上方漫才協会大賞受賞!「こんなんなんぼあってもいいですからね。」

行って来ましたっ!
『第6回上方漫才協会大賞

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いやぁ~~、楽しかったぁ~。
むっちゃ楽しかった!

アイントットダンテの配信見過ごした事、忘れるくらい楽しかった。

でもさ、上方漫才協会大賞ってこんなにユルかったっけ?

賞レースやから、もっとピリピリしてんのかと思ってた。

アインシュタインって司会向きでは無いって書いたけど、こういう雰囲気ならベストマッチ。

カウス師匠や、え~と名前忘れたけど、お偉いさんとの絡みもフランクに、会場無茶苦茶盛り上げてて💮でした。

アニキがこういう回し役みたいなのが出来るのは、漫才劇場で散々コーナーMCとかやって来てるので、大丈夫とは思ってたけど、コンビで司会ってなった時に、稲ちゃんの役回りはどうなんねんろ?と、ちと不安だった。

稲ちゃんのボケってこういう授賞式みたいなんには、恐ろしく不向きやし。

「え?どういう意味で言うたん?」って、まさしく意味不明の不発ボケ何個か連発してたけど、まあその辺はアニキが翻訳込みのツッコミでフォロー。

何やかんや言って、そこそこベテランコンビ。

出場者の緊張を和らげ、会場のお客さん笑わせて、ひじょ~に良いコンビネーションだったのではないでしょうか。

そして、褒めた後で書く事では無いけど、ずーっと昔から気になってる点を一つ。

アニキってさ、MCの時の
「さっ、始まりましたっ。第6回上方漫才協会大賞!」って一文のアナウンスの中で、声の音量と抑揚がやたら動く。

文章で表すのは難しいけど…。

「さぁっ!」で強くなって、「始まりましたっ」で下がって、「上方」で上がって、「漫才協会」で下がって、「大賞!」で上がるみたいな。

多分60歳以上の人は聞き取りにくいと思うのよね。

癖やからなかなか直らへんとは思うけど、MCの仕切りとか回しってのは、アニキがきっと狙って行くべき所やと思うので、直す努力をしてもらえたらなぁと。

これからは若手相手だけでは無い、もうちょっと重いシーンでのMCとか、お客さんの年齢層がもっと高い舞台での司会が増えて行くんだろうし。

局アナさんとかと仕事する時にコツを教えてもらうと良いんでは無いでしょうか。

声のボリュームと勢いでつける抑揚では無い、伝わりやすい話し方みたいなんを。

すんません。
偉そうに。

会場のみんな笑ってたし、ええっちゃーええねんけど。


大賞までに色んな部門賞があって、話題賞にすゑひろがりずとマジカルラブリー!

なんか、むっちゃ得した気分。

野田クリスタル君の登場するなり「ゴリゴリの漫才師でっす。」に爆笑。

わざと動きの少ない漫才らしい漫才を持って来ましたって言ってたけど、ゲーム実況っぽいエッセンスもあって、マジカルラブリーらしさ満開。

村上君の見事なお腹を見ながら、「この風体で自分が食べた軟骨(?)を、女の子が食べられるかどうかで、付き合えるかどうか決めてんのか…。」としみじみと見た。

どんな踏み絵やねん。

ほんで、ほれで付き合う女の子も凄いな。

愛があれば、咀嚼の連結まで出来んのか。

深いぜ。

二人の黒のズボンがかなりヨレてて、「ノー休みで、クリーニングに出す暇無いくらいずっと忙しいんやろな。」と思いつつ観る。


すゑひろがりずは観ててなんか明るい気持ちになるよね。
目出度い気持ちとでも言うのか。

でも、何をどう考えても、この二人が「すゑ様」と呼ばれて、アイドル人気みたいに若い女の子からキャーキャー言われてるってのが解せない。

マジで解せない。

百歩譲って、南條君はまあまあまあまあ分かるけど、三島君はあたしにはじゃりン子チエに出て来るテツにしか見えない。

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テツに小鉄掛け合わせたみたいな顔してると思う。

じゃりン子チエを知らん人、是非チェックしてみて欲しい。


文芸部門賞(イマイチこの賞の位置付けがよく分からない。)に
インディアンス、キングブルブリン、もも、ヒューマン中村、ラフ次元。

インディアンスの勢いは、今も続く。

「ど~も~」って小走りで出て来て、そっからテンションMAX。

ボケの連射、半端ない。

あたし、M-1グランプリ以来、きむ君の事好きかも。

なんか、田渕君に振り回されつつ、笑いながらツッコんでる感じが可愛いのよ。

「フッフッフッ…。」とニヤニヤしながら観る。


新人賞候補の6組がネタを披露。

が、しかし。

昨日の夜中に、アメトーーク3週分イッキ見したしわ寄せで、睡魔に襲われる。

なんか、いっつも劇場に行く前の日って、体調管理失敗しがち。

でも、眠気に襲われつつも、カベポスターのコントには大笑い。

もうこれはカベポスターで決まりでしょって感じだった。

おめでとう🎉
カベポスター!


いよいよ、大賞の最終候補の7組が登壇。

コウテイ、ニューヨーク、ぼる塾、3時のヒロイン、さや香すゑひろがりず、ミルクボーイ。

みんな去年一年大活躍の7組だけど、大賞となると、やっぱミルクボーイでしょ。

嬉し過ぎたのか、トロフィー🏆戴く時に、「あ~ありがとうございますぅ~、今トロフィーを頂きましたけども。」の後の「こんなんなんぼあってもいいですからね。」を忘れる内海君。

受賞後のコメントを求められて、まさかの涙ぐむ内海君。

それ見て「キモっ。」とツッコむアニキ。

それ見て爆笑する観客。

いやぁ、美しい。。

やぁ。でも、良かった良かった。

駒場君が「上方と付いてる賞を頂けるのが嬉しい。」と言ってたけど、大阪に腰を据えて、ずっと漫才に真摯に向き合って来たミルクボーイの受賞は、詰め掛けたお笑いファンも嬉しかったのでは。

ミルクボーイ、おめでとう🎉

ますます角刈りと筋肉鍛えて、漫才に精進ですな。

そして、エンディングでカウス師匠が、「昨年は上方漫才協会にとっても辛い事がありました。」って話し出して、てっきり闇営業問題か、コロナ禍の話かと思ったら、てんしとあくまの川口君が急逝した事に触れて、スクリーンにはてんしとあくまの二人の大きな顔。

「コロナで仲間はお通夜にもお葬式にも行けなかった。でもお笑い芸人にとっては、拍手が何よりの手向けです。」と言ってくれて、みんなで拍手させてもらった。

まさかの演出。

誰が考えてくれはったんやろ?

こういう機会を設けて下さった事が有り難くて、大きなスクリーンで見る川口君の笑顔が切なくて、ちょっと泣いてしまった。

有難うございます。


そして、帰りの電車。

シコシコとこのブログを書いてて、近江八幡駅に到着。

ちょっと立ち上がるのに遅れてジタバタと下車。

そして、改札を出て気付く。

ヴィヴィアン・ウエストウッドの手袋が片方無いっ!

嘘やんっ!

梅田大丸でこの前買ったばっかしのおニューの手袋!

これ!

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ウッそーーん!!

駅員さんに届け出たら、最終なので、あったとしても米原駅まで取りに行ってもらわなければならないとの事。

行く、行く、行きますとも!

米原駅くらいなんぼでも行くっ!

ア~~。

どーしてこーなるのっ。

皆さん、お疲れっす。