よしもとオールスターズ。
ようやく、近所の桜が7分~8分咲きまでこぎ着けた。
大阪や京都ではそろそろ散りかけてるのに、去年の年末の大寒波が響いてるのか、今年は本当に満開になるのが遅い。
午前中、彦根に向かう途中で満開の桜を見つけて、思わずパシャリ。
桜って本当に人の心をわくわくさせる魔法を持った木だ。
さて、長い長いと聞いてたので、休みのまとまった時間がある時でないと観れないわと思っていた、吉本興業創業110周年公演、伝説の一日の『さんまの駐在さん』を観た。
冒頭、同じく駐在さんの格好をした今田さんと岡村さんが出て来て、岡村さんからまさかの「子供が出来ました。」宣言。
会場から「ええっ!」と言う大どよめき。
しかも、てっきり奥さんが妊娠中と思わせておいての、もう生まれて結構経ってると白状すると、更にひときわ大きい「ええ~~っ!」の声。
よしもとにも言わず、(こんなビッグタレントが事務所に報告しないって事あるんや。)この伝説の一日のさんまの駐在さんの舞台で発表したかったと言う岡村さんの気持ちが、この日スーパープレミアチケットと化したチケットを運良くゲット出来たお客さんにとっては、堪らないサプライズを生む事になった。
そして、このビッグサプライズは、事あるごとにさんまさんからのツッコミを派生させて、ひたすらイジられてた。
個人的には「今朝、ロボットに〝行ってきます〟言うて出て来た俺の気持ちが分かるか。」と言った今田さんに爆笑する。
それにしてもまさしく、よしもとオールスターズ。
豪華の極み。
すんごい人数の芸人さんが次から次へと登場。
とにかく、さんまさんのバイタリティーと言うか、エネルギーと言うか、お笑いに対する貪欲さがもう桁違いに凄い。
出て来る芸人さん出て来る芸人さんに対して、振って振って振りまくる。
出演してる芸人さん本人は自分のターンは終わったと思って、下がり掛けたらもう1回来る。
これはもう、さんまさん自身がお笑い中毒なのもあるけど、お客さんに笑って欲しいと言うサービス精神と、その芸人さんの持ちギャグを振ってあげて、見せ場をちゃ~んと用意してあげるさんまさんの優しさ以外の何物でも無い。
とにかく、とてつもないお笑い怪獣だった。
そんなさんまさんの右手となるのが、明石家電視台のレギュラーメンバーの中川家さんや次長課長さん。
そして、我らがアインシュタインにアキナもちゃ~んと出番を貰っている。
もう3年前になるのか。
COOL JAPAN PARK OSAKAのこけら落とし公演だった前回のさんまの駐在さんに、当時大阪の若手で人気のある芸人として呼ばれて、この舞台に大抜擢されたアインシュタインとアキナ。
あのさんまの駐在さんをきっかけに、ハッキリとアインシュタインは人気者に駆け上がって行った、思い入れのある舞台。
その舞台に、吉本興業創業110周年の記念すべき舞台に、再び出演してるアインシュタインの姿は誇らしくて尊い。
くそ~~。
生で観たかったぜ。
前回も今回も高校生役で登場したアインシュタイン。
前回はベージュのブレザーにチェックのパンツだったけど、今回は学ラン姿。
学ラン姿のアニキは本当に若い。
まず3年前に、さんまさんにドハマリするきっかけになった、稲ちゃんへのゾンビイジりの後、アニキの為に用意されたゾンビツッコミの後の
「こんなシュッとしたゾンビがおるかいっ!」の台詞。
もう気持ちと気合入り過ぎて、いつもの倍以上の声量で叫ぶアニキ。
パチパチ👏パチパチ👏。
「良く出来ました!」
「褒めてつかわすで。」
「ああ見えてこいつもう四十やで。」とツッコまれてたのもまたいとおかし。
その後の若手芸人を震え上がらせる物ボケタイムで、ランドセルを背負って「こんなんGUCCIから出たんや。」でも笑いを取ると、「お洒落やわぁ~。」と今田さんにツッコまれて、実に嬉しそうなアニキ。
物ボケに大喜利が苦手なアニキにしては上出来なんである。
ファンとしては非常にホッとするもんなのであります。
他にも、EXITに見取り図にマヂカルラブリーに空気階段まで高校生役として登場する贅沢さ。
元は2時間半の予定の舞台が、二幕に入ってから巻きに巻いて、それでも3時間半の長丁場の舞台となった。
でも、どの場面を切り取っても笑って笑って無茶苦茶楽しい最高の舞台だった。
あ~あ。
生で観れたお客さんが心底羨ましい。
次はいつになるか分からないけど、今度こそチケットゲット出来るように、今日から身を清めて精進して生きて行こうと思った次第です。