朝ドラ俳優。

な、なんと。

NHK連続テレビ小説『おちょやん』に、令和喜多みな実の野村君が今週から出演すると言う。

相方の河野君のnoteを読んで野村君の出演を知り、「これはリアルタイムで見なければ!」と、必死こいて約3週間分溜まってた録画をイッキ見。

リアルタイム視聴準備完了!

〝今週のおちょやん〟という形で新聞のテレビ番組欄やネットの情報欄に、今週のあらすじや出演者が載ってるんだけど、それを読んだ限りでは野村君の名前は一切出て来ない。

「チョイ役なんかなぁ…。」と思いつつ見てみる。

いきなり居た。

f:id:mr-5160-hate:20210427193704j:plain

「おお~~!」
一人、大盛り上がり。

先週、夫の一平と離婚した主役のおちょやんこと千代は、道頓堀から姿を消してしまう。

その千代に、ドランクドラゴンの塚地さん演ずる漫才師から、新しく始まるラジオドラマの相手役として、行方不明の千代を探し出して欲しいと頼まれ、千代を探し出す演出助手・桜庭三郎が野村君の役どころ。

f:id:mr-5160-hate:20210427193942j:plain

今週の流れからすると、結構大事な役回り。

チョイ役なんてもんじゃ無い。

ワンショットも結構あります。

f:id:mr-5160-hate:20210427194112j:plain

15分のドラマの中で、俳優野村君をたっぷり堪能。

力のある相手に対して調子の良い上司に不満を抱きつつも、自分の仕事は自分でちゃんとやる桜庭三郎。

心ん中に不満や疑問を抱いてるちょっと屈折した感じが、野村君自身ともオーバーラップする所があって、ニヤニヤしてしまった。

画的にも、スーツ着て立ってるだけで昭和20年代の感じが漂う。

個人的には、今日火曜日のオープニングで千代の自宅を尋ね当てて、自宅の様子を伺ってる時に、向かいのお宅から出て来た子供と奥さんに怪訝な顔をされた後の小芝居がツボだった。
(時間にして0.5秒ほど)

昨日も今日も野村君一杯出てますっ!

ところで、ふと、「あれ?オープニングで野村君の名前、テロップに出てたっけ?」と思う。

あれ、気付かへんかったな。

出てない訳無いのに。

録画もしてるので、仕事行く前に巻き戻して確認。

しっかり出てました。

f:id:mr-5160-hate:20210427195640j:plain

そっか。

勝手に
野村尚平(令和喜多みな実)】とか、
【令和喜多みな実・野村尚平
って形で出るもんやとばっかし思い込んでたから、見落としてしまったんやな。

一俳優、野村尚平として出演してまっせ。って事やな。

今となっては芸人さんがドラマに出るのは珍しい事でも何でも無い。

でも何度もドラマや映画に出演した事のある俳優としても認知されてる芸人さんを見るのと、漫才劇場所属の野村君が出演するのを見るのでは、あたしの興奮度が違う。

しかも、NHKの朝ドラだぜっ!

おちょやんは、視聴率20%超えが当たり前の歴代の朝ドラに比べると、ちょっと苦戦している。

⚪︎おちょやんのモデル、浪速の名女優、浪花千栄子をほとんどの人が知らない。(あたしも知らない。)

⚪︎昭和の庶民的な暮らしぶりがベースなので、画的にうっすら汚くて暗い。

⚪︎朝ドラ名物イケメン俳優があまり出て来ない。

色々指摘されてるけど、あたしは凄く楽しみに見てる。

何と言っても主役の杉咲花ちゃんが無茶苦茶無茶苦茶芝居が上手い。

演じてるって感じが無い。

ホンマにそこに千代が居て、泣いて笑って怒っていると思える、なり切り形女優。

関西人では無いのに、イントネーションも完璧。

そして、朝ドラでは大抵一週目は主役の子供時代を子役が演じる。

数々の子役が名演技を見せて来たけれど、おちょやんで千代の子供時代を演じる子役の毎田暖乃ちゃんが舌を巻くほど上手い!

演技の上手な子役は一杯居るけど、テクニックとしての上手さみたいなのが前面に出てしまって、「どう?私上手いでしょ?」と身体から漏れてしまってる子役が多い。

それに比べてこの暖乃ちゃんは、その時代の子供としてちゃんと生きてて、台詞も覚えてるから言うのでは無くて、その時の感情を乗せて自然と口から出ている様な、自然で且つ存在感たっぷりな演技を見せてくれる。

千代の姪っ子として再登場してくれて、「待ってましたっ!」って感じ。

野村君も一杯出てる。
暖乃ちゃんが再登場してくれた。
千代はきっとラジオドラマの出演オファーを受けて、また楽しい展開を見せてくれるはず。

俄然、楽しみが増した『おちょやん』。

何故か東京制作に比べると視聴率が振るわない大阪制作の朝ドラ。

あたしは楽しみに見てるぜ。

「負けんな、頑張れp(^-^)q」