祇園一会で祇園百笑。

🎤 僕は呼びかけはしない
🎤 遠くすぎ去るものに
🎤 僕は呼びかけはしない
🎤 かたわらを行くものさえ
 小椋佳 / さらば青春

動く小椋佳を初めて見た時
「なんちゅー普通のおっさんなんや…。」と思った。

銀行員とシンガーソングライターとの二足のわらじを履く小椋佳。(今は辞めている。)

小椋佳は丸々芸能界にどっぷり浸かっている人では無くて、銀行員としての顔もあると知った時、
「な~んや、そういう事か…。」と妙に納得した。

ところで、小椋佳が段々森繁久弥に似て来ていると思うのはあたしだけ?

お酒しこたま飲んで酔っ払って、30人位の女の人のお尻触ったら、プチ森繁久弥みたいになる思うねんけど。

って、これ、小椋佳にも森繁久弥にも、どっちにも無茶苦茶失礼やな。

こんばんは。
ウル虎マリンです。




一昨日、配信でミルクボーイ✖️さらば青春の光祇園一会を観た。

f:id:mr-5160-hate:20200829001427p:plain

劇場チケット取りたかったけど、チケット発売日は仕事で、休憩時間にアクセスしたらもう完売してた。

この頃の祇園花月の公演ラインナップはエグい。

今風に言うなら、エモい。

「うわぁ~、これいいやん。観に行きたい!」と思うチケットのほとんどが祇園花月発。

外見や1階の受付辺りから何とも言えないレトロ感が漂って来る祇園花月

勿論2階上がっても、古~い感じのする劇場で、なんだか薄暗いのだ。

建物が新しいか古いか、照明が明るいか暗いか、御手洗いが綺麗かどうか、等。

これってネタの本質とは全く関係ないのだから、人気と勢いのある演者が無茶苦茶面白いネタを掛ければ、爆笑爆笑の嵐になると思うかも知れないが、結構観客はこの劇場の外的要素に飲まれる。

なんか、一歩足を踏み入れると、〝ドヨ~ン〟とした夜の帳みたいなんが、身体にまとわりつく様な感覚があるのよ、祇園花月って。

大阪のよしもとの芸人さんが、祇園花月のお客の少なさを漫才のネタにするくらいなんだから、あたしの言ってる事もあながち間違いでは無いはず。

そんな祇園花月が最近攻めに攻めている。

〝痒いところに手が届く〟
ちゃうか?

なんちゅーんだろ。
とにかく、「そう!これよ!この組み合わせ最高!」とか、「実験的な事するなぁ。」とか、「この人呼べるんや。」とか思える様な興行なのだ。

漫才劇場やNGKに比べれば、そんなに回数足を運んだ訳では無いので、偉そうには言えないけど、「やってくれるやん、祇園花月。」ってな感じでなんだか嬉しい。

そして、あたしは4回立て続けに祇園花月のチケット落選して配信組に回ってる。

さらば青春の光、無茶苦茶観たかったのに。

さらば青春の光とミルクボーイってどういう組み合わせなんやろ?とちょっと不思議に思ってたけど、Twitterのつぶやきに端を発して公演実現にこぎ着けたらしい。

昔、本当にまだまだ売れてない頃、ライブでちょこちょこ一緒になってたと言う二組。

当時の事を考えれば、今こうして一緒に舞台に上がれるのが嬉しいと話す森田君。

あたしも配信見終わって、改めて色々記事を検索してたらこんな記事が…。

f:id:mr-5160-hate:20200829011056p:plain

むちゃ、笑ってしまった。

思わず、薄~く赤く目立たせてみました。

キングオブコントをしっかりちゃんと見出したのが、ここ2年くらいなので、コント実力者としてのさらば青春の光を、あたしはさほど知らない、いやほぼ知らない。

アメトーークやバラエティ番組で、森田君をピンで見かけるけど、コンビとしての活躍はあんまり知らないのだ。

なので、あたしの中でさらば青春の光で一番印象に残ってるのが、松竹芸能を退所したと言うか、事実上クビになった時の松竹芸能が出したコメント。

『これ以上彼らの芸能活動を支えることは不可能です。』

そんなコメントある?

こんなコメント、事務所がなかなか出さへんで。
一体何したんよ?

と、当時のあたしは思ってた。

その当時はどういう事が起きて何故二人が退所する事になったのか、ハッキリとは記事にならなかったので、そのままあたしの記憶もフェードアウト。

そして、松竹芸能を辞めた二人もフェードアウト。

それどころか、東ブクロ君の先輩の奥さんとの不倫騒動がバレて、地下に潜ったさらば青春の光

ホンマに世間からさらばしかけた。

なんか、見かけ無くなった。

当時、自分達がどんなだったか、4年前にしくじり先生で語ってた。

あたし、これ見てたのに途中で寝てもうたのよ。

でも、無茶苦茶面白くて、〝さらば青春の光ってこんな喋れるんや〟と思ったのを覚えている。

ま、途中で寝といて何の説得力も無いが。

事務所退所後は、全くと言っていい程仕事が無くなったさらば青春の光

そこから、自分達で事務所を起こして、徐々に徐々に仕事を増やして、再び人気芸人の地まで這い上がって来た二人。

配信見終わってから、さらば青春の光の事をちょろちょろ調べたあたし。

調べれば調べる程、
「よ~這い上がって来れたなぁ。」
「これってかなり凄い事ちゃうん?」
「ゼロどころかマイナスからここまで来たんや…。」
って感心しきり。

ホンマに実力が無ければ、今の位置まで上がって来れて無いはず。

コント、面白かったもん!

キングオブコントをほぼ見た事無いあたしは、さらば青春の光のコントをちゃんと観るのは、ほぼ初めてに近い。

なるほど。
ほら、決勝行くわ。

と、偉そうに思う。

でもさ、森田君はなんであんなに声がデカいんかね?

最初久し振りの舞台で意識して声張ってんのかと思ったけど、その後のトークでも、ゲームコーナーでも一人無茶苦茶大きかったので、「あ、このボリュームで通常運転なんか。そういやテレビでもデカいもんな。」と納得。

でも配信でこれなら、祇園花月の舞台では響き渡ってたんちゃうやろか。

ミルクボーイの漫才もさすがの面白さ。

いつもコーンフレークのネタでお馴染みの様に、完成形のフォーマットを持つミルクボーイ。

出番前や収録前には、ネタの練習を欠かさない二人は、トチッた所をほとんど見ない。

でも、この配信ではちょっといつもと違うターンがあったり、アドリブでちょっと遊んでたり。

こういうのを見ると、やっぱり直接劇場で観たかったなと思ってしまう。

あたし、祇園花月いつから行って無いんやろ。

いざ行こうとしたら、また迷うんちゃうやろか。

なんで迷うねん。
駅からほんな遠ないやん。
何処に迷う要素があるねん。

と思われるかもしれへんけど、迷うのよ、あたし。
超絶方向音痴なのよ。

19/12/7の『祇園さすらい放浪記』を読んで欲しい。

死ぬほど迷ったっちゆーねん。

あたしと祇園花月はある意味因縁があるのだ。

今度祇園花月に行けるのはいつやろ?

そん時にはすんなり行きたい。
さすらう事無く。

そんな気持ちにさせてくれた今回の配信。

満足納得ご満悦。

昨日仕事帰ってからもう一回観よ!って夕ご飯食べて後片付けして、さあもう一回!と思って開いたら終わってた。

アーカイブ残るの19時までやった。

1時間勘違いしてた。

「ええーっ!楽しみにしてたのにぃ~。」
「刑事さんがやって来て、恐ろしく長い事防犯カメラをパソコンでチェックしてたお陰で、しようと思ってた仕事がほぼ出来なくてストレス溜まってたけど、まあ配信観るしいいかと思ってたのにぃ~。」

黒いスマホ画面見つめて呆然とするあたし。

皆さん。

配信終了時間は正しく頭に入れておきましょう。

では。