目玉の一大事。

2日の夜。

いつもなら、お風呂に入る前にコンタクトを外す。

でも、この日はお風呂上がりに見たいテレビがあったのと、そろそろ2weekアキュビューの交換時期なので、付けたままお風呂から上がった。

そして、案の定と言うか、やっぱりと言うか、付けたまま寝てしまった。

朝。

「あ。コンタクトしたまま寝てしもた…。」

コンタクトを外そうと、中指と親指でコンタクトを摘まもうとしたら、直の目玉だった。

「え?」
「コンタクト無いやん。」
「え?」
「何処行ったん?」

寝てる間に乾いてシーツの上に落ちたのかと、布団をめくっても残骸は見つけられず。

と言う事は………。

目玉の裏っ側に入り込んだのか!

そんな訳無いってと思うそこの貴方。

つい、一ヶ月程前の事。

うちのスタッフが、朝目に入れたはずのコンタクトが無いと、一旦仕事に来ながら眼科に行く為早退した。

「そんなん絶対落としたかなんかやて。」
「そんな簡単に裏っ側に行ったりせえへんて。」
と、散々大丈夫大丈夫と言って送り出したら、ホンマに目の裏っ側に入り込んでたという事件があったばかりなのだ。

「ええ~~。」
「どうしよう…。」

あたしのコンタクトは一体何処行ったんだ。という不安を抱えつつ、昨日は新しいコンタクトを入れてお出かけ。(コンタクトが無いと何も見えない。)

なんだか目玉が痛い様な気がする。

それでも無事お出かけから帰って来て、早々にコンタクトを外した。

ふとした拍子にひょっこり裏っ側に入り込んでしまったコンタクトが表に出て来るんではないかという期待を込めて。

そんな奇跡は全く起きず、洗面所で上を向き、コンタクト保存液をドバドバと目玉に流し込む。

液体に誘導されてコンタクトが出て来るのではと期待したが出て来ず。

上見て下見て右見て左見て。

上下左右に目玉を動かしてみたり、瞼の上からグリグリとマッサージしてみたり。

「これでどうだっ!」と期待して洗面所の鏡で見た自分の顔は、見たこと無いくらいギンギンの真っ赤に目が充血してた。

怖かった。

「あ~もう、どうなってんねんろ…。」
「明日は久々のなんばグランド花月に漫才観に行くのに…。」
「笑ってる途中で、裏っ側のコンタクトが表のコンタクトを押し出して来て、目玉の中で喧嘩して激痛に見舞われたら、お笑いどころやないやないか…。」

不安であんまり寝られない。

寝られない…。
寝られない…。

寝た。
爆睡。

でも、起きてもコンタクトの事がずっと気になる。

知らんてる間にコンタクト外したりしてへんよな…という淡い期待を抱きつつ、ベッド脇のゴミ箱をゴソゴソ漁る。

「ーーーーーっ!!!」
「あったぁーーっ!」

なんと、ゴミ箱からカラッカラに干からびてミイラみたいになった二つ折りのコンタクトレンズの残骸発見っ!

「いつの間にっ!」
「全く1ミリも記憶に無いのにっ!」

「これが…これが…、いわゆる人間の防衛本能と言うやつかっ!」

「でかした!あたしの防衛本能っ!」
「なんか知らんが、凄いぞ、あたし⤴️」

いやぁ~~。
良かった。

これで安心してNGKに向かえるっちゅーもんである。

良かったぁ~。

めちゃめちゃ久し振りの生漫才を観に行くのだ。

目玉の裏っ側のコンタクトレンズに怯えながら笑い顔が固まるなんて、嫌じゃないか。

前に劇場に行ったのって、いつ振りやろ?と調べたら、8/6の名古屋シュタイン振りだった。

NGKに限れば、6/17振り以来。

約5ヶ月振り!

久し振りだぜ、NGK
もはや懐かしいぜ、NGK
待ってろよ、NGK

って、別に喧嘩売る気は無いぜ、NGK

と、そんなこんなでもうすぐNGKに向かいます。