お母さんのボケ防止ツール

今日の朝獲り野菜。

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関東では記録的な日照不足で、野菜の価格が異常に高騰中。
野菜が高過ぎて手に取ってもらえず、八百屋さんが悲鳴をあげてるとか。

我が家では母上がせっせせっせと丹精込めて作っていてくれるので、逆にこの時期はこれだけの野菜を二人暮らしでどう消費するかに頭を悩ませる。
結局、色んな人にあげまくって、他人にあげる為に野菜を作ってるんじゃないかと思ってしまう程。
それでも、野菜作りはお母さんにとって生き甲斐だし、お母さんの野菜を食べたら市販の野菜は食べられない。

トマトや胡瓜なんかは香りが違う。
玉ねぎやキャベツは甘さが全く違う。
ピーマンは肉厚なのに柔らかい。
ほとんど野菜は買わずに生活出来てるので、感謝感謝の毎日。

82歳で腰も曲がってるけど、まだまだ元気。
と言うより、あたしなんかより遥かに元気。
5時半くらいから健康の為に小1時間歩く。
朝ご飯食べて、後片付けして、着替えて畑へ。
庭の草むしりもするし、しその葉を獲ってきて自然のしそジュースを作ったり、胡瓜の糠漬けを作ったり。
我が家はお母さんのおかげで、自然食満載だ。

こんなあんなで感謝しかないのだけど、この頃困った事を言い出した。

お母さん「スマホって幾らするえ?」
あたし「へ?」
お母さん「スマホ買うたら幾らするえ?」
あたし「スマホに変えるつもりなんか?無理やって!絶対使いこなせへんって!」
お母さん「ボケ防止にするのよ。」
あたし「今の携帯も満足に使えてないのに、無理やって。意味が分からへんって。」
お母さん「みんな使うてやるやんか。」
あたし「60代の〇〇さんも、〇〇さんも、電話に出れるようになるのに四苦八苦してやったがな。携帯とスマホは基本が全く違うんよ。」
お母さん「ほんなもん、やってみな分からへんがなっ!」
あたし「絶対買わへんからな。」

このやり取りを読んで、82歳のチャレンジ精神を頭ごなしに潰すなんて…。と思うアナタ。
そんな甘いものではないのだ。

携帯のメールを使えるようになるまで、大袈裟ではなく、30回~50回は同じ事を教えた。
それぐらいかけてやっと出来るようになったと思うのに、1週間も使ってないとまた忘れるのだ。
「この間教えたとこやん…。」

『一に辛抱、二に辛抱。三、四が無くて五に根性。』
お母さんに使い方教えるときに、頭の中で唱える呪文。
怒鳴ってはいけない。
出来ないと言ってはいけない
メールがボケ防止になっているのは確か。

けど、けどよ、お母さん。
スマホは無理やって。」

第一、普段何かを調べようとした事ないのに、スマホ持つ意味ある?

しかも、お母さんのスマホを持ちたい本当の理由はボケ防止では無い。
「みんながスマホ使うてやるのに、まだ携帯みたい持ってるのがかっこ悪い。」
これだ。

なんちゅーか、見栄っ張りと言うか、気が若いと言ってあげればいいのか…。

そのくせに、バイブレーションで震えてる携帯を、「鳴ってるで。」と持って行くあたしに「なんで鳴らへんえ?」と聞かないで。
あたし「お母さんがマナーモードにしたからやん。普段は解除しとかな。」
お母さん「ほんなもん、してへんがな。」
お母さんがせな、誰がするのよ?
勝手に状況と空気読んで、携帯自らマナーモードになると言うのか。

お母さん
まずはマナーモード📳の設定と解除が出来るようになって下さいませ。