リアル ガリガリ君

行って来ました!

『岩橋大阪1人喋りvol.3 夜の部~アインシュタイン・稲田、祇園・櫻井、さや香編~』
凄いな、岩橋さん。
生岩橋さんは初めてやったけど、
リアル ガリガリ君やん!
ガリガリ君30キロくらい太らせたら岩橋さんやろ。
岩橋さんみたいな、ああいう顔をなんて言うんやろ?
〝笑み顔〟?
〝福顔〟?
口閉じて黙ってても笑ってるみたいな顔。
もう200%、〝絶対この人いい人やん〟って顔。
実際いい人やったなぁ~。

売れてない売れてないみたいな事言うてはったけど、そんなに売れてないんやろか?
年末の芸人が注目する芸人でも、プラス・マイナスの名前はよく耳にしたし、実際テレビで観た漫才、全部面白かったもん。
やぁ、だから生岩橋さんに感動。
明日西梅田にプラス・マイナス出るんや。
チケット取りゃあ良かった。
アカン。ガッチガチの仕事やがな。
頑張ろ。

ゲストとのトーク、20分時間来たらバシッと終わってしまうスタイルは賛否両論との話。
そらそやろ。
もっと聞きたかったもん。
しかしたった20分でも、三者三様、四者四様?個性出るもんやね。

さや香の石井君。
きっちりしてたなぁ。
先輩との絡みやと、余計際立つ。
数居る芸人さんの漫才スーツ姿で誰が一番好きかと言うと、実はあたしは石井君が一番好き。
あのタイトなスーツ姿がお洒落で好きなんやけど、今日みたいなラフな格好も良かったな。
身体がダレてる人のラフな服装は、一歩間違うとだらしなく見えるけど、石井君みたいなキレてる身体の人のラフな服装は、ギャップ萌えみたいな感じ。
あたしも本気で身体絞る事考えよ。

祇園 櫻井君。
GIONトークとか今回もそうやけど、櫻井君の話聞くと
「あたしももうちょっと努力しよ。」って思わせてくれる。
かなりマメ。
そして〝こういう形でやってみよう〟と決めたら継続出来る人。
あたしにないもんばっかり。
真面目にコツコツと…。みたいな事が全く出来ないあたし。
三日坊主なんて可愛いもんで、〝明日からこうしよう!〟と決めた明日になったら、その事さえ忘れてる。
今年の年頭に決めた目標も、もうボロボロ。
〝笑顔の接客〟だけはなんとか頑張ってるつもりなんやけど、元々淡々としたタイプやから、意識して口角上げて〝ニコッ〟とせんとアカンのよね。
土曜日アホ程忙しくて、この意識して口角上げて〝ニコッ〟を続けてたら、ほっぺた吊りそうになったもんな。
普段どんだけ無表情で仕事して来たか、よー分かったわ。
手の動き、足の運びがオネエっぽい櫻井君。
オーバーアクションの殿(岩橋さんが言ってた)の横に立つと、対比が面白い。
改めて祇園はよく出来たコンビやなと思ったわ。

さや香 新山君。
あたしは何フェチかと問われれば
「指フェチ」&「声フェチ」なんやけど、新山君の指は完璧!
パーフェクト!
むちゃくちゃ綺麗!
綺麗なだけじゃなくて、手の動かし方も完璧。
ずーっと手見てたわ。
新山君、恋愛マスターやったんや。
何か間違えてる気がするけど、まぁいいか。
でも、岩橋さんの奥さんがまだ26歳なんやから、サプライズとかもっとして欲しい年齢ですよ。という話はいたく共感。
や、でもびっくりしたな。
岩橋さんの奥さんが14歳下の26歳で、9ヶ月の交際期間で結婚した時はまだ21歳って話。
よっぽど岩橋さんに惚れててんでっ!
申し訳ないけど、4、5年前のプラス・マイナスは、まだお笑い芸人一本で食べて行ける見通しは立ってなかったやろし。
しかも14歳年上の人と、21歳の時に結婚するなんて言ったら、親御さんは勿論、周りの友達も「大丈夫?」って心配したはず。
それを押し切って結婚しはったんやもん。
岩橋さん、豚まんやなくて、新山君の言うように花束くらい買って帰ってあげてもバチは当たらんよ。
まぁでも、岩橋さんのキャラで花束はきっとハードル高過ぎるわ。
いつかいつか思ってる内に挑戦せんと終わるパターンやわ。
せめて、エキナカの美味しいスイーツくらい買ってあげてよ。
お土産買うのに慣れたら、プレゼント買うのも免疫出来るって。
あたしは買ってもよー渡さんけどね。

そして稲ちゃん。
今日の稲ちゃん、銀鼠寄りやったわ。
ちょっと太った?
アカンで。ギリやで。
ズボンの丈、絶妙でも太ってるとお洒落には見えへんのよ。
あたしが極端な太目の人が苦手なもんで、かなりの偏見やけど。
でもやっぱ稲ちゃんは凄いわ。
あたしの隣がカップルで、男の子が稲ちゃんが椅子に座って岩橋さんの方に向いた途端、
アゴ、キョーレツやな。夢出そう。」って呟いたもん。
結構大き目の声で。
大丈夫。
アゴだけやないから!
生まれたてのヒヨコの毛みたいな、髪の毛も秀逸やから。
無茶苦茶柔らかいんやろな。
勢い良く小走りで登場して来た時は、その自分が起こした風で総毛立ってるもん。
一度でいいから触ってみたい。
でも稲ちゃんは、いつもそない大した事喋ってないのに、なんかほっこりさせてくれる。
あれは何なんやろ?
人徳?
そーゆー事にしときますか。

大阪は寒いとは言え、薄いアウターにマフラーみたいな人が一杯居てたのに、滋賀県帰って来たら一面田んぼは真っ白。
こんなに違うかね。
朝ひとしきり雪かきしてたのに、大阪全く雪関係無かった。

日本って縦に長いわ。

イタチ~っ!💢💢

オラッ! イタチっ!💢💢

朝一番にゴミ出そうと思って置いといた生ゴミ、夜中にグッチャグチャにしやがって!

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まぁ、百歩譲ってほれはいい。
毎年冬の風物詩やから。

けど、ウンコ💩までして行くってどうゆう事やねんっ!
なぁ?

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「ご馳走様でした。」
「お邪魔した印にこれでも…。」
ってか!!

むっちや臭いっ!
鼻曲がるっ。
スカンクの最後っ屁って、きっとこんなんやわ。

しかし、冬の度に一体何処から侵入してくるんやろ?
前に大工さんに、
「イタチが入ってくる隙間があるんやったら、塞いでもらえますか?」って頼んだら、家の屋根登って見てくれた挙げ句
「ほんなもん、キリが無いわ。」
と言って、塞いでくれなかった。

ええ~。(--;)

キリが無いほどの隙間だらけの家って…。
あたしはどんな家に住んでるんやな。

ま、確かに隙間風凄いもんな。
風の強い日は、戸がガタガタガタガタ言う。
その分夏場はエアコン要らずの涼しさやけど、冬はむっちや寒い。
朝起きてガタガタ震える程寒いと思って、めっちゃ厚着して行ったら職場で汗ばむし。
今もストーブ、ガンガン焚いてます。

あ~、寒い。
早よ、春になって欲しい。

ほれにしても、イタチの奴!

前にお風呂場のバスマットの上に、
「なんでこんなとこにかりん糖が落ちてるん?」って拾ったら、イタチのウンコ💩やった。
「ウギャっ!」

あれも腹立ったけど、まだ固まってただけマシやったわ。
トロトロの下痢便って、何やねんっ!
人んちの生ゴミ漁った挙げ句、腹壊してるンじゃねぇっ!

臭いっーー!!

新ネタ3本!!!

行って来ました!
アインシュタインの「新ネタ3本見せます。」

さぁ、こっからは、ガチのダメ出し。
読む側のコンディションが悪いと、〝腹しか勃たない。〟

うん?
あれ?
あ、漢字間違えた。
〝腹しか立たない。〟

閲覧注意。


新ネタ3本観終わっての正直な感想。
「出来たてホヤホヤ。ま、これから練られて行くんやろうな。」

2本目の彼女が出来たらのネタは、漫才と言うよりは、フリートークの延長っぽっかった。

あたしは1本目のタクシーネタが好きかな。
好きなだけに、一番もったいないネタでもあった。

タクシー運転手に扮する稲ちゃん。
あんな、あのハンドル捌きは車の運転やない。
ゴーカートの運転やわ。

滅茶苦茶にハンドル回す稲ちゃんのオーバーアクションは、稲ちゃんの魅力でもある〝ぶっ壊れた奴〟としてはアリなんやろうけど。
でもあのタクシーネタは、乗客に扮したアニキが、急いでるのにポンコツ運転手の稲ちゃんのタクシーに乗ってしまったが為に、振り回される様が肝な訳で。
だったら、タクシーに乗った瞬間から始まるシチュエーションは、ある程度リアリティがある方が場面が浮き出やすい。
セリフの指し示す方向と、稲ちゃんの回すハンドルの向きが合ってないと、「うん?今どっち向いてる?」となる。

始めは余裕綽々のタクシー運転手が、実は何にも分かってなくて、道に迷い出した。
急に右折する。
急に猛スピードでバックする。
急にグワーンとアクセルを吹かせる。
アゴ突き出したり、キョロキョロしたり、稲ちゃん特有のオーバーアクションはそのままで、車の動きに沿ったハンドル捌きして欲しいのよな~。
そこにリアリティは求めてないし、そういう所に重点は置いてないんやろうけども。
スポーツドラマで、俳優さんがバスケットしてるシーンを見た元バスケット部員が、「なんやあの動き。あれで全国大会目指してるなんて、ちゃんちゃらおかしいわ。」と思って、ドラマに入り込めないのと似てて、普段運転してる人間からしたら、
「え?え?ハンドル今3回転くらいしたで。あ、今度は反対回った。何処行くねん。」となる。
それはそれで面白いねんけどさ。
横でマイクに向かってそれにツッコミ入れて行くアニキが、急ハンドルで右折した場面なら、身体を振られてドアに頭ぶつける。
振り落とされないように、助手席の上の持ち手を持って必死に耐える。
急にアクセル踏んだシーンなら、助手席のシートに張り付いてしまう。
……みたいな。
二人セットの動きが加わった方が、アニキ扮する乗客の急いでるのにエラいタクシー運転手に捕まってしまった焦りが見えて、最後のオチに向かって加速していく気がするな。


ダメ出しついでにもう一つ。

あたしの好きなネタに『オラオラ系の彼氏』がある。

あのネタでのアニキは、稲ちゃんの彼女役な訳で。
最初は女言葉でツッコんでたのが、アニキはノってくると
「お前何やねんソレ~!」みたいに、普段の稲ちゃんへのアニキのツッコミになってしまう。
あれは絶対最初から最後まで女言葉で通して欲しい。

漫才で、「じゃお前〇〇やって。俺〇〇やるから。」なんかで始まるシチュエーション。
そこから観客は、漫才してる二人を観ながら、同時に頭の中でそのシーンを想像しながら観ている。
それが普段のアニキの男言葉のツッコミが出ると、マイクの前で漫才してる二人の今に引き戻される。
想像しながら観ている場面が、シチュエーションの中のデート中だったり、目の前の漫才してる二人だったり、軸がブレる。
シチュエーション中の何分かの流れの間に、プツンプツンと途切れる瞬間が出来てしまう。
それがもったいない気がする。

アインシュタインの漫才において、アニキがアドリブっぽく稲ちゃんに
「お前こんな短いセリフ噛んでどーすんねん!」とか
「急に訳の分からん事言い出しやがって!」
みたいにツッコんだり、本気で笑ってしまって、背中仰け反ったりしているのは、純粋に観てて楽しいし、凄い好き。
実際若い女の子のアインシュタインファンにも
「キャー❤ ヽ(≧▽≦)/ 」
「今の譲さん、むっちや可愛い~❤」と、やたらウケるし、客席は一番沸く。
でもこれは、アインシュタインファンばかりのライブなら、アインシュタインらしさが満喫出来て最高なんやけど。
審査員が観ているショーレースとか、テレビ放送として全国に流れるような機会では、そこが弱点として観られてしまうような気がする。

その役になり切って演じながらツッコむというのは、アニキのタイプではきっとないやろうし。
それをしてしまうと、アインシュタインらしくなくなる気もする。

今の漫才の流れや傾向に、全漫才師が右にならえする必要もない。

弱点はひっくり返せば強みでもあるから、何が良いのかは、どの断片を切り取るかによっても違って来るから難しいんやけど。
ま、あたしは是非ともあのネタは、女言葉で通して欲しいわ。


はあ~、書いたった!!
偉そうやね、あたし!

これを仮にアインシュタインの二人が読んだとしたら。

「ド素人のおばさんに何が分かるねんっ!うるさいわっ!」
「アカン、マジで面倒くさいわ。」って思って当然。

腹しか 勃たへんやろな。

でもあたしは スッキリした。

うん?
何コレ?

新種のマスターベーション???

切ない元エース

この前、あたしと高校時代の演劇部の同級生Kちゃん、一年後輩のTちゃん、野球部のエースだったS君の4人でご飯を食べた。

Kちゃんは離婚してシングルマザーになってからも、一生懸命働いて二人の娘さんを育てた。
今度下の娘さんが結婚すると言う。
Tちゃんは、結婚が遅かったので、下の息子さんはまだ中学生。
そして、元野球部のエースだったS君も離婚して、今大学生になった娘さんは奥さんと一緒に暮らしていると言う。

みんなそれぞれ色々ある。
あたし一人呑気に暮らしてるみたいで、なんか申し訳ない気持ちになった。

しかしS君の話が凄かった。

もう離婚して何年にもなるけど、可愛くて仕方ない娘さんとは、月に一度くらいのペースで会っている。
lineで「この日どうや?」と送ると
「その日はアカン。バイト。」とか返事が来る。
「じゃあこの日は?」と送ると
「その日も無理。」ってな具合らしい。
決して娘さんから「この日なら大丈夫なんやけど…。」とは返って来ない。
もうこの時点で切なかった。

S君「誕生日とかクリスマスとか、何が欲しいってlineで聞くやん。」
全員「うん。」
S君「ほしたら、これが欲しいって、ネットのサイトの写真が貼り付けて来るねん。」
全員「うん…。」
S君「ほんでほれを注文して、届け先を嫁の家にして送るねん。」
全員「えーっ!会わへんの?」
S君「会わへんねん。」
Tちゃん「それ、余りに切な過ぎませんか?」
S君「ええねん。嫌われるくらいやったら、欲しいもんは何でも買うたりたいねん。」
全員「……。」
あたし「奥さんとはもう全然連絡取ってへんの?」
S君「金が要る時だけ連絡来るわ。」
全員「はぁ~。」
S君「けど、女の人は凄いわ。離婚する前、家庭内別居みたいなもんやってんけどよ。」
全員「うん。」
S君「ある日仕事から帰ったら、家具から何から何まで、全部無くなっててん。」
全員「えーっ!」
S君「結婚してから二人で揃えた家具は勿論、あれは俺が金出して買うた物やで。いうもんまで一切合切持って行かれてん。」
あたし「マジで?」
S君「ほんでな、俺の下着ばっかり入れてた小さい引き出しみたいな家具だけは残ったったわ。」
全員「ははは……。」
S君「ほんでな、床にな、ご飯茶碗と箸だけ置いたってん。」
全員「えーーっ!!」

あたし「犬やんっ! 扱い、犬やんっ!一緒に住んでた思ってたんはS君だけで、飼われてたいう事?」

ハッ?! しまった!
あんまりびっくりして、傷口にゴリゴリに塩塗り込んでしもた。

S君「ほんまによ。びっくりするやろ。俺その晩、メシ喰おう思っても、ポットはあらへんし、テーブルはあらへんし、コンビニに弁当買いに行って、床に座って喰うたわ。」
Tちゃん「S先輩…。(涙目)」
Kちゃん「それってな、そしたら全部S君の居てない間に、準備してたいうことやんな?」
S君「ほういう事やわな。」
あたし「凄いな!運送業者から何から何まで手配してはったいうことやわな。」
S君「女の人は凄いわ…。」

ひゃー、ほんな事ある?
スゲーな、奥さん。
なんぼ家庭内別居状態やったとしても、一言もS君にはいつ出て行くとも相談せず、たった一日で全部運び出すって。
こんなドラマみたいな事、実際にあるねんな。

S君はあたし達に何で離婚に至ったかを、なんとなく価値観の相違みたいな事かな…。と言ってたけど、実は浮気したんちゃうかとあたしは睨んでる。

高校時代、野球部のエースのくせに、野球部内の恋愛禁止の規則を破り、なんとマネージャーと付き合ってたS君。
勿論バレて、監督から謹慎を言い渡されたにも関わらず、別れなかったS君。
あたしの当時よく一緒に居てた友達(この子も凄い恋愛体質やった)とやたらイチャイチャして、焼き餅焼きのマネージャーさん(旧姓忘れた)と揉めて、危うくあたしまで巻き込まれるとこやった。
当時野球部はその事でゴチャゴチャしてた。
こういうのは、治らんと思うのよね。

しかし、S君が当時のマネージャーさんとずっと付き合ってて、そのまま結婚したなら、S君はあのシンクロナイズドスイミング日本代表の大エース 乾友紀子さんのパパだったかもしれないのだ。

乾友紀子さんのあの綺麗な真っ直ぐな長い足は、完璧にお母さん譲り。
元マネージャーさんは、背はそんなに高くなかったけど、真っ直ぐな長い足の持ち主だった。
でもS君がパパなら、あの日本人離れした見事なスタイルの乾友紀子さんは、やっぱり生まれて来なかった。
だって、高校時代もガッチリ骨太で大きなお尻のピッチャーだったS君は、何年かに一度会う度に、倍倍倍のペースで大きくなり続け、今やゆうに100キロ超えなんやから。
この頃は会う度に、
「ちょっと本気で痩せいや~。その内糖尿病とか痛風とかになんで!」と言っている。
それでもちょっとずつ膨張していってるんやから。

あたし達が高校3年生だった甲子園への地区予選。
我が母校の野球部は、優勝候補の筆頭ではなかったけれど、順当に行けばベスト4は固く、優勝も決して夢ではないと言われていた。
でも蓋を開けてみると、あっけなく2回戦で敗れてしまった。
野球部の最後の夏の戦いを、彦根総合グランドの野球場のスタンドで応援してたあたしは、人目もはばからず泣きじゃくっていたS君と、元マネージャーさんの姿をはっきり覚えている。

あの二人の人生が交わる事無く、えらく大きな差がついてしまったと思うのは、S君にちょっと酷かな。

S君。
大切な娘さんの為にも、ホンマにちょっと痩せいな。

投下準備完了。

はぁ~、ダルっ!!

手ぇダルいっ!

フリック入力のし過ぎで、腱鞘炎なりそう。

書き上げたわぁ~。
「年賀状一枚」4部作。
大作よ、大作。

こんな長なる予定やなかってん。
書き始めると、止まらん止まらん。

妬み嫉み恨みって、燃料なるねんなぁ~。
新しい発見。

しかし、しつこいね、あたしも。
たいがいしつこい。
そーなのよ、粘着質なのよ、あたくし。
普段言いたい事余りハッキリ言わへんタイプやから、ブチ切れたら止まらんのよ。

ブチ切れてる?
ブチ切れてますとも。

なんやねん、アインシュタイン
なんぼのもんやねんっ!

お前ら小さい頃に、「人から物もらったらちゃんとお礼を言いなさい。」って、教わらんかったんか。
なぁよ。

たった一枚の年賀状送り返すのに、そんなもったいぶるか。
どーゆー了見やねん!
なんやねんッ!
腹立つわぁ~。

もうあんまり腹立ったし、ちょっとした爆弾準備したわ。
後はどのタイミングで投下するかだけ。

どーしよーかな~。
一番効果的なタイミングはいつかなぁ~。

劇場?
行くよ。
お金払ってチケット買って、なんであたしが遠慮せなアカンのよ。

今まで遠慮して、漫才には触れへんかったけど、しょーもなかったら、クソミソにダメ出ししたんねんっ!
あー、筆がなるわぁ。

震えて待っとけっ!

爆弾?
楽しみ~。

たった一枚の年賀状送り返しさえすれば、こんなことならへんかったのに。
アッホやなぁ、あんたら。

フッフッフ。

キャハ😆😁🙌🌟

年賀状一枚 (その四) 『劇場に罪はない』

4630組の敗者を生んで、M-1グランプリ開幕。

例年より30分放送時間を延長した分、審査員のコメントに時間が割かれた。
それは後の舌禍事件を引き起こす事になる。
本来ならもっと賞賛されるべき霜降り明朝の優勝。
なんだか主役が舌禍事件に移って、横道に逸れてしまったのは本当に残念だった。

改めて
霜降り明朝、優勝おめでとう。

和牛の方が上だったんじゃないかという声を気にする必要はない。
確かに上手さでは和牛の方が上かもしれない。
でもあの時、あの舞台で、一番勢いがあって弾けていたのは、霜降り明朝だった。
本当におめでとう。

時は流れて、クリスマス前の師走。
私の職場は一年で一番忙しい時期を迎える。
それでもシフトを調整して劇場に通った。
ある不安を抱かえながら。

『好き勝手な事をツイートしたり、ブログに書いたりして来たけれど、〝なんやねん、このおばさん。鬱陶しいっ〟って思われてるかも。』

でもどういう風に思われても、私は劇場に通うようになって楽しかった。
どの洋服を着て行こうか。
座席はどの辺りに座ろうか。
考えるとちょっとドキドキして、気持ちが上がって楽しかった。
そしてお腹の底から笑う。
こんな幸せな時間を過ごさせてもらってありがとう。
お世辞抜きにそう思ってた。

2018年私のベスト3
1位👑 『ZeppなんばのマンゲキFES』
あれだけの若手芸人さんが居るという事実にびっくり。
そしてあれだけのファンを巻き込んで、4時間乗り切った事。
演者、裏方さん。皆に拍手。
ただあの猛暑の中、リハーサルがあれだけ押したのは猛省すべき。
外は大変だった。
座り込む子も居た。
ここで倒れたら中止になっちゃうよ。皆頑張って。
そんな気持ちで頭痛と闘いながら祈ってた。

2位👑 『アインシュタイン、見取り図、ヒガシ逢ウサカの4/4』
純粋に楽しかった。
ずーっと気になってたヒガシ逢ウサカを生で観れた。
今井君のハンパない身体能力にびっくり!
高見君のMC力に感心。
頑張れ~!ヒガシ逢ウサカぁ~!って思った。

3位👑 『稲ちゃんと木﨑君のトークライブ』
木﨑君の小っちゃさ!
もっと神経質で完璧主義なんかと思ってたら、そうでもなかった。
ただの気にしい?
稲ちゃんと二人して、似た者同士のええコンビ。
これをきっかけに、木﨑君は私の格好の餌食になった。

そして私は、またしても性懲りもなく、感謝の気持ちを込めてお米を贈った。

アインシュタインにはおうちの分も。
稲ちゃんという唯一無二の存在を生んで育ててくれたご両親にも感謝したい気持ちだった。
アニキのお母さん。
私の想像なんて全然届かないくらいのしんどい想いして来られたはず。
私達は神様とご先祖様に、その年獲れたお米の一番良い物をお供えして新年を迎える。
神様とご先祖様のおかげで今年一年無事過ごさせて頂きました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。と。
ちょっとは田舎のお正月気分を味わって欲しかった。偉そうやけど。

ヒラメキラジオにお米を贈った時とは比べものにならないくらい、年末の私は忙しかった。
本当はもっと可愛い袋を用意したり、丁寧な文字で色々工夫したかった。
100円ショップに走る時間もなくて、有り合わせの物で走り書きしか出来なかったのが後悔。

でもそんな後悔は可愛らしいものだった。
またしても贈った事自体を後悔する事になった。

私は自分の勝手でお米を贈ったくせに、それに対して何のリアクションもなかった事に未だに囚われていた。
自分の余りのしつこさ小ささに、自分自身に反吐が出る想いだった。
もう切り換えたかった。
あれはどういう事だったんだろう?
ちゃんとアニキと稲ちゃんには、食べてもらえたんだろうか?
その答えが欲しかった。

だから、手紙に『年賀状ちょーだい。』と書いた。
このたった8文字を書くのに散々逡巡した。
普段私は人に〇〇が欲しい。となかなか言えない。
かましいと思われないか?
相手はこれを贈ったらどうだろう?と思ってるのに、私の欲しい物が全く違ったらどうしよう。
予算ってどれくらいなの?
自分の欲求より、相手への気遣いに疲れてしまう。
素直に言えばいいのに。

そして年賀状にこう書こうか、かなり迷った。

もし気持ち悪いと思ってるなら、
「気持ち悪い」に〇を付けて。
イヤ、そんな事ないよ。なら
「届きました」に〇を付けて。

でも書こうとして、余りに惨めで辛くて止めてしまった。

私の宛名まで印刷した年賀状。
別に気の利いたコメントなんていらなかった。
普段死ぬ程書いてるサイン一つで良かった。
これなら時間も取らせず、負担にもならないかな…。そう考えて、ちょっとの恥を忍んで入れておいた年賀状。

三が日を過ぎても届く事はなかった。
「年末年始、カウントダウンもあったし忙しかったもんね…。」
でも四日目くらいから、「あ、これはないな。」と思い始めていた。
送り返す気があるなら、四日も五日も過ぎて送るような事をアニキはしない。
6日になると、ポストを開ける前に「期待しない期待しない。」と心の準備をしないと怖くて開けられなかった。

1月7日は私の52歳の誕生日。
いつも朝は母の作ってくれた七草粥で迎える。
そして一年頑張った私へのご褒美に出掛ける。

今年の誕生日は、劇場で漫才を堪能して、帰りの電車を気にせず美味しい夕ご飯食べて、温泉入って眠る。
これほどの贅沢があるだろうか。
計画立ててた時は、最高の誕生日になるとワクワクしてた。
まさかあんなに辛い気持ちで過ごす事になるなんて思いもしなかった。

どこかで「もしかしたら…。」と思ってしまって、7日の仕事終わって駅に向かう前に、ポストを見る為にわざわざ家に帰った。
やっぱり年賀状はなかった。
帰って来なかったら良かった…。

劇場に向かう電車の中。
ずっとグルグル考えた。
たった一枚の年賀状さえ送ろうと思えないってどういう事なんだろう。
どのファンにも平等に。そういう事なんだろうか。
でもそんなに頑ななルールがあるとは思えない。

そこまで考えて、私は大きな思い違いをしてた事にやっと気付いた。

何が送られて来たのかではない。
誰から送られて来たのかなんだと。
例えどんなに高価な品物であっても、どんなに想いのこもった物であっても、良く思ってない相手からだとしたら、嬉しいはずがない。
だとしたら、私はなんてバカだったんだろう。

そんな事に頭は回らず、梱包してる時は本当に楽しかった。

何故アインシュタインだけでなく、祇園と見取り図にも贈ったのか。

祇園は、漫才も勿論好きだけど、二人に共通する〝品の良さ〟が私は一番好きだ。
ご両親に大切にちゃんと育ててもらったんだろうな。と感じさせる品の良さが二人にはある。
いつもTwitterでクソミソなツッコミを入れてる木﨑君には、ゴメンね。の意味も込めて。
かなりのUSJフリークの櫻井君。
やっぱ関西に住んでてユニバに行かないってのは、損してるんかな?とInstagramで思わせてくれる。

見取り図の笑いのセンスの良さに参っている。
何処から出てるの?とやたら気になる甲高い声で、ボケ倒すもりし。
汚れキャラだけど、なんだかんだ言って性格の良さが見え隠れして、そのギャップが面白い。
リリーさんには、私には絶対無いシュールさみたいなものがある。
シュールさという表現が合ってるのかどうか分からない。
いつもいつもリリーさんの魅力をちゃんと言葉に出来ない自分がもどかしい。

お米を梱包する前。
なんて書こうか。
あー、もっと気の利いたセンスのいい便箋とか買っとけば良かった。
これくらいの量でいいかな?
色々試行錯誤する時間は、そのままワクワクする時間でもあった。

楽しければ楽しかっただけ、落ち込みはハンパなかった。
どういう気持ちで劇場に向かえばいいのか分からなかった。

劇場でアインシュタインが出て来た時。
泣かないようにするのが精一杯だった。
泣かないように、泣かないように、漫才中一生懸命他の事を考えて、意識を集中しないようにして。
何の為に私はこの座席に座っているんだろう。
惨めで打ちひしがれて、下を向かないように必死で耐えていた。
楽しみにしていたアキナも和牛も、もしかしたら一緒にバカにされてたんだろうかとよぎってしまって辛かった。

どうかしていた。
冷静に考えれば、私はどうこう思われる程の特別な存在ではない。
何万何十万何百万人のファンの内のただの一人。
そう冷静になろう。

でも御堂筋ホテルのお風呂に浸かりながら、やっぱり泣いた。

お米に可哀想な事をしてしまった。
私はずっと「なんでお米なんか贈ってしまったんだろう。」と思ってた。
お米なんか…。なんて思うのはお米に失礼だ。

お米に罪はない。

私が父の後を継いで、お米作りに乗り出した時。
無農薬米の田んぼで草取りの体験会を行った。
その時に泥だらけになりながら、参加してくれて
「こんなに大変な思いして作って下さってるんですね。これからはもっと大切に食べさせてもらいます。」と言って、ずっと注文し続けてくれているお客さん。
いつも玄米で食べてくれているお客さんからの「石が混じってました。」との電話。
平謝りし、それからは全部ピンセットで選り分けて送るようにした。
その為に少し発送に時間がかかってしまうと説明すると、「気にしないで下さい。待ってます。」と言ってくれる。
私が向き合うべきなのは、そういうお客さんだったはず。
ちょっと変わった贈り物をして、気を引く為に、私はお米を利用した。

その報いが来ただけだ。

もう傷付きたくないなら、対処は簡単だ。
もう送らなければいい。
ただそれだけの事。

明日はイエスシアターでのアインシュタインの新ネタ3本。
漫才劇場よりも小さいハコで、どんな顔をして観に行けばいいんだろう。
ちゃんと笑えるんだろうか。
そんな複雑な想いで、それでも何故私は劇場に行くんだろう。

だって 劇場に罪はない。

幕が上がる。
マイクが置いてある。
私は客席から拍手を送る。
漫才が始まる。

この繰り返しがきっと笑顔を取り戻す一番の近道。

そう。
劇場に罪はない。

年賀状一枚(その参) 『祈りの果て』

ようやく頑張らなくても笑えるようになった。

漫才師にとって一番熱くてピリピリする季節がやって来ていた。
M-1の予選の始まり。

漫才師でも何でもない私。
劇場に通うようになって、自分がこの目で見た芸人さんみんなに頑張って欲しいと本気で思っていた。
M-1は年に一度のテレビで見るお楽しみではなくなっていた。
身内をハラハラドキドキして応援してるみたいな感覚だった。

実際に予選会場にも足を運んだ。
と言っても、アインシュタインは出ていない祇園花月の3回戦。
よしもと以外の全く知らない芸人さんを沢山見た。
何度か「所詮3回戦レベル。見に来んかったら良かった。」と後悔した。
元々何故か祇園花月は重たい。
建物の古さも相まって、劇場の玄関入った瞬間から、湿度の高い空気にまとわれてしまうみたいな感覚になる。
そのハンデの中で、ド真剣勝負に挑んでいる芸人さんに対して、これ程失礼な感想はない。
でも紛れもない正直な感想だった。
逆を返せば、普段足を運んで観て来たよしもとの芸人さんの漫才が、どれほどレベルが高かったのか、よく分かった。

笑いの聖地、NGK
若くて今一番勢いのある芸人さん達のホームグラウンドの漫才劇場。

日本で一番笑いに貪欲な大阪という街で。
笑いを取れる奴が一番格好いいと素人が認識しているその街で。
あそこに行けば、テレビでしか見た事なかったお笑いが観れると、期待に胸膨らませて全国から観光客が押し寄せる笑いの巡礼地、大阪で。
「笑いたい!笑わせて!どんな面白い事見せてくれるの?」
笑う準備は出来ている。
後はそっち次第。
口を開けて待ってるお客さん。
薄ーくスベっては凹んだり、ドカンと弾けて「ヨッシャ!」とガッツポーズしたり。
その闘いを一日何ステージもこなしているのだ。
闘っているステージが違う感じだった。

でも直接その闘いを観た事で、今までと感じ方が変わった。
「これは決勝まで勝ち進むって大変な事やわ。」
日劇場に学園祭にテレビ収録。
いつネタを仕上げて行くんだろ?

私はお米を贈ってあんなに辛い想いをしたのに、性懲りもなくアインシュタインの為に何かしたかった。

毎日家から見える太郎坊宮。
地元では有名な勝ち運の神様。
神頼みってのはどうなんだろう?
かえって失礼に当たるものなんだろうか?
でも、自分に出来る事ってこれくらいしかないしな。

700段以上の階段と、巨石の夫婦岩が有名なパワースポットとしても徐々に知名度を上げている太郎坊宮。
晦日は階段を登る人の行列が出来ると言う。

前に一番下から登ったのは私がいくつの時だったのか、はっきり覚えていなかった。
確か三十代。
車で参集殿までは行ける。
でもそれじゃあ御利益が無い気がした。
一番下から登る事に決めた。

こんなに階段長かったけ?
まだあるやん…。
汗だくだった。
写真撮影を頼んで来た家族連れが、汗まみれの私を見て
「あ、ごめんなさい。大丈夫ですか?」と気遣う程だった。
やっと参集殿の広場まで着いた。
一望出来る八日市の街並み。
昔はよくここまで車で来ていた。
他人を責める自分を責めて、そんな自分を嫌いになって。
もがいて、もがいて。
「下向いたらアカン、下向いたらアカン。」
呪文の様に心の中で繰り返す様になると、救いを求めてこの景色を見に来ていた。
皆頑張ってる。
私一人がしんどい訳じゃない。
少しすーっとして一日が始められた。

前は自分が救われたくて登った場所に、他人の事を祈る為に登っている。
私は少しは成長しているのだろうか。

ただ自分の足で登っただけで、果たしてどれだけの御利益があるのか?
正直心もとなかったけれど、本殿でお詣りした後、御守りを買った。
楽天則本昂大投手や、吉田沙保里選手も持っているという御守り。
なんか一気に御利益度が増した気がした。
御守りも値段はピンキリ。
勿論高い方がいいに決まってる。
でもきっとファンから御守りなんて一杯送られて来るだろう。
なんかしょっちゅう神社に行ってるアニキ。
妙に昭和なのだ、あの人は。
稲ちゃんは人から貰った物を簡単には捨てられないとこあるしな。
どれがいいのか、迷いに迷って、正解が分からなくなった果てに、あんまり御守りっぽくないのを選んだ。
なんか、自分の中では凄く満足して、ヘロヘロになりながら降りて来た。

なんて書いて贈ろうか…。
まだ考え中に、〝もっともっとマンゲキ アインシュタインの日〟を観に行く日がやって来た。
向かう電車の中、M-1準々決勝の結果をチェック。

あれ? え? 嘘?

準決勝進出者のリストにアインシュタインの名前がなかった。

え………。どうしよう。
想定外の事になんか無茶苦茶動揺した。
この結果は勿論本人達も知っているはず。
それなのに、これから劇場に向かう。
どういう気持ちで観ればいいんやろ?
動揺していて、行きの電車の中では気付いていなかった。
御守りが無意味になってしまった事に。

漫才劇場のロビー。
なんとなく開演を待つお客さんも元気ない様な気がした。
それでもMCとして出て来た二人は笑顔だった。

当たり前なんだけど。
イヤ、当たり前ではないのか?
でも、お笑いのプロなんだからやっぱり当たり前なんだ。
例えどんなに悔しくても。
目の前にお客さんが居るのだから。

いつもと同じ気持ちで笑う様に頑張ったのは最初だけ。
後は普通に笑えた。
ホッとした。

帰りの電車。
ブログを書き始めて「あっ。」と気付いた。
御守り、贈りそびれた。
どのタイミングで贈る?
今贈ったら、嫌味にしかならへんやん。
なんかいつも詰めの甘い私。

散々考えて考えて、負担にならないように選んだたった千円の御守りは、
出番を失った。