「ほうけ。」3連発。
先週の『やすとものいたって真剣です』のダイアンさん回を録画で見ていた。
ナイツさんや千鳥さんもその実力を絶賛。
「おお~、凄い。」と思いつつ見てたら、母上が隣に来て一緒に見出した。
「この人ら愛知川の人やで。」と言うと、
「へぇ、ほうけ?」と返って来る。
ダイアンさんがテレビに現れる。
「この人ら愛知川の人やで。」とあたしが言う。
「へぇ、ほうけ?」と母上が言う。
このターン、確実に4回はやった事がある。
毎回初めて聞くリアクションで、「へぇ、ほうけ?」と返して来る母上。
何故だ?
何でなんだ?
ダイアンさん。
かなり個性的な見た目やで。
愛知川って、あたしの住んでる八日市のほぼ隣町。
しかもお姉ちゃんが住んでる所では無いか。
幾らお笑いに興味が無い母上と言えども、引っ掛かる要素満載のはずなのに。
同じ事はアキナの場合にも起こる。
あたしがアキナが出てる番組を見ている。
隣に母上が来る。
あたし「この左の子、八日市の子やで。」
母上「どっち?」
あたし「左の坊主の方。」
母上「ほうけ?」
このターン。
もう6回はした。
何故だ?
何でなんだ?
顔芸強めのええ声の坊主。
引きはかなりあるはずなのに。
八日市なのに。
すぐそこなのに。
何で引っ掛からない?
今年84歳を迎える年齢のせいなのか?
現在83歳でも車を運転する母上。
今日帰って来たら、「車のエンジンがかからへん。ちょっと見てくだい。」と言う。
病院の定期検診に自分で運転して行って、勝手に幅寄せして電柱にサイドミラー持って行かれ、吹っ飛んだサイドミラーが助手席側の窓を木っ端微塵にぶち破り、粉々のガラス片を浴びながら家まで帰って来て、廃車送りにした約一ヶ月後。
免許証返納した方がいいと説得しようとするお姉ちゃん達をガン無視し、あたしに内緒で自分で自動車屋さんと交渉し、買って来た中古の軽自動車は一応キーレス車。
カーナビはバックモニター付きで、あたしの乗ってる車に付いてるのより上等だ。
その軽自動車に乗り換えてもう1年以上経つ。
バッテリーでも上がったのか?と思いつつ見てみる。
車のドアは空いている。
でも車の中にキーは置いて無い。
あたし「お母さん、キーどこ?」
母上「何で無いえ?有るやろ?」
あたし「無いって。」
母上「ああ、鞄は持って降りたわ。」
あたし「鞄の中に入ってんの?」
母上「ほうよ。」
あたし「ほんならエンジンかかる訳無いやん。」
母上「何で?」
あたし「何でって、キーが無かったらかからへんやんか。」
母上「お前知らんのけ?この車はキーがのうてもかかるんやで。」
あたし「知ってるがな。キーはエンジンスイッチのとこに差さんでもええけど、車のそばに無いとかからへんのよ。」
母上「ほんな事無いがな。」
あたし「ほんな事あるのよ。ほんでキー貸して。」
鞄の中に入っていたキーを貰う。
エンジンを掛けてみる。
普通に掛かる。
あたし「お母さん。キーを入れた鞄が家の中に有るのに、掛かるはずが無いねん。」
母上「ほうけ。ほういうもんけ?」
疲れる。
どうしてこれで今まで運転出来てたんだ?
逆に不思議だ。
そして、怖い。