『山田親子のあるある。』

アインシュタインがゲスト出演してたラヴィットを見る。

前回出演した時は告知が急だったので録画が間に合わず、ラヴィットに出てるアインシュタインを見るのは初めて。

ホンマの若手時代、よしもとの社員さんに
｢君はテレビ出演は、NGかギリギリNG。｣
と言われてた稲ちゃんが、全国区の朝のこんなポップな生放送に出れる様になったなんて、感慨深くてシミジミする。

前回の出演時、ノークレームだったと稲ちゃんが言ってた。

どこまでホンマでどこまでジョークなんか分からんけど、基本低姿勢な二人なので、結構朝向き、生放送向きだと思うのだけど。

母上も一緒に見ていて、あたしがスマホに目を落としてる時に、
｢このもっさりした不細工な子、ようテレビで見るわ。｣と言ったので、｢また稲ちゃんの事ボロクソに言うてるわ…。｣と思って顔を上げたら、そこに映っていたのは彼だった。

どんなに若者にキャーキャー言われてようが、粉骨砕身ボケを連発しようが、うちの母上に掛かったら一溜まりも無い。

全身ずぶ濡れになったり、椅子から立ち上がってツッコミ炸裂させまくったり、芸人が芸人として仕事をどれだけ全うしてようが、

｢こんなもんの何が面白いえ？｣

の一言で撲殺される芸人さんを何人見て来た事か。

プレゼント応募する時のキーワードを考える様振られて嬉しそうな草薙君を見ながら、そっとあたしは目を閉じた。

そう言えば、母上の先の発言の後、｢どっちの事言うてんの？｣と言って、稲ちゃんが映ってる時に｢こっち？｣、草薙君が映ってる時に｢この子？｣と聞くだけ聞いて、草薙君の事を言ってると分かって｢ああ。｣としか答え無かったあたしも確かに母上の娘だ。

『山田親子、人を見た目で判断しがち。』