干支一回り

ピ、ピ、ピ、ピ~ン🕛
2019年1月7日 0:00


ジャンジャカジャーン🌋🎉

あたくし只今めでたく(?)52歳になりました!
イエィっ‼️
パチパチ👏パチパチ~👏
(なんかちょっと虚しいのはなんでやろ?)

自分が52歳になるって冷静に考えるとなんか変な感じ。
40歳くらいから、精神年齢変わってない気がするねんけど、身体は確実に老いていってるこの矛盾。

40歳と言えば、もう既に今の職場で働いてましたわ。
バイトで入って3年目の40歳の誕生日。
バイトリーダーとして、もう勤続10年目かっちゅうくらい、ベテラン臭漂わせながら仕事してましたわ。
仕事となると、黙々と私語もせず無駄を省いて今一番やるべき事を考えて動くのが、自分の中で気持ちいい事でもあり、達成感を感じる。
でも、もうちょっとハジケたいなと思ってて。
周りのあたしへの評価を、「しっかりしてる人」から「なんか結構面白い人やん」へシフトチェンジしたかったのよ。

そこで迎えた40歳誕生日の日の朝礼。

当時、うちのお店では朝礼の中で、自分の一日の仕事の目標をみんなの前で話すというのをやっていた。
「今日は明日の新譜発売の準備で、コーナー作りを帰るまでに行います。」
「週末で乱れた売り場のメンテナンスと、ピックアップ商品の入れ替えを行います。」といった具合に。

そしてやって来たあたしの番。

〝40歳、新しいあたしの始まり〟
〝今日からあたしはなかなかオモロイ人になるのよ〟
〝それには最初のインパクトが大事!〟

そこであたしは…

クルッと回って腰に手をやり、ライトな仁王立ちで満面の笑み。
「今日40歳になった〇〇真理でっす!」
「明るく元気に頑張りまっす!」


……………5秒くらいの間………………

パチパチ…パチパチ…
(小声で)「え?40歳なんや…」
(隣のスタッフと顔見合わせ)「びっくりしたぁ…」

『だだ滑りッ!!』

せめて「もぉーっ!びっくりしたやないですかぁー!」とか
「滑ってますやんっ!」とか、ツッコんでくれたらええのに。

「え?え?何これ?」
「あたしらどう反応したらええの?」
という〝ザ・戸惑い〟みたいなリアクションしか返って来ず。
オマケに次の子から
「あ、次行ってもいいですか?」と聞かれ…。

『40歳、ど頭からこんな滑るんや…。』
『やらへんかったら良かった…。』
『もう帰ってしまいたい。』

床に膝くらいまで埋まるかっちゅーくらい凹んで、その後仕事で気持ち立て直すのが大変やった。

あの地獄の誕生日から干支一回り。

早いわぁ~。
当時から居るスタッフは、一人だけになってしまい、あとは全員辞めている。
月日の流れを感じるわ。

クロスバー直撃の渡邊さんが滑り倒してるのを見て、なんか堪らない感じというか、鼻の奥がツーンとする感じというか、
「この感じ何なんやろ?既視感みたいなこの感じ?」って渡邊さん見た時からちょっと思ってたんやけど、分かった。
40歳のあの日のあたしの苦い記憶を呼び覚ますからや。
干支一回りしても、まだ忘れられないだだ滑りした時の恐ろしさ。

渡邊さん、強いなぁ~。
ソンケーする。


さてさて、今年のお誕生日。
12月くらいからどう過ごすか考えてた。

ここ何年かはずっと行きたいと思ってた温泉へ一人旅。
車をのんびり運転して行く一人旅は、ストレス0。
ただ寒い!
そして気が付いた。
冬の一人旅は寂しい。
なんでやろ?
夏はそんなことないねんけどな。

そんなこんなで、どう過ごす誕生日が一番楽しいか考えて、結局劇場に行く事にした。f(^_^)

だってそれが一番間違いないねんもん。

それに笑い疲れて、帰りの電車で寝過ごして、タクシー代6370円もぼられる(ぼられてはないか…)なんて心配もない!

だって大阪周遊の時の御用達(と言っても2回目やけど)、御堂筋ホテルで泊まるんやもんねー。

ケラケラ笑って、美味しいもん食べて、ホテルの温泉でのんびりするんだもんねぇ~。

52歳のあたしはクルッと回ったりなんかしないのだ!

行くぜっ!
52歳 第一日目!!