『東京でなりを潜めるお笑い芸人』
1週間程前、ホビーコーナーの改装があった。
商品の入れ替えで新しく入った『バナナーズ』
朝、ダクトの電源を入れると自動的に流れるこの声。
「バナナが食べた~い、バナナが食べた~い、バナナが食べたい!」
「何??」
声のする元へ行くと、小さなモニターから流れるPR動画。
〝パンケーキ食べたい芸人・夢屋まさる〟がPR大使になってた。
向上委員会だったか、ガヤだったか忘れたけど、1回テレビで見た事がある。
「パンケーキ食べたい❤、パンケーキ食べたい❤、パンケーキ食べたい💕」
言うてた。
「りゅうちぇる+楽しんご÷2して、よぴぴまぶしたみたいな芸人やな…。」と思いつつ、「食べたらええがな。」と口に出して言ってしまってた。
あの夢屋まさるか…。
この甘ったるい喋り方。
クセになると言えばクセになるのかもしらんが、仕事が忙しくてバタバタしてる時に耳に入ると、
「バナナくらいなんぼでも買うたるッ!ちったぁ黙ってぇ💢!」と言ってしまいたくなる。
今度出勤したら、秘かにハサミでコード切ったろかな。
録画しといた漫才ラバーズを見た。
『アインシュタインで結婚したいのはどっち?』と街ゆく人にアンケートを取ってた。
VTRで「稲ちゃん。」と答える女の子の映像を何コマか流して、「おお~、稲ちゃん大人気やん。」と思わせといて、結果
稲ちゃん → 22%
アニキ → 78%
やった。
まあ妥当ですな。
稲ちゃんは確かに優しいとは思う。
でも結構頑固よ。
そして、結婚って現実。
好きで好きで結婚した当初は、髪の毛一つ落ちてても
「3本の矢ならぬ3本の毛。頑張ったけど、力尽きたのね…。お疲れ様。」
と思えてたのが、1年経ち2年経ち5年10年経ったら
「抜け落ちたくせにフワフワフワフワ舞ってんじゃねぇーッ!」
って言いながら、レイコップ(ダニを死滅させられる布団用掃除機)でガーガー吸い取ってる気ぃするもんな。
そう。
結婚って現実。
1回もした事無いけど。
何の気なしに見てたら、凱旋ラバーズとしてコマンダンテが出てた。
知らんかった。
2016年にytv漫才新人賞獲ってたんや。
この時期のあたしは、紳助さんが急に引退して以降、お笑い空白期間とでも言おうか、ネタ番組も全く見てなかった。
なので、大阪時代のコマンダンテを全く知らない。
だってテレビ露出が極端に少ないねんもん。
そこを番組もおちょくりにかかる。
番組のフリのナレーションが
「東京でなりを潜めるお笑い芸人。」
やもん。
「なりを潜めてどうするっ。」って思わずツッコんでしもたわ。
このブログでももう少し前に触れたけど、コマンダンテって独特の世界観。
〝シュール〟って表現されてたけど、〝シュール〟ともまた違う感じするねんけどな…。
声を張らずに淡々とツッコんで、でもそのツッコミ所が絶妙で、じわじわじわじわお腹ん中の笑い袋が膨らんで行く感じ。
入りはイジってた紹介VTR。
でも最後まで見たら、「コマンダンテ凄い。応援しよう。」って思える内容になってた。
プロデューサーさんか誰か番組スタッフさんが、きっとコマンダンテの事が大好きなんやと思う。
M-1前のこの時期に、背中を押してあげる内容。
愛あるVTRやった。
もうちょっと前まで、ほぼ知らなかったコマンダンテ。
漫才職人って感じで、あたしの中の高感度急上昇中。
一般にはほぼ知られて無いけど、漫才好きが見たらニヤリとさせる面白さと、凄いスピードと熱量でボケとツッコミを繰り出す高速漫才に若干疲れて来てて、新しいものを求めるお笑い好きにピタッとハマるポップさもちゃんと有る。
去年のぺこぱみたいに、決勝に行きさえすれば一気にブレイクしそう。
熱心なコマンダンテファンからしたら、「何も知らんくせに偉そうに。」ってお叱りを受けそうやけど、知らんからこその率直な感想ってあるのよ。
今後のコマンダンテに注目。
如何に注目しているか。
だって、『コマンダンテ』って10回も書いてるもん。