親指、人差し指、中指が使えれば、少々不便でも何とかなるわ。と思ってたんやけども…。
パソコンのブラインドタッチが出来ん。
スマホ使う分には何の問題もなかったんで、気が付かなかった。
ま、そんなにパソコン使う職場でもないねんけど、新規会員登録、お客さんのお探しの商品の検索、本部からの作業指示に進捗状況の報告。
初めてパソコン使うおばあちゃんみたいに、左手の人差し指一本で打つハメに。
恐ろしく時間がかかる。
あと、ドレッシングの蓋をひねって開けるとか、タオルを絞るとか、手首を捻る作業が痛くて出来ん。
太股の間にドレッシングを挟んで、右手で開けるという、他人が見たら食欲無くす開け方で対応。
ドレッシングくらいは最悪無くてもいい。
問題は田んぼである。
今朝、二日振りに田んぼの様子を見に行って気付いてしまった。
もうすぐお米作りで一番肝になる〝中干し〟時期ではないか。
中干しとは…。
こういう感じ。
〝溝切り〟とも言う。
田植えからずっと水を張っていた田んぼの水を落として、溝切り機で株と株の間に溝を掘り、排水口に水を誘って田んぼを乾かす作業。
これをしておかないと、稲の根がしっかり張らないので倒伏しやすく、分けつもしない。
一旦土を固く乾かす事で、稲刈りの時に何トンもあるコンバインが入っても沈まずにすむ。
とーっても重要な作業なのだ。
うちの秋の詩の田んぼ。
あの〝包茎米〟の田んぼである。
まさしく中干しの適期。
どうする?
この左手で出来るのか?
腱を切った後、かなりの痛みに悶絶したけど、その後出血もすぐ止まったので、キズテープで応急処置をして、途中になってた草刈りを続行した!
まさか腱が切れてるとは思ってなかったので出来たんやけど、知らないというのは時に馬鹿力を生む。
この用水路に、近所の二軒が畑の水やりにじょうろで水を汲みに来る。
かなり草が伸びてて、水汲みしぬくかろうと痛みをこらえて最後まで刈った。
刈っておいて良かった。
手術した後なら出来なかった。
う~ん、腱が切れてると知った後。
手術した後。
ずっと水が張っててぬかるんでいる田んぼで、エンジンの動力とはいえ、かなりの重量の溝切り機を押す事は出来るのか?
のか?
どうする?