八尾の一日。

行って来ましたっ!

『よしもとお笑いライブin八尾』

あたしんちから八尾まで車で約100キロ。

ドライブの醍醐味、下道走って2時間半位か。

307号線をひたすら寝屋川方面へ。

いいお天気。
紅葉の終わりの山々も美しい。

ドライブのお伴はこのCD。

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久々にCD購入した。
CD売り場で働いてるのに。

選曲が53歳のあたしにはドンピシャなのだ。

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1番なら歌詞カードを見なくても全曲歌える。

原曲だと高音が出なさ過ぎて歌うのを諦めていた曲が、宮本浩次盤だと何とか歌える。

嬉しい。

それにカバー曲って、原曲と出来るだけ同じように歌って欲しいのに、やたらアレンジが加えてあって、「いや、聞きたいのはこれやないねん。」ってパターンが多い。

でも宮本浩次のカバー曲は、勿論アレンジは加えてあるけど、原曲の懐かしさがちゃんと残されてる。

名盤。
聞いて欲しい。

それに何と言っても、CDの中の宮本浩次は髪の毛を掻きむしったりしない。

髪の毛掻きむしりながら、「え~~と、あの~~、ですね…。」と話せば話す程迷走し出したりしない。

オーバーアクションでがなったりしない。

カメラマンさんを無視して、急にスタジオの床に寝転がったりしない。

そう。

CDの中の宮本浩次は動かない。

曲に集中出来るっちゅーもんである。

順調に交野市まで来た。

問題はこっからである。

あたくし、車の運転には自信がある。

下手くそな男の人の運転で助手席に座るくらいなら、自分でハンドル握りたい。
その方がよっぽどストレスが無い。

ただ運転技術で方向音痴はカバー出来ない。

とにかくナビ頼み。

問題は滋賀県と違って大阪は2車線3車線は当たり前。
国道と有料道路が併走してたりでなんせややこしい。

国道1号線から第二京阪に乗るはずが、乗り損ねたりなんぞして、「ヤバい。マジでギリギリ。」

やっと八尾市に入った。

八尾プリズムホールまであと15キロ。

15キロなのに30分かかるとナビが言う。
到着予定時刻12:25分。

ギリギリもギリギリやないか。

「何で15キロ如きに30分もかかる?」

かかったわ。

ここは滋賀県では無く、大阪でした。

「混んどるっ!」

運転しながらジリジリする。

さあまたしても問題。

何処に車を駐車するのか。

八尾プリズムホールに事前に電話して、駐車場は有るのか聞いといた。

あるけど40台分しかないので、近くのコインパーキングか、ショッピングモールのアリオとかに停めて歩かれる方もおられます。帰りに買い物すれば駐車場代がただになる事もあるので…。と。

「ええ~、ええ~、どうしよ?」

プリズムホールの駐車場はこの時間ならもうアウト。

近くのコインパーキングまで行ったわええが、満車でウロウロ探してたら、もう間に合わん。

言うてる間にアリオ八尾が見えて来た。

「どうする?どうする?」

ナビは目的地まで700メートルと言ってる。

「700メートル?」
「遠いか?遠過ぎるか?」

「あ~~、どないしよ~~🌀」と悩んでる間にアリオ駐車場入り口の左折レーンに入ってしもてた。

「ええ~い!700メートル走ったれっ!」

が、ここであたしは大きな判断ミスをする。

アリオ八尾。

デカいんである。

立体駐車場に入って駐車、その時点で12:22

「あと8分っ!」
「間に合うのか?」

ダッシュで売り場との連絡橋へ。

「ぜえぜえッ。」
「何処や何処や1階玄関?」

店内表示の矢印が三方向くらいに別れてる。

どっちに行くか悩んだところでさっぱり分からん。

とりあえず1階に降りる。

「何処やここ?」
「あたしは今どっち向いて立ってんのや?」

大通り、とりあえず大通りに出なければ。

もうこの時点で12:28

アカン。
もう絶対間に合わん。
前説パスっ。

「あ、この道あたしが走って来た道。」

やっと目指すべき方向が分かる。

ダッシュ
ひたすらダッシュ

ここであたしはもう一つ判断ミスした事を知る。

「アカン。あたし、53やった。」

信号待ち。
膝に手をついて息を整える。

あたしが33歳位なら、何とかダッシュ出来たかも知れんが、半世紀生きて来た人間に700メートルダッシュなど所詮無理。

「もう無理。トップバッター誰やろ?諦めよ。」

トップバッターがアインシュタインやったら、あたしは何をしに八尾くんだりまで車で来たんだか。

ゼェゼェ言いながら、八尾プリズムホール到着。

「し、しんどい……。」

マイクの声が聞こえて来る。

この声、ミキや。

「ミキよ、許しておくれ。ネタ途中でお邪魔するあたしを。」
「とりあえず座りたいのよ、座らせておくれ。」

ミキ熱演中。

初めて観るネタだった。

秘かに息を整えてるあたしをよそ目にドッと沸く客席。

一つ空けた隣のお姉さん(笑い声聞いてたら50代の同い年位。でも横見ると見た目30歳位。え?幾つ?)がとにかく楽しそうに笑う。

これこれ。
この感じ。
人の笑い声はやっぱりいい。

多分半分近く観られなかったけど、ミキはやっぱり面白い。

これで何で準々決勝でド落選するんだろ?
M-1エグいな。

見取り図のモリシ。

モリシは着る服で印象が全然違う。

なんか今日は人力車の車夫みたいな格好してた。

車夫のクセにむっちりしててすんません。みたいな。

ネタの中でお客さんからお題を頂戴するシーンがあって、「河井ゆずる」と声が飛ぶ。

アインシュタイン河井ゆずるさんね。公私共にお世話になってて、今年確か62歳…。」

ドッと笑う客席。

でもあたしの隣の年齢不詳のお姉さん
「ええっ?!」とマジで驚いていた。

アニキ。
化けもんやと思われてるで。

銀シャリさんの「野菜の名前には必ず〝ん〟が付く」ネタ。

鰻さんが〝ん〟が付くと主張し、橋本さんが〝濁点〟が付くと主張する。

これ何回か観てる。

後半はお客さんから野菜の名前を言ってもらうのだけど、ここからの橋本さんの瞬発力が凄い。

いつも脳ミソどーなってんのか、覗きたくなる。

「え?鰻さんはって?」

鰻さんは鰻さんです。

ミルクボーイも久々に観たけど、やっぱりいい!

去年のM-1が終わって慣れた頃から、実は駒ちゃんの目線がずっと正面向いてるのが気になってたあたし。

駒ちゃんに向かって喋りかける内海君と、少し斜め前方をずっと向いてる駒ちゃんの目線が合わないのだけど、今日はそれを逆に利用して笑いに持って行ってて、なんかあたしの中で凄いスッキリして笑えた。

なるほど。
この手で来たか。

藤崎マーケットの鉄板ネタ。

お客さんの反応から、初めて観る人が結構居るのが分かる。

これまた気持ち良くウケている。

偉そうな言い方をすれば、このクラスになるとド滑りする事は無い。

お客さんの客層や温まり具合見て、対応する能力にも長けているし、熟練の技を観ている気分。

見事M-1ファイナリストになったアキナ登場。

秋山君の奥さんがご懐妊したらしい。

知らなんだ。

「おめでとう!」

終わってからネット検索したら、奥さんである塚本アナによると、秋山君がとにかく喜んでると。

そして自分に似て目が離れていたらどうしようと心配しているらしい。

秋山君。

「大丈夫。」
「目が離れていると言う事は、間違い無く秋山賢太の血を引いてると分かってええではないか。」
「それに、奥さんの塚本アナに似ても、目がちょっときよし師匠っぽいやん。」
「目離れ✖️ギョロ目=目の離れたギョロ目」
「生まれた時から引きがある事間違い無しっ!」
「おめでとう~~。」

以上。
アキナも非常に面白かった。

体調には気を付けて、決勝に挑んでおくれ。

そして、久々の生アインシュタイン

稲ちゃんが珍しくチェック柄のパンツを履いている。

なんか、観る度稲ちゃんが丸くなって行ってる気がするねんけど、気のせいか。

でもアインシュタインが出て来た時
「キャー、稲ちゃ~ん。」
「稲ちゃん、可愛い~~。」
と、稲ちゃん人気が凄い。

誰一人アニキの名前を呼ばない。

なんか可哀想になって、心の中で「河井ゆずるぅ~。」と呼んどいた。

お客さんにウケているアインシュタインを見て安心するあたし。

来年頑張りなはれ。

大トリは勿論やすともさん!

舞台に出て来て、わーっと手を振ってくれるともこさん。

なんか目があった気がする。
嬉しい。

NGKのお客さんは小刻みに首が震えているって言うくだり。

これ何回聞いても笑ってしまう。

これを20代の若手芸人が言うと、老人蔑視の意味合いの方が強くなって、反発を感じる高齢のファンが出てしまう。

40代で家庭も持っていて、若手の事も師匠クラスの事もイジれる立ち位置のやすともさんが言うからこその可笑しみがあるんだと思う。

あたし自身も大いに笑って、周りの笑い声を聞いて気持ちが更に上がって、会場全体が笑い声で揺れているのをちょっと俯瞰で見ながら、来て良かったなと感じる。

これって超スーパーハイスペック栄養ドリンク飲んでるのと同じ効果が多分ある。

あ~、笑った笑った。

20代前半位の女の子二人連れが
「今日の見取り図調子良かったなぁ。」って言ってて、しこたま笑ってしまった。

見取り図。
この調子でことごとく粉砕されたまんげきメンバーの分まで気張るのだ!


あ~楽しかった。
帰りは時間気にせんでいいし、来る時にやたら行列が出来てた信楽超えた辺りのラーメン屋にでも寄ろうかな…と思いつつ足取り軽くアリオ八尾まで戻って来た。

でも駐車場代浮かす為にアリオでお昼ごはん食べた方がいいのか…と思い直し、鯛釜飯をいただく。

お一人様ご飯も全く気にならなくなって来た。

これは進化と呼んでいいのか。

レジで「駐車券持ってるんですけど、どうしたらいいですか?」と聞くと2000円以上で無料になって、合算出来ると言う。

鯛釜飯1298円。

足らんでは無いか。
何か買い物せねば。

ウロウロするもたいしたお店は入って無いアリオ八尾。

う~~ん、たいして欲しく無い物買ってもしゃーないしなぁ…。

ダイソーでええかと、別段今無茶苦茶欲しい訳でも無いけど、その内使う時は来る日常消耗品を7点購入。

滋賀県の100均と違って、アホ程人が居る上に、通路が狭いのですれ違うのも一苦労。

レジで駐車券割引の処理をしてもらっていざ駐車場へ。

そこでハタと気付く。

あたし車停めた時、遅刻しそうで焦って何処に停めたか覚えとくの忘れた!

ま、マズい。

どーでのうても、超絶方向音痴にとって立体駐車場は鬼門なのに。

多分この辺やった様な気がする…と見当付けて歩いて行ったら、一発で見つかった!

「あたし、天才っ⤴️」

意気揚々と車のキーレスのボタンを押しても開かない。

「うん?何でや?カバンの奥にキーが入ってしもてるでかな?」

再び2回押す。

「何でや?何でや?」

ふと車ん中を見る。

見た事無い鞄が置いてあった。

「へ??」

全然違う車やった。

赤系のメタリックってだけしか共通点が無い、しかも軽自動車やった。

「うわっ、車上荒らしみたいやん。」
誰も見てへんやろな…と思って車を離れようとしたら、隣の工場の配送車みたいな車から、兄ちゃんにガン見されてた。

これ以上笑えんってな位の必殺スマイル一発かまして、ダッシュで逃げた。

「え~、ヤバい。何処にあるんやろ、あたしの車。」

ウロウロぐるぐる🌀🌀

見つからん。

立体駐車場が大きいので、自分が入って来た位置がどっち側なのかが分からない。

こういう時は入って来た所に立ち返るのだ。

一旦1階に降りて、立体駐車場の入り口から見てみる。

そこで気付いた。

あたし2階で探してたけど、停めたの3階やわ。

再び立体駐車場まで舞い戻り、3階で探したら見つかった。

ご飯食べ終わってから、25分経過してた。

超絶方向音痴は人生でこうやって無駄にしている時間を積み上げたら恐ろしい事になる。

出口のゲートで駐車券入れようとしたら、ゲートが上がったまんまになっている。

「うん?どゆこと?」

停止して一瞬考える。

混雑緩和の為に無料で車出してんのか?

よく分からんまま出た。

ダイソーの770円、買わんで良かったんちゃうん?」

まあ、ただで停めさせてもらったんやから良しとするか。

は~、ヤレヤレ。
┓( ̄∇ ̄;)┏

なんかドッと疲れが出て、帰りは高速で帰ろ。
もう信楽のラーメンもお腹一杯で入らへんし…と、ちょっとダラ~~ンと運転してたら、高速の入り口の手前で車線変更するタイミングミスってぐるぐるして、2時半にお笑いライブが終わったのに、4時半に門真のアウトレットモール辺りにまだ居た。

誰かあたしの貴重な休日の時間を返して欲しい。

なんか、疲れた。

都会を走るのは疲れる。

滋賀の田舎に帰って来て、ネオンも無い、車線変更の必要も無い1車線の道に戻って来てやっとホッとする。


帰って来て、3回分なんとなく見逃してたアインシュタインクックパッド配信を見る為にゴールド会員に今更入ってハロウィン前のを見た。

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『デビル👿稲ちゃん。』
無茶苦茶似合ってる。

次からこれで舞台上がれば良いのに。

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『エンジェル👼稲ちゃん。』

「無理がある。」

この為に月額400円払ってゴールド会員になったのか…。

一日の終わりのチョイスをミスった気がしてならない。

疲れた。