「どっちがオススメですか?」

ヤバい。
遊び疲れてしんどい。
ブログ書いては寝落ち。
書いては寝落ちの繰り返し。
そんな訳で、これは一昨日のお話。

すまたんツイート採用
36分の9。
丁度 2割5分。
サヨナラ満塁ホームランの興奮を、いつもの調子で「高山」と呼び捨てで書いたら、森ちゃんが一瞬読み上げる時に躊躇して、「高山選手」と言い直してくれた。
森ちゃん、フォローありがとう。
m(_ _)m
いかん。
ブログの調子で、ついつい上から目線口調になってしまう。
以後気を付けますです。

この日は高校時代の演劇部の同窓会!
いつも幹事はあたし。
独身でお気楽なもんで。
今回は9人中7人参加。
全員の予定を聞いて決めるんだけど、それでもなかなか全員揃わない。

みんな50歳を過ぎて、遠出するより近場でもいいのでゆっくり喋りたいと、段々希望が変化して来たので、ここ何年かは滋賀県内の温泉なんかが続いてた。
でも久し振りに都会に繰り出すのも良かろうと、大阪へ。
滋賀県民から見れば大阪は大都会。)

大阪ステーションシティ16階のベーカリーレストラン サンマルクでランチ。
サンマルクって滋賀県にもあるんやけど、焼きたてパンおかわり自由なのと、お手頃価格でお料理も美味しいから外れがない。
そして何より、その後西梅田劇場の本公演を観に行くので、移動距離が短いのが決め手。

実はみんなを連れて行き方が分からずウロウロ彷徨う訳にはいかないと、この前下見して、予約を入れて、行き方の予行練習をしたのだ!
健気なあたし。

予行練習の甲斐あって、迷わずスムーズにサンマルク到着。
駅のホームからサンマルクまで、みんなを引き連れて先頭で歩くという、普段のあたしからはなかなか無い光景。
「引率してるで、あたし。」と心の中でちょっと感動を噛み締めた。

ほとんど滋賀県から出た事ない、もの凄く平和な日常を送っているみんな。
「真理ちゃん、凄いなぁ~。あたしこんなとこよう一人で来れんわ。」
と、感心されまくり。
50過ぎて遅咲きの狂い咲きみたいに劇場通いにハマった事が、初めて役に立った。

サンマルクはパンもお料理もとっても美味しくて満足満足。
お店のスタッフさんもみんなもの凄く愛想が良くて感じのいい人ばかりだった。
とーっても良かったのに、家に帰ってからしくった事に気付く。

予約に行った時に、〝初めての来店の方に焼きたてパン5個プレゼント〟というクーポンをレジで見つけて人数分持って帰ってたのに、みんなに渡すの忘れたっ!
「くぅ……。」
なんでこんなにも詰めが甘いんだか。
自分自身にがっくし。

9人中、子供さんが結婚したのが3人。 
その内、もうお孫さんが居るのが2人。
未だ独身なのが、あたし含めて2人。
高校卒業して約35年。
置かれてる立場は様々。
でも、ひとたび集まればそんなのは全く関係ない。

いついかなる時も、演劇部の友達はあたしの味方だ。
やれバネ指になっただの、股関節の関節が痛いだの、脳梗塞で入院したけど大丈夫やで(良かった。)とか、膝に水溜まっただの…。
ホンマにあっちが痛い、こっちが痛いって話が次々出て来る。
赤いジャージー着て、発声しながら走ってたあの頃のあたし達も立派なおばさんなのである。
あ、あたしの左膝の水、もう何処かに行きました。
治るのに丸々二ヶ月掛かった。
病院にも行かず、薬も飲まず、根性と気合だけで治した。
もう完璧!走れる!

高校時代、総文祭で優秀な成績を収めて、近畿大会にも出場経験あり。
毎年キャパ1130人の近江八幡文化会館大ホールで公演してた我が演劇部の面々。
だいぶ大げさに言ってみれば、元舞台人。
なのに、みんな全員よしもとを生で観た事無い。
ならば劇場行きましょうよと西梅田劇場へ。

そうなんです。
行って来ました!西梅田劇場!

6人分はチケよしでゲット。C列6枚。
あたしはアサヒメイトの会員なので、平日の西梅田の公演が2600円で買える。
で、あたしの分のチケットを取りにチケット売り場へ。

隣のブースで、初めて劇場に来たらしきおば様方が売り場のお姉さんに聞いている。
おば様「アキナって何ですか?」
お姉さん「アキナですか?アキナは若手芸人ですね。漫才師です。」
おば様「佐久間一行とアキナとどちらがオススメですか?」
隣で聞いていたあたし「………?」
どうやらおば様、本日の出演者の表を見て、アキナの回、佐久間一行の回と、一人一人誰かを選んで観るものと勘違いしている様子。
あたし的には意表を突いたこの質問がツボで、さてお姉さんは何て答えるんやろ?と耳をそばだててジッと聞き入る。
お姉さん(二拍くらい間を置いてから)「両方出ますよ。」
あたし(心の声)「ほらほうやわ。正解!」
でもお姉さん、ホンマに二拍くらい間が空いたのよ。
一瞬どっちがオススメて答えるべきか、悩んだん違うやろか?

けど、「アキナって何ですか?」にはびっくり!
「へへへっ。」って笑いそうになった。
『頑張れ、アキナ』

劇場に入ると、C列の6人の隣の席が何故だか空いている。
開幕寸前でも来ない。
わざと一人分空けて埋めていかないだろうし、チケット取って来なかったんだと思うねんけど、ラッキー!
7人揃って観る為に後ろに下がるつもりしてたのに、みんなと一緒に3列目で観れた。
劇場にだいぶお金落として来たので、お笑いの神様があたしにウインクしてくれたんやろか?
ありがたや、ありがたや。

トップバッターは何ですか?呼ばわりされたアキナ!

さっきのくだりがあったので、出て来ただけで可笑しい。
ニヤニヤが止まらない。
そして確実に、いや多分、山名君とも秋山さんとも目が合った。
プレミアム感出た。

あたしの隣の友達に、「あの人八日市の人なんやで。」と耳打ちすると
「えっ?どっちの人?」
「左。」
すると友達
ジーッとアキナの二人を凝視して、かなり絞り出して「知らんなぁ~。」と一言。
こてっ。
結構テレビ出てるのに!
『頑張れ、アキナ!』
『頑張れ、山名君!』

そして、これまた嬉しいかまいたち
山内君がお客さんが手を振るまで手を降り続けるボケだけで笑えてしまう。

山内君と言えば!
猫ちゃん専用のInstagramを時々覗いてるんやけど、猫ちゃん達が信じられへんくらい可愛い。
「うわぁー、くぅー。」言いながら見てる。
でも、山内君のコメントがしょーもない。
いつも猫語(?)で、語尾に〝にゃー〟と必ず付ける。
〝にゃーにゃー〟言ってるだけで、そこにオチもツボも無い。🍯
あれは笑かそうとはしてないのか?
ただの猫好き。

そんなただの猫好き山内君の〝目がキマッてる〟演技(?)
ホンマにキマッテル。
どうしよう。
小っちゃいヤバい奴にしか見えない。
ふふふ…。
やっぱオモロいなぁ…かまいたち
Instagramのコメントはしょーもないけど。

公演始まる直前にTwitterチェックしてたら、雑誌CREAに濱家さんのお弁当が載るらしい。
写真見たけど、むっちゃ上手。
細かい所に手を掛けてる。
切り方やったり飾り方やったり。
奥さんにもお弁当作ってあげるって…、凄ない?
手品はセミプロ、料理も出来る。
でっかい図体からか、勝手に鈍くさい(鈍くさいはないか。)もとい、不器用なイメージを抱いてた。
なんか、ちょいちょい裏切って来る。

しかし…、山内〝君〟と濱家〝さん〟
この差は何なんやろ?

そしてずっと名前しか見たこと無かった佐久間一行君。
なんか構成作家みたいな名前やなと、ずっと思ってた。
ピン芸人さんって、二人でやる漫才より緊張するやろな。
ウケたら快感半端ないと思う。
でもスベった時の恐ろしさはコンビの比やないと思う。

でも、佐久間君。
ウケてた。
あたしも好きやな、この人。
お笑い芸人さんにしとくにはもったいない様な恵まれたガタイ。
ピン芸人さんって、ちょっと変わったくせ者やったり、アクが強い人多いけど、佐久間君はなんか爽やか。
爆笑!って感じではないねんけど、見てると知らぬ間ににっこりしてる自分に気が付く。
そんな感じ。

そして、最初に謝っておきます。
「すみません。小文枝師匠。寝てました。」
あ~、もの凄く楽しみにしてたのに~。
きん枝時代も落語観た事なくて、やっと観られる!と喜んでたのに。

だってぇ~、落ち着いた語り口が眠気を誘うんだもーん。
しかし、やっぱり師匠クラスの着物姿はいいねぇ。
何と言うか、こういうのを色気があると言うのだ、きっと。
テレビで見てる洋服姿とは全く違う。
そしてあたし、落語家さんが枕終わって、いよいよ落語に入るよという時に、羽織を脱ぐあの瞬間が凄い好きなのだ。
一枚羽織を脱いで、見た目は軽やかになったのに、逆に熱を帯びて行くあの感じ。
そこまでは堪能したのよ。
そっから寝てもたけど。

新喜劇はすっちー座長週。
すち子じゃないすっちーは面白いのは勿論なんやけど、男臭くてグイグイ座員を引っ張ってて新鮮!
演劇部のみんなも、「凄かったねぇ~。やっぱり生で観ると全然違うねえ。」と喜んでくれた。

劇場入る時に劇場スケジュールを貰う。
それを「ここやったら又来ようと思っても来れるな…。」と、帰りに熱心に見てる友達も。
今度はぜひぜひお笑い好きの娘さんと来てね!

帰りの電車。
ひとしきり喋って
「えっ、ここ何処?近江八幡?ほなまたな!今日ありがとう!」と慌てて立ち上がってドアに向かったら、一つ手前の篠原やったという、恥ずかしい思い出を一個付け加えて、楽しい一日は終わった。

今度は1泊旅行を計画するのだ!

みんなその時まで元気でね!