未公開はもったいない。
『やすとものいたって真剣です』の未公開スペシャル
〝人気芸人の裏の顔SP〟が面白過ぎた。
まずは、よゐこさん。
デビュー当時は吉本への憧れが凄くあって、スカウトされたくて、二丁目劇場の下をウロウロ。
「もし、スカウトされてたら吉本行ってたって事ですか?」と聞かれ、「行ってた。」と即答。
ホンマ、あっさりと。(笑)
そして、松竹の養成所時代の18歳当時、いざ契約を交わす段になって、「僕ら何処に所属するかまだ分からないんで。」と、まさかの契約をスルー。
以来、松竹芸能では契約書を交わさないというルールが出来たんだと!
契約書を交わさないルール?
契約書は絶対交わしましょうでは無くて?
吉本にしても松竹にしても、お笑いの事務所って独特。
だってそれって、もしあたしがちょこちょこテレビに出たとして、「あたし、松竹芸能所属です。」って言ってもギリギリ通るやん。
何処を線引きにして、所属か所属で無いのか決めるんやろ?
そして、話はやすともさんの若手時代に。
極楽とんぼさんと今田耕司さんとの3人のロケが地獄だったとやすよさん。
「原宿のロケやったけど、原宿大嫌いになったもん。」
今では〝吉本の良心〟とまで言われる今田さんや、朝の顔の代表格となった加藤さんからは、想像出来ない。
ホンマに丸くならはったんやなぁ~。
それにしても、この時のやすともさんのヒートアップ振りは凄かった。
「コンプライアンスなんかくそ食らえ!」ってな時代だったらしい。
どうやらまだまだ盛り上がったようやけど、放送するにはリスク高過ぎると判断されたのか、全部は流されて無い感じ。
う~、もっと見たい聞きたい。
そして、内海君の女性関係に疑問ありと話す、ミルクボーイ駒場君。
一昨年、ライブで後輩と福岡に行った時、日帰りやけどご飯だけ食べようとなったのに、内海君は「福岡の元カノに会うかもしれないから俺は泊まるかも。」と。
内海君には彼女が居る。(今の奥さん)
元カノさんも結婚して、子供さんも居る。
「それは浮気やろ。」と力説する駒場君と、「別にやましい気持ちは無い。ただ単に友達として懐かしいから久々に会って話したい。」と話す内海君。
ここから、やすともさんにゲストのマヂカルラブリーも加わって、喧喧諤諤大激論大会。
この時の村上君の意見が至極全うで、説得力があってちょっと見直す。
そして、もし相手の元カノにその気があって迫られたらどうするのかって設定での、村上君の再現VTRの様な演技が秀逸。
クズ芸人やと思ってたのに、まさかの真剣ですで見直す事になるとは。
でも、あたしは内海君派。
別に元カノであろうが、元カレであろうが、そんなん何年も前の話。
久々に会って話したい気持ちは分かる。
だって同窓会に出掛けるのと、ほんな変わらんと思うねんけど。
あたし、おかしい?
少数派?
そして、大阪よしもと26期生。
藤崎マーケットのトキ君が、出番が無くても毎日毎日漫才劇場に入り浸ってると証言する和牛。
『劇場の地縛霊』
上手い事言うなぁ~。
いやぁ~、爆笑した。
そして、まだ独身のトキ君、アニキ、BKBの3人の中で、誰が一番結婚が早いと思うかと聞かれた、新婚のアキナ山名君。
「一番はトキ。」
「河井とBKBは結婚できひんと思う。」
同意。
トキ君が毎日毎日劇場に入り浸るのも寂しがり屋やから。
気の合う人が現れたら、スコンと結婚すると思う。
ちなみにトキ君の元カノは、ローソンの看板くらい青い髪の毛の人にポールダンサーにキャバ嬢。
振り切ってる女性好き。
アニキがなんで結婚できひんと思うのか聞かれた山名君は、「セクシーの塊やから。」
どういう答え?
最近やたら〝セクシーの塊〟と言われるアニキ。
ここでともこさんがグッと乗って来て、「セクシーの塊の人って女性も男性も結構しないよね。」
「どっかのタイミングで結婚しはらへんと決めはったんやろな。」
こう言われた時のアニキの何とも言えないこの表情。
やすともさんからもツッコミまくられる。
最後のBKBのエピソードには感心しまくり。
よしもとの土日の舞台は、色んな芸人さんが入り乱れ何ステもあって、社員さんも誰の出番なのか把握仕切れて無い事もある。
ある時、笑い飯さんが渋滞で遅れてるにも関わらず誰も気付かず、直前になって誰か代わりに出れる人居て無いかと大騒ぎになり、楽屋の隅っこで寝てたBKBしか居てなくて、叩き起こされたBKBは、何のライブかも尺も分からずにサングラスだけして出て行って、大爆笑を取ったんだと!
スゴいやん⤴️
BKBの株、爆上がりなんすけど。
他にも、やたらパンチのあるオズワルド伊藤君のお母さんの話や、ガールズバーに構成作家さんと初めて飲みに行ってぼったくられ、納得のいかなかった畠中君の話にも笑い転げる。
店長に直談判するも、のらりくらりとかわされ、そこで
「人に喜んでもらおうと始めたお店のはずなのに、こんなぼったくりみたいな事して儲けて嬉しいですか?」
「あなた幼少期ジャンプとか読んでなかったですか?」
「ドラゴンボール読んで、あなたフリーザに感銘受けて大人になったんですか。違いますよね。悟空ですよね。」
と、延々寒風の中3時間も話し込んだんだと。
「せめて風邪だけ引け!」という一念だったらしい。
独特。
その時の店長が、今こんなにテレビで活躍するようになったオズワルド見て、どんな気持ちなのか聞いてみたい。
濃厚だったわぁ。
今では『やすとものいたって真剣です』の放送のある木曜日の夜は一番の楽しみ。
思えば、番組スタート当初は『やすともの恋愛島』と言って、無人島で男女数人がサバイバル生活送って、誰と誰がくっつくかってな、どっかの番組のパクリみたいな事してたのよな。
でも、コロナ禍でロケができなくてなって、今のトークスタイルになった。
今のでいいよ!
こんだけじっくり芸人さんのお話を聞ける番組他に無いもの。
これからもどーか目一杯楽しませて下さいませ。