満員御礼NGK。

行って来ましたっ!

NGK本公演2回目』

2階席最前列から見た舞台はこんな感じ。

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トップバッターのアインシュタイン

アインシュタインの文字がスクリーンに出た途端、
「おおっ!」
アインシュタインや!」
と、歓声が上がった。

通路を挟んで、左側に座ってる5人組が、どうやらNGKが初めてらしく、かなりテンションが高かった。

その内の一人の男性が、稲ちゃんが横向いた途端、周りにも聞こえるくらいの割と大きめのボリュームでハッキリこう言った。

「すげぇ~、アゴしゃくれてんな。」

ようこそ、NGKへ。
おめでとう、初稲ちゃん。

賞レースの緊張から解き放たれたアインシュタインは、(勿論敗者復活戦は残っているが)、自由に伸び伸びやっている。

稲ちゃんも出たとこ勝負みたいなアドリブを繰り出している。

トップバッターながら、今日のお客さんのノリは無茶苦茶良くて、爆笑があちこちで起こる。

10分間を楽しそうに漫才しているアインシュタインを見てると、改めて思う。

アインシュタインって、4分ネタにホンマに弱い。」

M-1グランプリのネタ時間、もうちょっと伸びないだろうか。

でも、なだめる訳では無いけれど、漫才が終わった瞬間、5人組の男性陣から
「むっちゃオモロイなぁ!」
「すげぇな!」
と声が上がった事を書き加えておこう。

ミキの登場にも、客席がドッと沸く。

久し振りに観たミキ。

変わらず達者な漫才だった。

昴生君のピチピチのスーツがまた何とも言えない味を漫才に加えてる。

舞台狭しと動き回る度に、ピチピチスーツの上着がグッとずり上がり、それをビッと下に引っ張って直す。

その動きが一つのリズムを生み出して、何とも言えない可笑しみになっている。

木村祐一さんの写術。

街角で撮った写真に一つ一つコメントでツッコむのだけど、その度に笑い声が起きたり、「ホンマや!」って声があちこちから聞こえて来たり。

本当にお客さんの反応が凄い良い。

前に同じ写術を祇園花月で観たけれど、クオリティは同じはずなのに、ずーっと凄い静かでキム兄が気の毒だった。

NGKのお客さんの何割かを祇園花月に送り込んだ方がいい。

大木こだまひびき師匠登場。

これまた左側ブロックから、「変わらんなぁ。」と声が聞こえる。

いや、変わらんかったらバケモンである。

かまいたちの登場には、「ウワーっ!」と言う歓声と共に、背もたれにもたれていたお客さんが一斉に前に乗り出した。

2階席最前列から見ると良く分かる。

今やよしもと一の大人気者である。

スーツにネクタイでビシッと決めた濱家君が無茶苦茶格好良かった。

今日のチケットは、久し振りのかまいたちと和牛が観たくて取ったチケットなんだけど、こんだけ格好良かったらもう満足。と思える程格好良かった。

お酒が飲めない人間は、お酒が飲める人間に下に見られてるというネタ。

山内君の理屈に合っているようでいて、ビミョーに論点をズラして、屁理屈をこね回すボケに、みんなが笑う笑う。

テレビで忙し過ぎる程忙しい二人だけど、ずっと変わらず劇場には立って欲しい。

待ってましたの和牛登場。

もう出て来た感じが、いとこい師匠の様な落ち着きと貫禄がある。

貫禄と言えば、水田君のあの水色ボーダーのジャケットのサイズ感はあれでいいのか?

なんかビミョーに手直ししてないか?

前は普通にボタン留めだった気がするのに、ホックかなんかで留めてるみたいに見えたのだが。

和牛王道のネチネチ喋くり漫才を堪能する。

賢志郎君の前髪がぱっくりセンター分けになっていて、人より広いオデコがこんにちはしている。

賢志郎君。
前髪短い方が良いで。

銀シャリさん登場。

鰻さんが野菜の名前には全部〝ん〟が付く方式を発見したというネタ。

どう考えてもそんな訳は無くて、そこを動きとこじつけで鰻さんが進めて行く。

そのこじつけ具合に、そんなん有り?とか、それは無理があるわとか思いながら、いつの間にかあたし達は頭の中で野菜の名前を探し出すのだ。

そして今度は橋本さんが、野菜の名前には濁点が付くと言い出す。

「じゃがいも、大根、カボチャ、にんじん、ズッキーニ。」

その瞬間、周りから「おおーっ。」と声が上がる。

素晴らしい。
なんて素直な客なんだ。

ただ濁点の付く野菜の名前を羅列しただけなのに、小さく拍手さえしている人が居る。

日本人って純粋だ。

勿論、銀シャリさんの話術の成せる技あってこそなんだけど、なんだかみんなのリアクションに感動して笑ってしまった。

大トリは勿論やすよともこさん。

出囃子と共に、客席から手拍子が起きて、大Welcome状態。

この一体感が心地良い。

お二人が出て来て、思いっ切り手を振る。

そうなのだ。

アインシュタインには勇気が無くて振れない手を、やすともさんには思いっ切り振れるのだ。

東京と大阪の違いの鉄板ネタに、爆笑爆笑大爆笑。

あんだけウケたらクスリやってるみたいな快感なんじゃなかろうか。

笑い過ぎて、2回ハンカチで涙拭いた。

終わった瞬間、
「あ~、苦しい~。むっちゃおもろかったなぁ。」
「凄いなぁ~。」の声が本当にあちこちから上がった。

それを聞きながら、「そうでしょ、そうでしょ。」と得意気な気持ちになるあたし。

休憩時間になって御手洗に行った。

あたしの前の20代の標準語を話す女の子二人の会話。

「いや~、生かまいたち凄かったね。」

かまいたち

もう完璧な妖怪である。

「山内って身長どれくらいなんだろ?」

スマホでシコシコと調べ始めた。

「168っ😲」
「ええーっ!」
「あたしと同じくらいかと思ってた。」

目の前の女の子は、推定163㎝。

分かる。

あたしも昔同じ事した。

そして、あたしも163㎝くらいだと思ってたので、びっくらこいた。

隣の濱家君がバカでかいからこそのチビマジックなのだ。

「でも、今日のメンバーなら、お得だよね。」

同意。

新喜劇は、いつものうどん屋のセットでも無く、旅館のセットでも無く、野球場の応援スタンドのセットだった。

新鮮。
こんなんあるんや。

森田まり子ちゃんのお母さん役の人が、思い切り台詞を言い間違えて、川畑座長にツッコまれてた。

ハプニングも新喜劇の醍醐味。

満員御礼NGK

「やっぱこうでなくっちゃ。」

濃い濃い笑いに満ちた2時間半。

確かにお得です。