〝よろちくび〟??
今日の○橋君。
あたしがバックヤードでポップをカットしていると、いつも辛口Yさんがそっとやって来て
「前からちょっと思っててんけどさ、○橋君の〝よろちくび〟どう思う?」
と言って来た。
〝よろちくび〟?
〝よろちくび〟って何?
クールビズになって白か黒のポロシャツであれば、男性社員はYシャツで無くてもいいので、○橋君は白のポロシャツを着ている。
着ているのだけど、そのポロシャツが何というか、生地が薄いのだ。
鹿の子編みみたいなしっかりしたポロシャツでは無くて、薄~く肌が透ける感じのポロシャツ。
Yさん曰く、それを下にインナーを着る訳でも無く、直接肌に一枚着ているので、乳首が透けて見えてしまっていると。
あれはお客さん相手にしているサービス業としては如何なもんかと。
あたしは、○橋君は身体が大きく且つぽっちゃりしていて、〝かさ高い〟子なので、圧がスゴくてあんまり正対してしっかり見た事無かったので、全然気付いて無かった。
Yさんに言われて、そーっと○橋君の胸の辺りを確認した。
それはものの見事な〝よろちくび〟だった。
乳首がちょっと盛り上がって、もの凄い主張してた。
Yさんは一番年長のあたしから注意してもらいたそうだったけど、さすがに固辞して店長から注意してもらう事に。
でも○橋君は偉かった。
店長がこっそり注意してるそのやり取りは聞こえ無かったけど、最後に○橋君は「ありがとうございます。」と言っていた。
偉いぞ、○橋。
明日からは、その〝よろ乳首〟の主張を退けて来てくれ。
日曜日にちょっと遠出した。
国道を運転していて、かつて20代前半の頃、ラブホテルに誘われた社長がやっていたラジエーター屋がまだあってびっくり。
約30年以上前のあの頃で、もう潰れそうな外観やったのに。
「あの社長、まだ居るかなぁ…。居てる訳無いか。なんぼ何でももう引退してるわな。」とか何とか思いながら、覗き込んでたら、危うく前の車に追突しかけた。
「危なっ!」
あれから30数年。
今のあたしは、「ちょっと一服して行くか。」が、喫茶店でお茶する事では無いと知っている。
ラジエーター屋はまだ健在だった。
あのラブホテルはまだあるんだろうか。