KOCと吉本最多記録更新。
今年、レベル高かったなぁ。
個人的には大阪代表みたいになってしまったニッポンの社長に頑張って欲しかったけど、あと一歩。
惜しかった。
それにしても、空気階段は凄かった。
特に一本目。
史上最高得点も納得。
パンツ一枚で後ろ手に縛られてる画だけで、インパクト絶大で出て来ただけで笑いが起きる。
かたまり君がガリガリで、もぐら君が異様にお腹出てて、対比としても素晴らしい。
お腹が無茶苦茶出てる人って一杯居るけど、お腹出てる上に垂れてるってなかなか居ないよね。
笑い取る為にこのお腹を育てて来たのかとさえ思う。
その上、パンツ一枚の片方が消防士で、片方が警察官。
もうこの設定だけで勝負有り。
その上、おかしな設定変更なのに、消防士として警察官としての正義感に突き動かされる姿が、ストーリー性を生んで秀逸。
あと、蛙亭も惜しかった。
トップバッターじゃなければ、ファイナルステージ行ってたんちゃうかなぁ…。
そして、一新された審査員。
なんか、色々なキングオブコントの感想見てたら、割と審査員に対して厳しい意見が多くて驚き。
めちゃ良かったけどなぁ。
「面白いっ!」と思えても、何処がどう面白かったのか、説明出来ない素人のあたし。
それをちゃんと言葉にしてくれて、何処が優れてたのかハッキリさせてくれて、聞いててものすんごく納得出来て、むちゃ良かったけどなぁ。
特にバイキングの小峠さん。
ちょっと印象が変わるくらい、説得力もあったもん。
みんな、厳し過ぎひん?
その新審査員だった山内君が、かまいたちとして行った単独ライブ。
配信期間も終了した。
配信がある事を初めから頭に入れて、勝負しに行った単独ライブ。
やっぱりしつこい様だが、オープニング映像が恐ろしく格好良かった。
その映像が終わって、スクリーンの向こうに二人がせり上がって来た時、「格好いい~~っ!」って叫んだもんな。
余りにオープニング映像が格好良過ぎて、そこから漫才が始まるのが、「なんか違うやろ。」とさえ思ったもんな。
さすがにその事はかまいたちの二人も気になってた様で、山内君がつかみでわざと古臭い王道のつかみを持って来て、照れ臭さを笑いに変えてたのはさすが。
登場時の漫才スーツもこれがまた格好良い。
漫才もコントもたっぷり。
漫才では山内君が言い間違えた所に濱家君がツッコんで、そこから怒濤の論点ズラしで山内君が自分の主張を正当化して行く。
これ見てて面白いねんけど、山内君の屁理屈聞いてる内に「もうええわっ!」と言ってしまいそうになる。
そう。
なんか、若干モヤモヤすんのよ。
まあ、これぞかまいたち。
それよりも絶対に触れておかないといけないのは、10カ所のカメラによる映像をスワイプして見れる所。
横の角度から。
舞台袖の様子。
そして、正直「これ要るか?」的な頭の上からの映像。
濱家君の頭頂部にしか目がいかん。
そして、楽屋でライブの様子を見ているライス関町君を眺める関町カメラ。
この関町君。
ホントにただただライブを見てるだけ。
差し入れのお弁当が叙々苑の焼肉弁当で。
無茶苦茶感動してたな。
叙々苑弁当食べながら、楽屋でライブ見てるだけでギャラ発生。
こんな美味しい仕事が世の中にあってええんか。
ズルいぞ、関町君。
あたしは、幕間VTRが大のお気に入り。
もうずーっとお腹抱えて笑ってしまった。
ZIPの起用が濱家君一人なのが気に入らない山内君が、プロデューサーさんにディベート対決。
プロデューサーさんの山内君を起用しなかった理由。
結果。
日頃の行いが、ZIPコンプライアンスチェックに引っ掛かる山内君。
ちなみに番宣の為に一度だけかまいたちとして出演した山内君。
「使ってみてどうでしたか?」
撃沈。
そして、『芸人動画チューズデー』のプロデューサーさんにも、バラエティ番組なのに何故自分を使わないのか、ディベートする山内君。
この岩下プロデューサーが、一瞬「女の人?」と思うような線の細い見た目からは想像出来ない程、本当に淡々と容赦なくぶった切って行く。
何故自分を起用しなかったのか問い詰める山内君に対して…。
P「僕濱家さんと仕事したくて。」
選択肢に無い!
選択肢に無いのよ!山内君!
ズドーン!
そして、番組を通して吉本以外の芸人さんとも絡む事になった濱家君が、見事なツッコミで回していたと褒めた後。
「地獄っ!」
バラエティ番組のプロデューサーさんにこんなん言われたら地獄。
あたしやったら、泣く。
偉いな、山内君。
こんなのを乗り越えて、キングオブコントの審査員してんねんもん。
そして、幕間VTRはまだまだ続き…。
「凍る。」
初めから選択肢に無いと言われましたが、何故なんですかと涙をこらえて聞いてみる山内君に岩下プロデューサーが下した答えがこれ。
「終~了~!!」
「山内君、終了~~!」
いずれM-1の審査員を狙ってると言ってた山内君。
「ガンバレ。」
単独ライブの最後はスクリーンに映し出された映像に合わせて、大喜利ちっくにツッコんで見せるゲームコーナー。
この最後の最後。
何故か濱家君が電球が割れる映像に合わせてリアクションするのがやたら気に入って、何回も何回もするのだ。
4回?
イヤ、5回やったか?
あたしは思わず「もうええって!分かったって!」と叫んだ。
そして、これが本当の単独ライブラストだった。
なもんで、最先端のライブを堪能したあたしの最後の感想は
「もうええって!分かったって!」なのである。
人間、引き際が肝心だ。
ところで、この単独ライブの配信チケット。
今までの吉本記録だったマヂカルラブリー寄席の17555枚を更新し、新記録を樹立したんだそう。
17600枚として…。
2400円✖17600=42240000
4200万?
ちゃうわ。
4億2000万?
えっえっえ…。
『えげつなッ!』