いっちゃんの雛祭り
今日は3月3日。
雛祭り。
あたしも53歳ではあるが、一応独身女子である。
が、家にお雛様も無けりゃ、何か特別な事をするわけでもない。
365日の内の一日でしかない。
お母さんにとっても行事としての重要度は、節分よりも低い。
でも今年は姪っ子の娘、いっちゃんの存在がお母さんの気持ちをポッと照らしている。
姪っ子から頻繁に送られてくるいっちやんの動画や写真。
それを見せてあげると、なんとも嬉しそうな可笑しそうな笑い声をあげる。
孫よりも曾孫ってのは、また格別なんだろうか?
いっちやんは日曜日にみんなにお祝いをしてもらった様だ。
どうだ。
この堂々たる佇まい。
頼もしいではないか。
この写真はお母さんのお気に入りだ。
ただ姪っ子とうちのお母さんとでは、約50歳の開きがある。
姪っ子の感性はうちのお母さんには通用しない。
この写真を見た後、お母さんが言ったのはこの一言。
「頭に何が付いたぁ~るえ?」
ゴミが付いたるみたいな言い方しなさんな。
これは姪っ子がいっちゃんの少ない髪の毛を、何とかどうにかこうにか女の子らしくアレンジしてあげようとした親心。
カチューシャ?
ヘアバンド?
よ~分からんが、いっちゃんなりのお洒落なのだ。
でないと、油断するとちょっと金正恩みたいに見えるのよ。
こんな風に。
7か月の赤ちゃんをイジらんとこ。
これなんか、お洒落ではないか。
ほとんど意味の無いヘアピン付けて。
でもいっちゃんは食べてる時が一番面白い。
離乳食のスプーンも、自分の口元に来るのを待ち切れず、いつも自分から口を開けてスプーンを迎えに行くのだ。
ちょっとでっかいツバメの赤ちゃんみたいなのだ。
その結果、こんな顔になる事も。
見事な左右対称!
何が付いてるのか知らんが、お見事!
あっぱれないっちゃんなのでした。