祇園花月のXmas
行って来ましたっ!
京都祇園花月!
超絶方向音痴のあたしでも、ついこの前祇園花月には行ったばかり。
てくてくてくてく。
ひたすらてくてく。
うん?
う~ん?
あれ?
こんなに賑やかな道やったっけ?
もうちょっと、ってか、かなり寂れた道やった気がする。
なんか、どんどん賑やかになって行ってないか…?
500メートル程歩いたか。
立ち止まる。
「違う。絶対この道や無い。」
へ?
何処で間違えた訳?
あ。
東山三条の交差点、曲がらなアカンのに、真っ直ぐ来てもーたんか。
ヤバい💦
もうそんなに時間無いのに。
クルリ。
東山三条の交差点まで戻る。
が、しかし。
方向音痴では無い人には信じてもらえないかも知れないが、これをどっちに向かって歩けば良いのかが分からない。
どっち?
どっち?
左折?
右折?
ホンマやったら左折せなアカンとこを真っ直ぐ行ってもーたんやから…。
「こっち!」
タタタタターっ。
小走り!
なんか不安。
一応NAVITIMEに聞いてみる。
NAVITIMEが冷静に答えて来る。
「反対方向に進んでます。」
うげっ。
間違うとるやないか!
100メートルは来たぞ。
戻れ戻れ戻れ戻れ~。
ダダダダダダァー。
ほぼ駆け足。
あ、なんかこの風景見覚えある。
兄弟で屋号をどっちが継ぐかで、揉めに揉めて、結局どっちが本流なんかよ~分からん一澤帆布の前を通る。
合うてる!
やったぜ、あたし。
只今14:40。
もうここまで来れば大丈夫。
間に合ったわ。
困った時のNAVITIME。
何やかんやでNAVITIME。
頼りにしてるぜNAVITIME。
祇園花月と~ちゃ~く。
薄暗い古~い建物に吸い込まれて行く。
同時になんか生気を吸われる感じがする。
絶対なんか魔物が居候してる。
それが祇園花月。
座席に着く。
今日は、え列の13番。
ほぼ真ん中。
う~~んと…。
お客さんが、お客さんが、少なぁ~~い。
M-1グランプリで大活躍。
今や全国区の人気者。
CMだって出てまっせのニューヨークが出てるのに。
ルミネでは劇場出番、圧倒的1位。
(らしい。調べては無い。)
イケメン石井君と、眼鏡掛けてる安田君(特に持ってる情報が無い。)の、東京ではワーキャー言われてるコマンダンテが出てるのに。
爆笑必至。
『目の前のお客さんは必ず笑って帰ってもらいます。』(テキトーにあたしが作ったキャッチフレーズ。)のテンダラーさんが出てるのに。
う~~ん。
小雨降るコロナ禍の祇園。
集客なかなか厳しいなぁ。
でも、一方で「これが祇園花月よ。これこそが祇園花月よ。」って気もしているあたし。
あたしの隣は、今日から発売開始になったよしもとグッズの福袋を抱えた女の子二人組。
IPPONグランプリのDVDが入ってて「や、むっちゃお得やん。」と喜んでいた。
続いて取り出したクリアファイル。
〝本能寺の変〟のロゴに踊ってる姿の二人組。
あたし「……誰やったっけ?」
〝本能寺の変 ダンスネタ〟もしくはリズムネタと言えばいいのか。
「誰やったっけ?」
う~~、気持ち悪い。
向こう側の女の子が言う。
「こんなん絶対使わんし。」
「てか、今居てへんのちゃうん?」
あたしの隣の女の子が言う。
「逆にレアで価値上がるんちゃう。」
「今、こんなん作ろう思っても作れんやろ。」
関西の女の子はシラ~となかなかエグい事を言う。
次の戦利品を取り出し、品定めに余念の無い二人を他所に、思い出せないのがあんまり気持ち悪いのでググってみる。
エグスプロージョン!
エグスプロージョン?
エ、エグスプロージョン??
ほんな名前やったっけ?
てか、よしもとやったんや。
なんかダンスサークルから派生したグループ違ったっけか。
まあどーでもええわ。
もう始まるんだもんねぇ~。
いきなりトップバッターは生ニューヨーク!
「どーもー。」
ってな感じで登場。
なあ…、お客さん。
目の前に居るのは、ついこの前M-1グランプリで大活躍してたニューヨークやで。
「ワーッ⤴️⤴️」とか、
「きゃー。」ヽ(≧▽≦)/ とか、
無いの?
「京都に来させてもらって有り難いですよぉ。」と屋敷君は言ってたけど、結構強烈な祇園花月の洗礼をボディブローの様に受けている。
めげるな、ニューヨーク!
祇園花月はいっつもこんなもんや。
気にせんでいい。
至近距離で見ると、嶋佐君の胡散臭さが半端ない。
昔、フェスティバルホールの前で「GACKTのチケットあるよ~。」と声掛けて来たダフ屋に無茶苦茶似ている。
小っちゃい軽犯罪、確実に犯している。
絶対に。
屋敷君が嶋佐君の居る右側を見てる角度が、ついこの前M-1でみてた角度と同じで軽く興奮する。
(昇天する程では無い。)
でもあたしの心の中の声は届かない。
ついでに周りのお客さんの声も届かない。
「おかしいな…。俺らつい4日前、キンキラのスタジオで国民を笑わせたはずなんやけどな…。」
捌ける時、ニューヨークは思ったかもしれない。
大丈夫だぜ、ニューヨーク。
ありがとう、ニューヨーク。
またおいで、ニューヨーク。
祇園花月はいつもこんなもんだぜ、ニューヨーク。
その内慣れるさ、ニューヨーク。
続いて、コマンダンテ登場!
石井君の指がう、美しいっっ⤴️
「綺麗。」
「細い。」
「長い。」
「動きがしなやか。」
完璧でっす!(ぐふふ。)
が、しかし。
この前モリシとの配信観た時は、異次元に小さいと思ってた石井君の顔の小ささが、今日間近で見たらそこまででも無い。
隣の安田君とそう無茶苦茶変わらない。
と言っても、あたしの顔のデカさの7割位しか無いけど。
あれ…?
おかしいな。
掌で掴めるくらい小さいと思てたのにな。
あっ💡
モリシかっ!
モリシやっ!
あの長髪の人!
モリシの顔が規格外にデカいから、隣に立つ石井君の顔が恐ろしく小さく見えたんか。
『モリシ、元相方のビジュアル引き立てる。』(ちょびっと韻を踏んでみました。)
モリシは放っといて。
コマンダンテのネタは『小学生の頃』
石井君とモリシの祇園笑者を観に来る前に、コマンダンテの公式YouTubeで5本チェックしたネタの中で、一番好きなネタ。
「やった!ラッキー⤴️」
終盤に掛けて、ジワジワ笑えて来る。
やっぱこのネタ、大好き。
独特のトーン。
コマンダンテにしか出来ない。
他に換えが効かない。
生で観れて感動~。
隣の二人組の女の子も、「コマンダンテ長いことやってくれて良かったな。」とご満悦の様子。
え~~と。
安田君についてもなんか書こうと思ったけど、やっぱり特に浮かばない。
あ。
石井君と身長ほぼ一緒。
そして、大好きなテンダラーさん。
ここ1年で一番テンダラーさんに近い!
シンプルに嬉しい。(*^_^*)
浜本さんの独特のちょこまかした動き。
もう2、3回観たら形態模写出来そうな気がする。
頭の中では完璧なんやけどな。
ニューヨークとコマンダンテの時は、寝てんのか?くらいにあんま反応しなかった前の家族連れが、ちょい笑う。
良かった。
寝てる訳では無かったんや。
白川さんについてもなんか書こうと思ったけど、特に浮かばない。
う~~んと、次行こ。
ええか、ニューヨークにコマンダンテ。
お客さんが少ない上に重い。
いや、お客さんが少ないからこそ、重い?
とにかく、祇園花月には魔物が住んでんねん。
その魔物の手懐け方は………。
「歌いながら出て来たらええんちゃう?」
知らんけど。
さあ、ネタが終わって新喜劇が始まるまでのアイドルタイム。
コロナ対策とは言え、出入口全部開けてるので寒い。😖
これ、安全対策やから仕方ないけど、寒がりにはかなり厳しいな。
寒いと暖機運転出来てない車みたいなもんで、身体の笑う態勢が整いにくい。
「寒い寒い…。」って気が散って、ネタに集中しにくい。
次からもうちょっと寒さ対策して来よう。
なんか、キャスト紹介の場内アナウンスが、笑わそうとしてるのか、読み間違えてんのか判断つかんくらい微妙に間違えて来る。
キャストの名前、2回言ってみたり、「あれ?今日辻本茂雄さん出番やのに言わへんかったよな…?」と思わせといて女優陣の一番最後に言ってみたり。
あれは狙いなんか?
新喜劇のマドンナ、井上安世ちゃん登場。
う~~ん。
やっぱり可愛い。
なんか、ずーっと一緒。
全然老けない。
お肌つるつる。
今週はすっちーさん座長週。
すっちーさんの胸が前より更にデカくなってる気がする。
ほぼロケット。
第一幕終わって暗転。
暗転。
暗転?
うん?なんかやたら長ないか?
セットチェンジでもしてるんか?
その割に音せんな。
照明さん寝てんのとちゃう?
と、思い始めた頃に照明がつく。
舞台上に、すっちーさんと清水けんじさんと安世ちゃん。
すっちーさんとしみけんさんが半笑いしている。
そして、安世ちゃんは衣装の役場の上着を着ていない。
どうやら安世ちゃんが自分の出番忘れてトイレに行こうとしてたらしい。
そこをすっちーさんとしみけんさんにツッコまれる安世ちゃん。
こういうハプニングをサラッと流さず、アドリブでツッコミまくるのが新喜劇の醍醐味。
「トイレ行かんでも大丈夫か?」
「行って来たらどや?その間くらいなんぼでもつなぐで。」
と言うすっちーさんとしみけんさんに
「大丈夫です。早よやりましょッ。」とキレ気味の安世ちゃん。
「ほんでちょっとキレてるやん。」とツッコまれてる安世ちゃん。
わぎゅ現で見せる安世ちゃんのキレキャラは新喜劇でも健在なんやと妙な感動。
安世ちゃんのお父さん役で出て来た辻本茂雄さん。
なんか痩せてはらへん?
一回り細くならはった気がする。
気のせいやろか。
何の役やっても達者な辻本さんやけど、やっぱ茂じいが観たい。
大丈夫。
抜かりは無い。
1/3の森ノ宮WWホールの『豪華ネタと茂造新喜劇スペシャル!』のチケットは押さえてある。
いつもより男臭さちょい増しのすっちーさん座長週公演、緊張してんのか、いつもあんな感じなんかよ~分からん多和田君イジり倒して、めでたくエンディング。
Xmasイブなのに、一切これっぽっちもXmasらしさを感じさせないブレない新喜劇。
これである。
終演してロビーに出たら、家族連れのお母さんが小学生3年くらいの男の子に「どやった?何が一番面白かった?」と聞いていた。
「……。」
何も答えん小学生。
「せめて何か言えよッ!」
ツッコみそうになって慌てた。
今日の総括。
『Xmasイブでも祇園花月にはサンタでは無く、魔物が舞い降りる。』
皆さん、メリークリスマス🎄