42代目王者はオズワルドっ!

『第42回ABCお笑いグランプリ』をリアタイする。

個人的には大好きなオズワルドに優勝して欲しい。

でも、どの組もベストを尽くして欲しいと願う。

それにしても…。
午前中、茹だる暑さの中、草刈りして頭がズキズキ…。

なもんで、サラッと振り返るだけのブログ。

全12組の決勝進出者。

さすらいラビー、Gパンパンダ、コットン、パンプキンポテトフライ、赤もみじは初めて見る。

3つのブロックに別れてのファーストステージ。

Aブロック。
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正直、オズワルドが頭一つ抜けてたと思う。

あのゆったりしたテンポからじわじわと来る笑い。

オズワルドワールドが自由に伸び伸び広がったって感じ。

でも、トップバッターのGパンパンダのコントも面白かった!

名前、覚えておこう。

Bブロック。
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よしもと漫才劇場組のダブルヒガシが来るかと思って見てたけど、ちょっと緊張してたかなぁ…。

ダブルヒガシのベストでは無かった気がする。

コットンの初デートの相手の女の子が煙草を吸うコント。

面白かったなぁ。

煙草を取り出してからの空気がガラッと変わる感じ。

二人共に演技力がある。

煙草を吸う仕草も凄いリアルで、画として見せてもらうものに説得力があるからこそ、緩急にやられて笑ってしまった。

蛙亭のコントは初めて見る。

岩倉ちゃんの狂気、エキセントリックさが抜群に活かされた蛙亭にしか出来ないコントになってた。

決勝進出は蛙亭

Cブロック。
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カベポスターは相変わらずの安定感。

二人共が発音がしっかりしてて、とても聞きやすい。

このハッキリ言葉が届くかってのは、あたしの中では結構大きなポイント。

まぁ、単純に歳を取ってるからかも知れんけど。

漫才の中に芝居が入り込むのでも無く、本当にシンプルに言葉のやり取りで笑いを取って行くカベポスター。

これって漫才の設定が優れて無いと難しいし、間の使い方が上手く無いと笑いを起こすのは難しいと思う。

二人共、巧者。

でも、あたし的にはチェリー大作戦が無茶苦茶面白かった。

冒頭からずっと正面を見据えて全く喋らない鎌田キテレツ君に、あれやこれや話し掛けてこっちを向いてもらおうと奮闘する宗安君。

宗安君が組長でキテレツ君が組員だと分かった時の面白さ。

キテレツ君の気を引く為に宗安君が次々繰り出すボケが面白いだけで無く、なんだか可愛い。

そして、ラスト。

誤って宗安君に撃たれてから、サプライズで誕生日プレゼントを渡そうとして、喋ったらバレてしまいそうで、キテレツ君は口を聞かなかったと分かってから感じる切なさ。

物語もちゃんとしてて、面白さ、可愛げ、切なさと三段攻めで笑わせてもらった。

2本目、見たかったなぁ。

勝者はカベポスター。

カベポスター、蛙亭、オズワルドによる決勝戦へ。

トップバッターはカベポスター。

今度はコントで勝負。

こっちの予想を裏切る展開の連続。

ぐんぐん引き込まれる。

カベポスターは漫才もそうだけど、設定の素晴らしさが凄いと思う。

漫才だけじゃ無く、コントもこんなにハイレベルなものを作れるんやと素直に関心してしまった。

2番手に蛙亭

2本目もコントで勝負。

これまた、岩倉ちゃんのエキセントリックさを存分に活かしたコント。

2本共が一つのこだわりを守る為なら、体を張る事を厭わない真っ直ぐさが規格外で、恐怖さえ感じるネタ。

ネタの中だけで無く、普段の岩倉ちゃんもこんな風な狂気を抱えてるんちゃうかと思わせる説得力。

そして、それを少しまろやかに見せる中野君のキャラ。

岩倉ちゃんに振り回される度、あの丸っこい体からは想像しにくい高い声で繰り出す台詞が笑いのツボを刺激して行く。

東京行って一皮剥けたんやろか?

なんか偉そうやけど、むっちゃ成長したと感じる。

ラストにオズワルド。

畠中君がつじつまの合わない事を言う度にツッコむ伊藤君のワードに爆笑。

声の抑揚や大きさもベストチョイスと思う。

レジの順番抜かしをする腹立つおじさんに対する畠中君のご託がちょっとずつズレてて、笑えるけどモヤッと来る所を伊藤君がこっちが考えて無かったワードでスコーンっとツッコんでくれて、笑ってスッキリ。

オズワルドにはこういうのを見せて欲しいと思うものを見せてもらえて大満足。

う~~ん。

3組共甲乙付けがたい。

これは難しいぞ。

そして、毎年この大会の審査員さんは全員が全員、凄く優しいと思う。

M-1や他の大会に比べて、審査員に選ばれてる人が若めな事もあるのか、とても丁寧にお褒めコメントを連発してくれる。

元々は結成5年以内の若手を対象とした賞。

これから伸びて行く若手の背中を押すコメントは、出場者にとっては大きな自信になったことだろう。

それにしても、山内君がホントに大真面目に審査してる。

当たり前と言えば当たり前かも知れないけど、ボケない山内君は新鮮。

着々と虎視眈々とM-1グランプリの審査員への足場固めをしている。

終結果。

優勝はオズワルド!

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「おっしゃあーーー!」

へへへ。

どの組にも頑張って欲しいと思ってたけど、やっぱりオズワルドの優勝は嬉しい。


「おめでとう~~~、沙莉ちゃーーん!!」