THE Wの天才ピアニスト。

遅ればせながら『THE W』の感想を少し。

と言っても、途中までしか見れてないんだけど。

天才ピアニストの一本目のコントが無茶苦茶面白くて、かつ感動した。

昔、漫才劇場で一度だけ天才ピアニストの漫才を観た事あるのだけど、正直どんなネタだったか覚えてない。

どうしても、ますみちゃんがやる上沼恵美子さんの物まねばかりクローズアップされるので、初めて見る天才ピアニストのコントってどんなだろ?と思って見てたら、エグかった。

ドアの開閉時の強度チェックって、有りそうでホンマに有るんだか無いんだか分からない、「よ~こんな設定思い付いたな。」って絶妙の設定。

ますみちゃんがドアを開けて演じてるおばちゃんが、竹内ちゃんが初めてツッコんだ時に、同じ職場の人だと分かった時の可笑しさ。

意外性とちょっとした爽快感と。

ますみちゃんの芝居の上手さもさる事ながら、竹内ちゃんのツッコミが無茶苦茶上手かった。

竹内ちゃんの見た目も相まって、少年っぽいカラッとしたツッコミが、ますみちゃんの醸し出すコテコテ感と絶妙のバランスになってると思う。

最初はますみちゃんのやる事にダメ出ししてたのに、いつの間にか肯定してしまってるその移り変わりも凄い自然で。

面白かったなぁ。

それでもBブロック最終的には敗退してしまうんだもんな。

なんか『THE W』今年、急にレベルが上がった様に思う。

でも最終決戦まで天才ピアニストは勝ち上がったので、2本目はどんなだろ?と思ってたはずが、そっからの記憶が無い。

タツで寝てもーたらしい。

なもんで、優勝したオダウエダの2本目のネタも見てないので、なんで優勝がオダウエダなんだみたいな意見がSNSで頻繁に飛び交ってるのも、「そーなんか。」としか言えないんだけど。

でも、二択で勝ち負けを決めて行くあのシステムは、見てる方は分かりやすいけど、審査員とやってる方は無茶苦茶キツいやろな。

7-0になってしまう事もある訳で…。

実際に天才ピアニストとヒコロヒーの時がそうだった。

一票も入らなかったら、全否定された様な落ち込み方してまうんじゃないかと、ちょっと心配してしまう。

決勝進出者の顔触れを見た時に、あたしは優勝候補はヒコロヒーかなと思ってた。

でも、審査員のリンゴさんが言ってた様に、かなり緊張してる感じが伝わって来てしまって、見ててこっちもちょっとドキドキしてしまったのよな。

それと、これも緊張からなのか、だいぶいつもより早口だった気がする賞レースの難しさ。

全部最後まで見た訳では無いので、あまり語る資格は無いけれども、一つどうしても思ってしまうのは、開催時期を11月にするべきなんじゃないかという事。

だって、女芸人さんはこの大会に1年ずっとかけて頑張って来てるのに、1週間も経たない内にM-1グランプリが開催されてしまうと、話題が全部M-1グランプリで消されてしまう。

やっと立った女芸人の頂点。

もっともっと、世の中の話題になる期間は長くていい。

と言う訳で、オダウエダ優勝おめでとう。

天才ピアニスト、来年頑張れ。

ナイツの塙さんが、ラジオで「キングオブコントでも勝てるくらいのネタ」的な褒め方してたよん。