雨にも負けず風にも負けず
今朝、久し振りに田んぼを見に回った。
なんか、よしもとの芸人でも無いのに、次から次へと目まぐるしく動く新たな展開や、色んな芸人さんのコメントのチェックとかばかりしていて、思いっ切し生活が不規則。
アンド、寝不足。
四時半起きの田んぼの見回りが出来ずにいたのだ。
いかん、いかん。
あたしは職業笑人ではなく、一農民ではないか。
と、反省込めて、行って来ました!
我が家の田んぼ。
な、なんとっ!
出穂しているではないかっ!
ありゃ~。
出穂どころか、稲の花むちゃくちゃ花盛りやん。
あたしが泣いたり、う~んと考え込んだり、コンビニ走ったり、頭痛が痛いと文句垂れたり、リモコンに振り回されている間に、すっくすくと成長していてくれた稲くん。
これはキヌヒカリ。
とかアホな事言いながら植えた秋の詩は、今こんな感じ。
出穂までにはまだもう少し。
キヌヒカリよりもゆっくり育つ品種なので、早く植えて遅く刈る。
その分稲も長い品種。
近所ではあまり作ってない品種で、藁が長く綺麗に取れるので、昔はしめ縄によく使った。
今も畑仕事に使い易いからと、ご近所さんから藁を分けて欲しいと頼まれる。
ここまではむっちゃ順調。
あたしが見ていなくとも。
日照不足も心配したけど、そんなに影響は受けていない。
それより問題は、梅雨明けに一気に猛暑になること。
テレビで身体が急な暑さに慣れていないので、熱中症に要注意とよく言っているけど、作物も同じだ。
今まで涼しかったのに、急に暑くなると、『バテる』
稲なんか、この時期は水を切らさないようにするのが大切なんやけど、昼間に田んぼに入るとお湯に浸かってるみたいだ。
これはお米にとっては決して良くない。
朝晩と日中の寒暖差で甘みが乗るのだ。
朝も晩も暑けりゃ、どのタイミングであたしゃ糖度を上げればええんじゃろ?ってなもんなのだ。
それと、今一番大切なのは、稲の花を散らさない事。
花が付いてる所がお米になるわけで、むやみに田んぼに入って花粉を落としたり、台風なんかで散ってしまうと実が入らない。
なので、しばらくはお天道様のご機嫌伺いだ。
伺ったところで、自然任せなので何も出来ないのだけど。
せいぜい「急に暑くなるけど、びっくりしないで頑張ってね。」と声を掛けて回るくらいしか出来ない。
朝の田んぼは気持ちいい。
蜘蛛は器用に稲を使って虫を捕る。
あとはカメムシの異常発生にやられなければいいのだけど。
どんなに雨が続いても、暑くとも、文句一つ言わないお米に、
「アホな事ばっかりしてんとこ。」と
思わず口から漏れた今朝のひとときでした。