春の昼下がり

田んぼを見に来て驚愕。

松食い虫にやられて真っ茶色になっていた松が、根元からボッキリ折れている。

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ありゃー、なんと見事に。
しかし、幹が思い切りうちの田んぼの畦にかかっている。
これでは畦の草刈りが出来ん。
動かしてみようと、うんしょ、うんしょと引っ張ってみたけど、倒れてだいぶ経ってるのか、枝が草と絡み合ってビクともしない。

「参ったな、こりゃ。」
こういう時、チェーンソーを持ってたら楽なんやけど、ほんな物はうちにない。
というか、怖いのだ。あたし。チェーンソー。
なんか、ジェイソン思い出す…。ではなくて、使い方間違えたら腕切断してまうという恐怖。
同じ理由でチップソーの草刈り機も怖くて使えない。
昔、チップソーで草刈りしてたら、草に隠れていた大きな石に当たって「キーンッ」って音と共に跳ね返されて、バランスを崩してコケて、マジで足を切断するッって目にあってから、ビビって使えなくなった。

チェーンソーを持たないあたしはノコギリ一本で、枝を切って幹の先っぽも切って、何とか畦から引き上げた。

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しかし去年は、この倒れてる松の奥の松も真っ茶色になってたのに、奥の松は復活してる。
なんという不思議。
そんな事ある?

手前の松「すまぬ、俺はこれまでだ。俺の分まで何とか頑張って生きてくれ…。」
奥の松「分かった。必ずお前の分まで生きてみせるからな。」

という会話が交わされたかどうかは知らないが、生命の不思議。

そんなこんなで、ギーコギーコと松の枝切りをして、田んぼで燃やして……
あ~、疲れた。
もう今日はお終い。

ラクターでは剥けない田んぼの角っこを、スコップで掘り起こすつもりしてたけど、止めとこう。
どこまでも意志の弱いあたし。
イチローの鉄の意志を分けて欲しい。

家に帰って裏庭(ほんないいものではないが…。)に久しぶりに行くと、自生の水仙が咲きほこってた。

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元々3、4株しかなかったのに、勝手にここまで増えた。

ここにも。
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手前の立て掛けてある木は椎茸の菌を打ち込んだ、何とかの原木。
しかしこの前収穫してから、全く生えて来ない。
寝てんのやろか。

大阪と同じ時間が流れてるとは思えない、あたしんちの春の昼下がり。