リモコン顚末記

築55年のむっちゃでっかい日本家屋に住むあたし。

あっちもこっちも網戸で開けっ放しなので、夏場でもほぼエアコン要らず。
が、梅雨時のジメジメ蒸し蒸しにはさすがにエアコン入れる。

三日前、台所のエアコンのスイッチを一年振りに入れようとしたら、反応しない。
うん？と思ってリモコンの電池の蓋を開けると、中で電池が腐食してボロボロになっていた。
あちゃーと新しい電池に交換しても、リモコン側の電池との接触部分が錆びてしまっていて❌。

ありゃ～。
梅雨明けして一気に暑くなるって、テレビで盛んに言っている。
とにかくリモコンを手配しなきゃとAmazonをググる。

取り寄せました。
648円なり。
（ホンマに注文して次の日に来る。Amazonすげー。）

一応商品レビューも見比べてコレにした。
開封して、日本語ではないスイッチの表記に一気に不安になる。
大丈夫か？コレ？
電池を入れて、｢えいっ！｣

｢シーン…。｣
動かない。
ウンともスンとも言わない。

ウゲッ！対応しよらん。
Amazonのレビューでは、🌟５個査定で🌟４・３くらいやってんけど。
ほとんどが
｢〇〇年製のうちのエアコンにもちゃんと反応してくれました！｣
｢〇〇メーカーの我が家のエアコンでも大丈夫でした。｣
みたいなコメントの中に
｢買ってはみたけど、全く反応せず。安物買いの銭失いとはこの事｣
と言うのがあって、チラッと気にはなってたんやけど…。

おんなじやっ！
動かん、反応せん。
これはもうリモコンではなく、ただのプラスチックの塊や。

参ったなぁ…。
やっぱり純正品か…。
こんなんリモコンだけなんて売ってるんやろか？と、エアコンの取扱説明書をガサゴソと探す。

取扱説明書発見。
日立の白くまくん。

巻末に別売商品としてリモコンも載っていて、お近くの電器店へと書いてある。
｢最初からこーすれば良かったやん。648円ドブに捨ててもたわ。｣

そこで、ケーズデンキへ。

取扱説明書持参して、店員さんに
｢リモコン注文出来ますか？｣
と、聞くと、メーカーに問い合わせてくれた。
｢元々エアコンに付いてたリモコンは取り寄せになりますが、簡単リモコンと言うのがあって、必要最低限の操作に絞ったリモコンなら、当店の在庫にあるようなので、見て参ります。｣
あ、ラッキー⤴️

税込み3570円。
エアコン無しではこのジメジメは乗り切れない。
購入してすぐに直帰。

これでジメジメともサヨウナラｧ~と、リモコンを｢えいっ！｣

………｢シーン…。｣

｢え？｣
｢なんですと？｣
｢なんでや？｣

リモコンの説明書を読む。
反応しない場合は『リセットボタン』を押して下さい。と書いてある。
｢もぉ～、それならそうと言うてやぁ。｣

再び｢えいっ！｣
………｢シーン…。｣

｢なんでやッ💢｣

リモコンの液晶部分はちゃんと文字が出る。
エアコン本体がアカンのか？
けど三日前、腐食したリモコンでも電源だけは入ったで。
温度調整のボタンや、風向きのボタンは全く反応せえへんかったから、リモコンがアカンのやと捨てたのだ。

｢え～、もぉ～、どーゆー事？｣
再びリモコンの説明書を読む。
発行部がちゃんと反応してるかどうかのセルフチェックの仕方が載ってる。
①ラジオに向けてリモコン操作して、ガーガー言うかどうか。
｢言わない。｣
②スマホの受信部に向けてリモコン操作して、発行部が光ればOK
｢光らない。｣

なんじゃあ、コレ！
不良品ではないか！
もぉ～、ケーズデンキぃー。
仕方なく、翌日仕事終わりに交換に行くことに。

ケーズデンキに行って、これこれしかじかで交換して欲しいと言うと
｢大変申し訳ございませんでした。同じ物がございますので、すぐに取って参ります。｣
と、30代くらいのお姉さんが、無茶苦茶丁寧に対応してくれた。
｢電池入れて、問題ないかどうか確認させて頂きますね。｣
電池を装着し、カードキーみたいな物にリモコンをかざして見せてくれた。
確かに光ってる。
｢では、こちらと交換させて頂きます。会計処理致しますので、少々お待ち下さい。｣
完璧な対応。

会計処理は別の男の店員さんがしてくれた。
その間にお姉さんの店員さんが、あたしが持ってった不良品のリモコンをカードキーにかざしてた。
そして、首をかしげ、何やら他の店員さんと話してる。
｢お客様。こちらお持ち頂いたリモコンなんですが、確認致しましたらこちらもちゃんと発光するんです。なので、もしかしたらリモコン自体が対応してない可能性が…。｣

なんですと？
取扱説明書持ってって、メーカーの推奨品にしたのに、そんな事があるのか？

｢ちなみにその場合はどうしたらいいんですか？｣
｢返金対応させて頂きますので…。｣

なるほど。
でもそれでは、お金は返って来てもエアコンは動かんではないか。
会計処理してくれた男の店員さんに、
｢他に全メーカーに対応してるようなリモコンってあるんですか？｣
と聞くと、
｢こういうのがあります。｣
と、レジのすぐ横に陳列してある汎用リモコンを見せてくれた。
1928円なり。

心の声
｢こんなんあるんかい。こっちの方が安いがな。始めからコレ買って帰った方がええんちゃうの？けど、もう交換のレジ処理、時間かけてしてくれたしなぁ…。｣

｢もし、交換してもらったのが反応しなかったら、返金大丈夫ですか？｣
と改めて確認するとOKと言ってくれた。

メーカー推奨品で反応せえへんなんて事あるんかなぁ…と、疑問に思いつつ、帰ってすぐにエアコンに向かって
｢えいっ！｣

………｢シーン…。｣

またしてもっ！
なんでっ？
どーゆー事？
はぁ～、暑いっちゅーねん！

翌日。(昨日)
再び仕事終わりにケーズデンキへ。

｢なんか、やっぱり反応しなくて。｣
｢これ返品させてもらって、こちらを買わせて頂きます。｣

｢承知しました。｣
嫌な顔一つせず、返品交換してくれた。
すぐに直帰。

汎用リモコンは、メーカーに合わせて初期設定をする必要がある。

日立…日立と思いながら、チラッとエアコン本体に目をやる。

HITACHIと書いてあるはずが…。
｢うん？｣
｢えっ？｣
｢そんな、アホな！｣
｢まさか、コレって…。｣
｢これはもしかして…。｣

｢ダイキンと読むのではないか？｣

｢ウゲッ！｣
｢やってもたっ！｣
｢ヒィ～。｣
｢なんでっ？ほんなら日立の白くまくんのこの取扱説明書は何？｣

片手に汎用リモコン。
片手に日立の白くまくんの取扱説明書。
しばしボー然と考える。

｢あっ！もしかしてっ！｣

お母さんの部屋に駆け込む。

｢嗚呼⤵️⤵️｣

分かった。
日立の白くまくんは、お母さんの部屋をリフォームした時に取り付けたエアコンやった。

あ～、あ～、ケーズデンキさぁ～ん。
ゴメンなさぁ～い。
(>_<)（×_×）(T . T)　<(_ _)>
許しでぇ～。

あたしのとんだ思い込みのせいで、何の問題も無い良品を売り物にならなくさせてしまった。
しかも、二つも！

う″～、う″～。
あ″～。あ″～。
ホンマにホンマにゴメンなさぁ～い。

ちなみにこの汎用リモコン。
見事に反応。
問題なんて１ミリも無く、快適に動いてくれます。

あたしの部屋のテレビを買い替える時は、(12畳の部屋なのに、パソコンの画面くらいの液晶テレビで見ているので、阪神の試合を見ていて、点が入ったら近付かないと何点入ったか分からない。)虎党御用達のJoshinではなく、必ず必ずケーズデンキさんで購入させて頂きますっ！

ほやし、ほやし、許して″ぇ～。

え～、このブログをお読みの皆さん。
(皆さんという程の人が読んで無いと思うが。)

もしお宅のリモコンが傷んだ時は、この汎用リモコンむっちゃ使えます。
出来る奴です。

そんな時は、是非是非
お近くのケーズデンキへっ！

ほんま　ごめんなさい。