漫才サミットっ!
行って来ましたっ!
『漫才サミットin浜松』
すんばらしかった!
そして、何が素晴らしいって、初めて訪れる土地の初めて行く会館に迷わず行けたっ!
超絶方向音痴なのに!
あたし、今日むっちゃ冴えてる。
浜松駅出たらすぐそこやった、浜松アクトシティホール。
もうこれからは、会館と言う会館は、全部駅の目の前に作って欲しい。
それなら行ける。
また、この浜松アクトシティホールが美しかった。
本来ならオペラやバレエ公演、ミュージカルなんぞをやる様なホールやと思う。
客層もいつもの漫才劇場や、お笑いライブに比べるとちょっと年齢層高め。
でも、これがあたしは落ち着く。
いつも少しでも若く見られたいと、必死で年齢に抗ってはいるけど、前から見ても後ろから見ても横から見ても、確実に〝おばさん〟と呼ぶにふさわしい54歳。
でもお笑いファンとしては、早く70歳くらいになりたいと良く思う。
日本って国では、とにかく若いと言う事が尊ばれて、40歳過ぎると途端に周りの扱いが雑になる。
「お前のファン、おばちゃんばっかりやんけ。」
イジったりする時によく使われるこのフレーズ。
笑いを取る為の手段と分かっては居るので、カッカしたりはしないけど、それでも何度もこういうやり取りを聞いてると、「あ~、あたしって歓迎されてないファン層なんやな…。」と思えて来てしまうのだ。
それが、逆に70歳オーバーの方が「ファンです。」とでも言おうもんなら、途端に「うわぁ~、こんな年配の方にも応援して頂けるなんて、嬉しいです。」となるのだ。
何なんだっ!
40代50代60代の〝おばあちゃん〟になるには〝あ〟が足らない〝おばちゃん〟達はどうすりゃええのだ。
ま、でも、目の前におばちゃんばっかり居並ぶよりも、若い女の子がズラッと並んでる方が嬉しい気持ちは分かる。
なので、どうしようも無いけど、劇場行く度に、周りが若い子ばかりだと、「なんかおばさんが混ざってしまってすみません…。」みたいな気持ちになるのだ。
あれ。
楽しい漫才サミットについて書くつもりだったのに、どーしてこんな愚痴になってしまったんだろ?
とにかく、70歳過ぎてちょっと腰曲がったりしても、劇場通ってケタケタ笑って、福々しいおばあちゃんにあたしはなりたい。
そして、杖ついて劇場通ったりして、「こんなおばあちゃんが杖ついてまで来て貰って…ありがとうございます。」と一度でいいから有り難がられたい。
小っちゃいか?
あたし。
時を戻そう。
(何気に便利。ぺこぱ、ありがとう。)
本日のお席は1階3列25番。
コロナ感染予防対策で前2列は空けてるので、実質最前列のど真ん中。
前説で静岡住みます芸人のぬまんづ登場。
ぬまんづ。
名前だけなら知っている。
沼津ラクーンよしもと劇場からのtweetが流れて来たりしてるので。
左…うえたけ君。
右…原いい日君。(なんやこの芸名。)
ちょっと調べてみようと、Wikipediaろうとしたら、ぬまんづ単体のWikipediaがまだ出来て無かった。
頑張れよ、ぬまんづ。
何年目やねん。
ほんで、どうでもええけど、原いい日君。
この宣材写真よりえらい太ったな。
真緑の漫才スーツのズボンのボタン、はち切れそうやった。
ぬまんづが会場を温めてんだか、温めてないんだか、良く分からんかったけど、とりあえずぬまんづは覚えた。
そして、緞帳が上がる。
6人が間隔空けて立ってるだけなのに、足元が見えただけで、「うわぁー。」って気持ちアガッて、むっちゃ拍手した。
なんちゅー、贅沢。
生きてて良かったぜ。
いんや、人生振り返るには、まだ早いぜ。
向かって左から、サンドウィッチマンさん、中川家さん、ナイツさん。
サンドウィッチマンさんが思ってたよりも小っちゃい。(背が。)
富澤さんが、なんか労働者ちっくなグレーのヘアバンド(?)巻いてる。
剛さんがむっちゃ小っちゃい。
そして、華奢!
隣が富澤さんに礼二さんやから、余計小っちゃく見える。
調べたら161センチやった。
ミニマムっ!
礼二さんのスーツがお洒落。
イェーイ⤴️
久々の中川家っ!
そして、ナイツのお二人。
この前の『ナイツ ザ、ラジオショー』での神田伯山ゲスト回。
このブログで取り上げるのに、コメントを間違って書いてはいけないと思って、4回聴いた。
聴けば聴く程、塙さんが大人の対応やったなって感心した。
とにかく、かかり過ぎる程かかっている神田伯山を、喋らせ、なだめ、時に意見し、〝笑えるレール〟を踏み外しまくる神田伯山の軌道修正に粉骨砕身だった塙さん。
「これ、もっと若い芸人さんとか、短気な向こうっ気の強い芸人さんなら〝ええ加減にせえよ、お前ッ💢〟ってキレてもおかしく無いよな…。」と思いつつ聴いてたので、なんかすぐそこに立って居るのが、不思議な感じ。
ちょい、いや、かなり興奮した。
土屋さんも、一ヶ月程前に朝日新聞のコラム記事を読んだばかりだったので、「引きこもりがちな人見知りの少年が、部屋ん中で消しゴムサッカーを編み出して、今や立派に更生して、こんな大勢の人の前に立ってるなんて。」と、やたら感慨深い。
そのナイツさんから漫才スタート。
塙さんの猫背が可愛いと思えるのだから不思議。
ちょっと背を丸めながら、スターウォーズのテーマソングを真似る塙さん。
ボイスパーカッションとはちと違うけど、むちゃ上手い。
と言っても、あたしSFもんが全く駄目なので、スターウォーズ1回も見た事が無い。
それでも各登場人物のモノマネ(?)が似てる事くらいは分かる。
そこから薬物で捕まった芸能人ネタに流れ込む。
こういうゴシップネタ、大好きよね、塙さん。
それにしてもえらいたっぷり。
20分ネタ?
いや、25分は過ぎてるな。
放っといたら1時間くらい平気でネタ続けられるんちゃうやろか。
とにかく余裕が凄い。
後で30分も漫才してたと分かる。
凄いな。
ある意味、やりたい放題。
続いて、サンドウィッチマンさん登場。
サンドウィッチマンさんの熱烈超個性的伝説のファン「コジマさん」が紹介される。
存在は知っていた。
サンドウィッチマンさんが東京に上京して以来、全国のライブに必ず駆け付けるコジマさん。
4枚マスク重ねて、フェイスシールドして、自分の眼鏡の上からガード用の眼鏡掛けてた。
「一体何から身を守ってんねんろか?」
不思議だ。
このコジマさんイジりが長い!
どうやら各コンビ、持ち時間25分らしい。
なのに、コジマさんイジりで13分程経過。
また13分間に耐えられるキャラなのだ、コジマさん。
なんか、サンドウィッチマンファンとして一歩足を踏み入れた様な感覚。
このままフリートークで帰るんかと思い始めた頃、ようやく漫才やる気になる二人。
伊達さんが犬の散歩途中で出会うヘンなおっさん(富澤さん)のネタ。
これ、観れたのむっちゃ嬉しい!
それにしても、伊達さんの汗が半端ない。
タオル貸してあげたくなる程、タラタラ流れる汗。
あ。
だから、富澤さんのあのヘアバンドなのか。
太っちょ、汗かきまくるもんな。
伊達さんもすりゃええのに。
伊達公子ならぬ、伊達みきお。
(分かるかなぁ?若もんには分からんやろな。)
なんと、ネタ時間36分!
濃いっ!
最後に中川家さん。
なんと、鉄板ネタの『通販番組』
やったぁ⤴️
生で観れたっ!
全然何処にも力入って無い感じやのに、あんな風に笑いを生み出すのって楽しいやろうなぁと、感心と言うか、一度中川家さんになってみたいと思ってしまう。
初代M-1チャンピオンになった時も、上手いのも面白いのも周りが認めてて、「初代チャンピオンは中川家で決まりやろう。」みたいな雰囲気の中で、トップ出番で優勝を勝ち取った中川家さん。
まだ強烈に覚えているのに、もうあれから20年経つのか…。
考えてみれば、3組の内、M-1チャンピオンが2組って無茶苦茶豪華やな。
(オマケに現役審査員が3人。)
笑いつつ、なんだかお笑いの歴史を紐解いている様な感覚。
たっぷりたーっぷりのネタコーナーの次は、ぬまんづ主導によるぬまんづ考案ゲームコーナー。
これが酷かった。
いや、爆笑した。
とにかく、ぬまんづが考案したゲームの説明を必死でしてるのに、6人が全く理解しない。
「ほんなに分からん??」
漫才劇場でも何度も観て来たゲームコーナー。
こんなに演者が理解しない事は未だかつて無い。
凄く至極簡単なゲームなのに。
「チェスト!」とぬまんづが言ったら間髪入れずに「チェスト!」と言って手を挙げるだけのゲームなのに。
理解しようとしない剛さん。
「それの何が面白いん?」って感じ。
「いや、そういう事ちゃうんすよ。」
しり取りゲームでは、土屋さんが全っ然言葉が出て来ない。
「も、も、も…。」みたいな。
大丈夫か?
最初の1ターンくらい行けんか?
最年少ちゃうの?
結局3種類のゲームやったけど、まともに出来たのが一つも無かった。
余りの反射神経の無さに涙流して笑ってしまう。
ぬまんづも「こんなはずじゃ無かったのにな…。」と、今頃、大反省会開いてると思う。
ぬまんづよ。
君ら、悪く無い。
思ってた以上に、6人が老いてた。
レジェンド3組のコンビ年齢。
ナイツさん(84歳)
サンドウィッチマンさん(99歳)
中川家さん(99歳)
転がせっちゅーのが無理なんである。
あ~、それにしても嬉しい。
振り返るだけで楽しい。
また来年も絶対、ぜーったい観に行きたい!
ありがとうございましたっ!
ペコリ<(_ _)>