賢志郎君のお父さん。

夢を見た。

舞台は商店街の餃子専門店。

お世辞にも綺麗とは言い難い老舗の店内。

白髪混じりの細身の店主の作る餃子は、安くて美味しいと評判で、地元の人がたくさん買いにやって来る。

あたしは餃子店のバイト。

そこに、このお店のオーナーである、和牛の川西賢志郎君のお父さんがやって来る。

あたしはテレビで賢志郎君のご両親を見た事あるが、夢に出て来たお父さんは本人とは似ても似つかない。

賢志郎君の本物のお父さんは、いかにも優しそうで物腰も柔らかい。

夢の中で出て来たお父さん役は、恰幅が良くて目がギラギラしてて、脂ギッシュなおっさんだ。

そのおっさんがズケズケと店内に入って来て、「えらい店の中が汚いなぁ。ちょっとは掃除せえ!」と第一声。

勿論掃除はしている。

でも何せ店舗が古いので、ピカピカって感じにはならない。

そして、「餃子焼いてくれ。」とドッカと椅子に腰掛けると、煙草を吸いながら焼き上がりを待ち、餃子を一口食べると、「変わり映えせんのぉ。」と一言。

この一言に黙ってしまった店主に、「なんや?なんか言うたらどや?」と詰めより、そして散々悪態をついて出て行った。

他のバイトの子と、「なんなん?あの人💢」と文句を言ってる側で、店主が無言で賢志郎君のお父さんが食べ残した餃子をゴミ箱に捨てた。

そして、次の日。

その賢志郎君のお父さんが選挙に出馬すると言う。

その挨拶回りに、再びやって来て、昨日とは一転満面の笑みで、「おい、みんな頼むぞ。後押ししてくれよ。」と握手までしてきたのだ。

呆気に取られる私達。

そして、みんなで「あんな人が選挙に出ても絶対勝てへん。ってか、あんな人に政治家になって欲しくない。」とバイト全員が大盛り上がり。

そして、あの人は和牛の川西賢志郎君のお父さんだと私が言うと、騒然!

「ええーーっ!」
「嘘っ!」
「和牛の川西、好きやったのになんか幻滅~。」
などなど。

そして、バイト全員の総意で、和牛のイメージダウンを防ぐ為にも、出馬を諦めてもらおう。
そして、それを代表のあたしが賢志郎君に直接話すとなったのだ。
(何故か賢志郎君とあたしは友達設定)

みんなに託されてしまい後には引けず、でも賢志郎君のお父さんの悪口になる訳で、どういう風に伝えたら賢志郎君を傷付けずに済むだろう…と、悩んで悩んで寝られなくなるという夢を、寝ながら見た。

なんでいきなり、賢志郎君のお父さんが出て来たのか、全く分からない。

途中で目が覚めて、もう一つ夢を見た。

それには、ニッポンの社長のケツ君が出てた。

でも、内容はすっぽり抜け落ちて、こちらは全く覚えて無い。

なんで、ケツ君の夢を見たか?

これは明らかだ。

『ゲストシュタイン』にニッポンの社長が出てたからである。

まだネタ部分しか見てない。

コーナーではどうやら、大ヒット韓国ドラマの「イカゲーム」を模したゲームをしてるらしい。

絶対にイカゲームを見といた方が楽しめるに決まってるが、あたしは見ていないのだ。

まさか、イカゲームを見てない弊害がこんな所に現れるとは。

しかし、『イカゲーム』ってタイトルどうよ?

それも、ドラマを見れば解決すんのか?

イカゲーム。
イカゲーム。
嗚呼、イカゲーム。